◆「抑止力」と「危険性除去」を県民はどう判断 10・30 産経
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写真 沖縄県知事選が告示され、立候補者の第一声を聞く有権者=30日、那覇市
辺野古移設に反対する翁長氏は日本全体で基地負担を分かち合うべきだと主張する。ただ、移設の代替案は「沖縄が探すべきという発想が違う」として言及せず、危険性除去にも具体策を何ら提示していない。
普天間飛行場は「賞味期限切れ」で固定化はされないとの認識も示した。普天間はオスプレイに充てている格納庫や滑走路は老朽化しているが、辺野古移設を見据え、大規模な改修を控えてきた。在沖海兵隊幹部は「辺野古移設の実現に疑問符がつけば改修を要求する」と明言している。「賞味期限」が延びることは固定化を意味する。
中国と北朝鮮の脅威をにらみ、有事に米海兵隊戦闘部隊を展開させる機動力を担保するには普天間飛行場の輸送機能を沖縄に維持することが欠かせない。抑止力と危険性除去を両立させるには「苦渋の選択」(仲井真氏)である辺野古移設しかないが、県民はどのような判断を下すのか。(半沢尚久)
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