次期知事選の対決の構図が急速に姿を現わしてきました。仲井真知事はまだ出馬の意思表示をしていませんが、今月の県議会中に態度を表明すると報道されています。8日には宜野湾市で「仲井真弘多知事に感謝する大会」が開かれましたが、そこでは知事側が要望し、知事自身が発言しました。6・9付沖縄タイムス記事「「仲井真知事に感謝」辺野古埋め立て承認支持で大会」がこう伝えています。
〈仲井真沖縄県知事は「名護には苦労をかけるが、宜野湾が苦労してきたことを解決するのは政治家の端くれとして当然やるべき義務だ」として普天間の危険性除去と固定化の阻止の重要性を強調。埋め立てを承認する一方で政府に要請した5年以内の運用停止について「確実に実現できる」と述べた。〉
また知事は同日夜、県内13市町村の首長と議長が招いた激励会に出席し、そこでは出席者から「知事が3選出馬するなら全力で支える」との発言が相次ぎました。
次期知事選での知事の基本戦略はとにかく「辺野古」を争点にしないことです。埋め立て承認の責任が問われることを避けたいのです。このところ「普天間移設」問題はもう終ったも同然と言わんばかりの主張をしているのはそのためです。
しかし、対立候補は「辺野古移転阻止」を最大の争点とし公約に掲げます。ですから、知事選は辺野古新基地建設問題に深いかかわりをもっています。
〔参考記事〕
◆「仲井真知事に感謝」辺野古埋め立て承認支持で大会 6・9 沖縄タイムス
◆仲井真氏支援を確認 13首長ら、知事選にらみ激励 6・9 琉球新報
◆仲井真知事 12首長が激励「出馬なら支援」 6・9 沖縄タイムス
◆仲井真氏続投望む声、動き活発 6・9 沖縄タイムス
0 件のコメント:
コメントを投稿