【知事選争点のすり替えに必死の産経の「正論」】
●安倍政権に迎合し右への突出を牽引することが社是の産経新聞の記事「【正論】
沖縄知事選では「中国」も問え 東海大学教授・山田吉彦」の冒頭部分はこうです。
〈沖縄県知事選挙が11月に行われる。沖縄の地元紙は、知事選の争点を米軍の普天間基地の辺野古移設の是非のみに絞っているようである。基地問題が重要であるのは確かだが、この議論だけに選挙の帰趨(きすう)がかかってきそうな方向にあることには違和感がある。
在日米軍の問題は、沖縄だけではなく日本全体で考え、外交、防衛政策とも関係するから総合力をもって取り組むべき事項だ。安倍晋三政権も国家主要課題の一つとして取り組み始めている。
沖縄知事選はそれ以上に、海洋国家、日本の行く末を左右する重要な意味を持つ。そこに多くのメディアは目を向けようとしない。沖縄は中国が強い関心を示す地政学的な位置にもあるのだ。〉
これも政府・防衛省が口を酸っぱくして強調する「沖縄の地政学的優位論」に加担する暴論です。この「正論」は不快なものですが、「本土」による沖縄に対する構造的差別を考察する上でなにがしかの参考にはなります。
〔参考記事〕
◆【正論】 沖縄知事選では「中国」も問え 東海大学教授・山田吉彦
9・19 産経
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