〈防衛局は埋め立て予定海域の地質の状態を調べるため、当初は海域21カ所での掘削調査を計画。
その後、阻止行動の影響が大きい浅瀬での作業を効率的に進める目的で、陸域5カ所と海域16カ所での調査に修正した。実施設計などを進める中で、新たに海域3カ所での調査が必要と判断した。〉
防衛局が陸域5カ所と海域16カ所の調査では不十分であると認めた形ですが、何がどう不十分であるのかは明らかにされていません。
辺野古新基地は仮に完成すれば半永久的に運用されますが、そうであればあるだけ米軍は堅固で安定した滑走路を求めるはずです。しかし辺野古沿岸域の地盤は隆起サンゴ礁でできているはずですから非常に脆弱で不安定と思われます。
埋め立て計画への米軍の介入の有無などは報道されませんが、今回の調査3地点の追加は少なくとも従来の調査方法では上に安定した滑走路を乗せられる固い埋め立ては実現できないことを暴露したのではないかと思います。
ズブズブの埋め立て地にペコペコの滑走路というわけにはいかないでしょう。滑走路は数箇所に穴が開いたりへこんだりすると使用不可になります。
〔参考記事〕
◆辺野古ボーリング、3地点追加調査へ 10・11 読売/九州
・記事の冒頭を引用
沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先となる同県名護市辺野古沿岸部で進めているボーリング調査で、沖縄防衛局は10日、調査地点を3か所追加するための入札を公告した。
◆辺野古掘削新たに3地点 防衛局が入札公告 10・12 沖縄タイムス
・記事から
沖縄防衛局は10日、米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設で、キャンプ・シュワブ沿岸の海底ボーリング調査で新たに3カ所での掘削調査を実施する業務の一般競争入札の公告を始めた。
ボーリング調査3本と鉛直の磁気探査約30メートル。12月9日に開札し、履行期限を来年3月31日としている。
〔関連参考記事〕
・既報ですが重要なので再録
◆ボーリング調査地点追加へ 10・10 NHK沖縄 ・動画あり
0 件のコメント:
コメントを投稿