2014年2月28日金曜日

2・28付沖縄タイムスの社説が石原環境相の暴言を批判

2月26日衆院予算委員会で発せられた石原環境相の「耳を疑う暴言」を、沖縄タイムスが社説で批判しました。以下、一部を抄出します。

 〈石原伸晃環境相が、衆院予算委員会で耳を疑う見解を示した。政府が目指す沖縄本島北部を含む「奄美・琉球」の世界自然遺産の登録に、名護市辺野古沿岸海域や大浦湾を追加する可能性を問われ、こう否定した。
 「ユネスコのルールにのっとって、守るべきものがいないところを、政治的な問題として後から加えることは環境省として考えていない」
 辺野古沿岸海域や大浦湾には、国の天然記念物ジュゴンが生息する。ジュゴンは、環境省が絶滅危険性の極めて高い「絶滅危惧種IA類」に指定している。国際自然保護連合(IUCN)は過去3回にわたって、ジュゴン保護を求める勧告を出している。
 辺野古海域のジュゴン保護の重要性は国際的にも広く認知されている。そうした中、ユネスコの基準に照らし、石原氏が「守るべきものがいない」と断言するのは疑問だ。
 安倍政権は一丸となって辺野古沿岸部での普天間代替施設建設を推進する方針だ。反対行動を想定し、刑事特別法の適用も検討している。
 地元の民意を無視して建設推進に前のめりになり、環境や人権への配慮を欠くようなことがあってはならない。〉


 ◆社説[石原環境相発言]ジュゴン保護は責務だ  2・28 沖縄タイムス
   http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=63809

※ 環境省は同省HPの「MOEメール」というサイトで意見を受け付けています。みんなで抗議しましょう。編集部
  https://www.env.go.jp/moemail/

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