【辺野古の現状】
●１７日に最初の調査地点に設置されたスパット台船上で海底を掘削するボーリングが始まりました。この台船の周囲にはフロートが設置されていますが、防衛省はさらに台船そのものをネットで覆い防御を固めました。それだけではありません。もう１基の台船の組み立ても始まりました。
１８日付読売がこう報じています。
〈１８日は午前１１時過ぎから、埋め立て予定地の海域で台船１隻を足場にして掘削を開始した。午前１１時半頃には陸上部分でも掘削を始めた。調査期間は１１月３０日までだが、政府は、沖縄県知事選（１１月１６日投開票）への影響を避けるため、知事選までに終えたい考えだ。〉
海上のみならず陸上でも掘削を始めたのですが、これは政府が調査を極度に急いでいることを示しています。「政府は、沖縄県知事選（１１月１６日投開票）への影響を避けるため、知事選までに終えたい考えだ」とあるのは政府の意図的リークによるものでしょう。調査を１１月３０日までに終えるのでは遅すぎる、投開票日の１６日以前に終えよ、ということです。この調子ではとにかく手続きをはしょって、形だけの「調査」になるでしょう。
しかし政府の強圧的な姿勢がいよいよむき出しになり、仲井真知事が埋め立て承認を屁理屈で正当化すればするほど、知事の三選はどんどん遠のきます。
〔参考記事〕
◆【電子号外】辺野古 掘削開始 防衛局、１６カ所で予定 ８・１８ 琉球新報
◆辺野古埋め立て 掘削作業に着手 きょうから本格化 ８・１８ 琉球新報
・動画あり
海上に設置されたスパット台船で掘削調査の準備をする作業員ら＝１７日午後５時１０分、名護市辺野古のキャンプシュワブ沿岸（毎日新聞ヘリから、山城博明撮影）
◆台船さらに１基組み立て 掘削作業準備進む ８・１８ 琉球新報
写真 ２台目のスパット台船の組み立てが始まる現場海域＝１８日午前９時前、名護市辺野古
◆辺野古沖、掘削作業始まる＝普天間移設で沖縄防衛局 ８・１８ 時事
写真 台船足場で海底ボーリング調査を行う作業員＝１８日午前、沖縄県名護市辺野古沖
◆辺野古掘削調査開始 知事選前の終了目指す ８・１８ 読売／九州
写真 海上保安庁のボートが警戒する中、米軍キャンプ・シュワブの沿岸部で始まったボーリング調査（１８日午前１１時２２分、沖縄県名護市で）＝中司雅信撮影
◆辺野古新基地：ボーリング調査に着手 ８・１８ 沖縄タイムス
写真 スパット台船を使用し、ボーリング調査が始まった辺野古沿岸＝１８日午前１１時２０分ごろ、名護市辺野古
◆辺野古で海底の掘削開始 沖縄防衛局、普天間移設 ８・１８ 共同
◆辺野古、海底調査に着手 沖縄知事選控え反発必至 ８・１８ 東京
写真 辺野古沖の海上に設置された、海底ボーリング調査用の台船。奥は米軍キャンプ・シュワブ＝１７日午後、沖縄県名護市で
◆辺野古沖でボーリング調査始まる 海保が反対派阻止 ８・１８ 朝日
写真 スパット台船での掘削作業が開始され、辺野古沖での海底ボーリング調査が始まった＝１８日午前１１時２０分、沖縄県名護市、藤脇正真撮影
◆辺野古:掘削調査に着手 防衛省、１１月終了目指す ８・１８ 毎日
写真 別の台船（奥）が組み立てられるなどボーリング調査に向けた準備が進められている米軍キャンプ・シュワブの沿岸部＝沖縄県名護市辺野古で２０１４年８月１８日午前１０時２７分、本社ヘリから和田大典撮影
◆辺野古新基地:県議アンケート 国の強行 反発強く ８・１８ 沖縄タイムス
◆辺野古 きょうにも掘削 海上に作業台船 ８・１８ 沖縄タイムス
写真 辺野古沖の海上に設置された、海底ボーリング調査用の台船。奥は米軍キャンプ・シュワブ＝１７日午後、名護市で共同通信社ヘリから
◆辺野古新基地：スパット台船にネット ８・１８ 沖縄タイムス
◆スパット台船移動し、固定 掘削調査開始へ ８・１７ 琉球新報
◆在日米軍再編:普天間移設 ボーリング調査、足場の台船設置 ８・１８ 毎日
◆辺野古沖、１８日にもボーリング調査 防衛局が台船設置 ８・１７ 朝日
◆ボーリング調査向け足場設置完了 ８・１７ ＮＨＫ沖縄
◆辺野古ボーリング調査の台船を設置 ８・１７ ＱＡＢ
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