2014年3月12日水曜日

News:在沖海兵隊の削減計画

3・10付沖縄タイムス記事「在沖米海兵隊のハワイ移転不透明」にこうあります。
 〈米太平洋軍のロックリア司令官は昨年3月、下院軍事委員会に提出した書面証言で、20年までにグアムへ4700人、26年までにハワイへ2700人が移転すると言明。米本土とオーストラリアへの移転を予定している残りの移転時期については言及しなかった。〉
 オーストラリアへの移転は2500人と琉球新報(出典:末尾)が伝えています。ですから沖縄の海兵隊はどんどん削減されることになっているのです。
 しかしタイムス記事は同時に次のように報じています。
 〈【平安名純代・米国特約記者】米軍普天間飛行場などに駐留する在沖米海兵隊のグアム移転計画で、2026年までに2700人をハワイに移転させる計画が具体化していないことが8日までに分かった。名護市辺野古沿岸に普天間の代替施設が建設されても、グアムやハワイなどの各拠点における受け入れ態勢がいつ整うかは不透明で、普天間の使用継続がさらに長引く可能性もある。〉
 移転の遅延はグアムについても同じで、それは主として米国家財政が破綻に瀕していることによって軍事費を大幅に削減せざるを得ないからです。一方、3・10付琉球新報記事「米海兵隊総司令官、基地建設「歓迎されず」」はこう報じています。
 〈【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米海兵隊トップのエイモス総司令官は、このほど行った米紙とのインタビューで、海上を拠点とした作戦行動が今後より重要になるとの見解を示した。その理由について「同盟国の中でさえも、彼らの土地を占拠し、基地を造ることは年々歓迎されなくなっている」と述べ、米国外での大規模駐留は地元の反発を招くと指摘した。〉
「同盟国の中でさえも、彼らの土地を占拠し、基地を造ることは年々歓迎されなくなっている」ことがわかっているなら、辺野古に海兵隊の新基地を押しつけることは止めてもらいたいものです。米軍の戦闘形態はすでに空・海軍中心に変わっていて、海兵隊は米軍内で「前世紀の遺物」とか「お荷物」といわれています。編集部

〔以下、参考記事紹介〕

◆在沖米海兵隊のハワイ移転不透明 3・10 沖縄タイムス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140310-00000008-okinawat-oki

◆「米海兵隊総司令官、基地建設「歓迎されず」」  3・10 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-221026-storytopic-3.html

・昨年の琉球新報記事から

◆米海兵隊、豪に揚陸艦配備計画 沖縄駐留の必然性低下 2013・11・10  琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215067-storytopic-3.html

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