2014年10月11日土曜日

【特報 沖縄防衛局が辺野古沿岸部でのボーリング調査の調査地点を3カ所増やす】

沖縄防衛局が10日、辺野古沿岸部でのボーリング調査の調査地点を3カ所追加するため入札の手続きを始めました。NHK沖縄が報じました。

 沖縄防衛局はこれまで強行されてきた21地点の調査は11月30日までに終えるとしてきましたが、今回追加された3カ所について、NHK沖縄は調査完了の期限を「来年の3月末まで」と報じています。記事にこうあります。

 

 〈調査地点の追加について、防衛局は、「当初予定していた21地点の調査で工事の設計に必要なデータは得られるが、埋め立て工事を本格的に進めるにあたってより詳しい分析を行うため」としています。〉

 

 これは明らかに当初の計画の杜撰さを隠すための強弁です。

 

 防衛局はもともと予定した21地点について海域での調査を減らし陸域での調査を増やして調査を終えようとしましたが、そんなやり方でまともな調査ができるのかどうか疑問視する報道もありました。

 

 今回の調査地点3カ所追加はそのような強引な手法に問題が起きたからであるかもしれません。あくまで推測ですが。

 

 

沖縄防衛局が海底ボーリング調査の調査地点を3カ所追加することで調査全体の遅れは必至です。知事選を前に仲井真知事は「調査は終った。さあ埋め立てだ」と言えなくなったのですから、この事態は安倍首相・菅官房長官らにとっても打撃でしょう。

 それもこれも県民の強い支持を受けている辺野古現地での奮闘が生んだことです。

 

〔参考記事〕

ボーリング調査地点追加へ 10・10 NHK沖縄 ・動画あり

アメリカ軍普天間基地の移設先とされている名護市辺野古沿岸部で行われている海底のボーリング調査について、沖縄防衛局は、より詳しい分析を行うためとして、調査地点を3か所追加することになりました。

普天間基地の移設先とされている名護市辺野古沿岸部では、ことし8月から埋め立て工事の前提となる海底のボーリング調査が行われ、沖縄防衛局は、先月までに調査予定の21の地点のうち12の地点で調査を終えました。

防衛局は、比較的水深の深い残りの9地点についても、準備が整い次第、調査を始める方針ですが、これとは別にあらたに調査地点を3か所追加することを決め、10日、入札の手続きを始めました。

 

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