2014年8月31日日曜日

News:元国防次官補のナイ氏「沖縄の基地 脆弱に」


【ジャパン・ハンドラー、ジョセフ・ナイの見解】

9・1付琉球新報記事「「在沖基地は脆弱」 ナイ氏寄稿 日米同盟再考求める」にこうあります。

 

 〈【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米民主党系の対日政策に強い影響力を持つジョセフ・ナイ元米国防次官補がこのほど米ニュースサイト「ハフィントン・ポスト」に寄稿し、「多くの日本人は日米同盟の非対称性に憤りを抱いており、特に沖縄の基地負担に対する怒りもある」と指摘した。ナイ氏は「中国のミサイル技術が発展し、沖縄の米軍基地は脆弱(ぜいじゃく)になった」とも指摘。沖縄に米軍を集中させる理由として日米両政府が説明してきた「地理的優位性」が、実際は乏しくなり続けていることもあらためて認める形となった。〉

 

 中国軍が沿岸部に配備しているミサイルを使用すれば沖縄の米軍基地がたちまち壊滅することは、軍事の専門家でなくても理解できることです。沖縄は中国ののど元に匕首を突きつける位置にありますが、逆に見れば、極端に叩かれやすい位置にあるということです。沖縄にとっての安全保障は米軍と自衛隊の全面撤退によってこそ成り立ちます。


〔参考記事〕

「在沖基地は脆弱」 ナイ氏寄稿 日米同盟再考求める 9・1 琉球新報

 ・記事の一部

 【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米民主党系の対日政策に強い影響力を持つジョセフ・ナイ元米国防次官補がこのほど米ニュースサイト「ハフィントン・ポスト」に寄稿し、「多くの日本人は日米同盟の非対称性に憤りを抱いており、特に沖縄の基地負担に対する怒りもある」と指摘した。ナイ氏は「中国のミサイル技術が発展し、沖縄の米軍基地は脆弱(ぜいじゃく)になった」とも指摘。沖縄に米軍を集中させる理由として日米両政府が説明してきた「地理的優位性」が、実際は乏しくなり続けていることもあらためて認める形となった。

  論文寄稿は8月7日付。ナイ氏は「日米は同盟の構造を再考しなくてはならない」と強調した。同盟の将来像について、安倍政権が集団的自衛権の行使容認に踏み切ったことを「前進」と評価。この文脈で在日米軍基地について「次第に日本の管理下に移していき、米軍はこれらの施設をローテーション(巡回配備)することが長期的なゴールだ」と指摘した。

 

 

 
 
 

 

〔参考記事〕


「沖縄の基地 脆弱に」ナイ氏米誌で警鐘 8・31 沖縄タイムス

 ・記事の一部を引用

 
 【平安名純代・米国特約記者】元国防次官補のジョセフ・ナイ氏(現米ハーバード大学教授)が米誌に寄稿し、中国の弾道ミサイルの発達で在沖米軍基地の脆弱(ぜいじゃく)性が高まっていると警鐘を鳴らしていたことが分かった。将来的には日本が在日米軍基地を管理し、米軍は各拠点を巡回配備(ローテーション)すべきだと主張している。

 

 

 

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