2015年3月1日日曜日

大成抗議キャンペーン:3月3日東京本社当て質問要請書―参考まで


201533

大成建設株式会社

代表取締役 山内隆司様

Stop!辺野古埋め立てキャンペーン

                                                                   共同代表:加藤宣子 芦澤礼子 中村利也

 

辺野古新基地建設(仮設工事)の中止と

質問への回答を求めます。

 

 私たちStop!辺野古埋め立てキャンペーンの大成建設()本社への抗議要請も5回目となりました。私たちの抗議が全国に広がっていることはすでにご承知だと思いますが、今回は那覇営業所、福岡支店、名古屋支店でも抗議要請をします。辺野古への基地建設反対の市民の声は根強く、日本全国に拡がっています。沖縄県民のみならず日本全国の市民の声を担当者の「回答する立場にない」という一言で済まされるものではありません。

私たちは引き続き、御社が60億円もの金額で仮設工事を請け負った辺野古キャンプシュワブの埋め立て工事の中止、新たに御社を含む共同事業体が145億円で受注したとされる中仕切護岸工事の契約辞退を求めます。

中仕切護岸工事は、県民の総意と翁長沖縄県知事の英断により工事が止まった際、沖縄県に賠償を求めるための策略だとも言われています。そのような卑劣な行為を(たとえ国からの要請だとしても)私たちは黙って見ているわけにはいきません。とても御社のような社会的影響力のある大企業のすることではありません。民主主義を求めて安倍政権に真っ向から向き合う沖縄に対する差別としか言いようがありません。

辺野古現地では海上・陸上で命がけの激しい阻止行動・抗議行動が続けられています。現場の作業員はそれを知っているはずです。米軍基地建設に加担せざるを得ない自分たちと、それを止めようと行動する市民の行動に、心の中で矛盾を感じていると思います。社長は「自然との調和を大切にしながら、より豊かな未来を築くこと。それは私たち、社会共通の願いです。大成建設は、次の世代へと受け継がれていく新しい価値の創造を目指して、これからも真摯な姿勢で事業活動に取り組んでいきたい。」と言っていても、実際は、たくさんの命をはぐくむ豊かな海を埋め立て、米軍基地を建設し、それがひいてはたくさんの命を奪うことにつながることは、社員の皆さんも理解し苦しんでいると思います。そんな仕事をしたくないと思っているでしょう。

私たちは、あらためて以下の点について貴社の見解を求めます。

 

1、辺野古基地建設には、翁長知事を初め大半の沖縄県民が反対していることをどのようにお考えでしょうか?

2、辺野古の海の環境破壊につながる米軍基地建設工事を請け負ったことと、貴社掲げる「生物多様性宣言」との整合性をどのようにお考えですか?

3、貴社には、多額の税金を投入して行われる公共事業を請け負った企業のとしての社会的責任、説明責任があるとはお考えになりませんか?

4、私たちの要請や疑問に対し「お答えする立場にない」とする理由は何ですか?

0 件のコメント:

コメントを投稿