2014年6月17日火曜日

News:沖縄タイムスが辺野古新基地に軍港併設が決まったいきさつを暴露!


安倍政権は名護市辺野古に押しつけようとしている米海兵隊の新基地を普天間基地の「代替施設」と呼び、まるで飛行場の移設であるかのように宣伝していますが、それは真っ赤なウソです。飛行場は計画されていますが、それに軍港が併設されます。その先例としては米海軍岩国基地を挙げることができます。

 6月16日付沖縄タイムスが米軍の内部文書を入手し、重要な事実を暴露しました。記事「米、05年に軍港機能構想 普天間代替施設」から一部を抄出します。 

 〈米軍普天間飛行場の代替施設をめぐる2005年の在日米軍再編協議で、在日米軍幹部が中間報告の直前に起案した新基地の建設計画に、ホーバークラフト型揚陸艇(LCAC)や高速輸送船(HSV)が運用できる軍港機能の整備の必要性を明記していたことが15日、沖縄タイムスが入手した米軍の内部文書で明らかになった。沖縄防衛局が昨年、県に提出した名護市辺野古の埋め立て申請書には、揚陸艇が出入りできる斜路を代替施設に設置する計画が示されており、米側の当初構想通りに軍港機能と一体化した施設整備が進んでいることが浮き彫りになった。

 本紙が入手した文書は、在日米軍幹部がラーセン在日米軍副司令官に宛てた「沖縄における米海兵隊の北部統合」。作成日は05年8月1日で、日米が代替施設の形状をキャンプ・シュワブ沿岸部の「L字案」で合意した中間報告の約3カ月前に当たる。

 同文書によると、米軍側は軍港機能では「シュワブでLCACとHSVが利用できるランプ(斜路)」の設置を求めている。水陸両用の揚陸艇が出入りするための斜路は、防衛局が埋め立て申請書の中の「理由書」に記載しており、米側の構想を裏付けている。〉 

 〈同文書では、1999年に閣議決定された辺野古の沖合に代替施設を造る旧計画(従来案)にも触れ、県と名護市が条件とした15年使用期限は、米軍再編に伴い「取り消されるべきである」と指摘。実際に、2006年の米軍再編最終報告に伴い、使用期限は破棄された。〉 

 新基地建設を進めているのは日本政府ですが、上のスクープは日本政府が米軍の言いなりに軍港を併設する新基地を計画した事実を明らかにしています。なお新基地には現普天間基地にない弾薬装てん場も設けられます。 

〔参考記事〕 

米、05年に軍港機能構想 普天間代替施設 6・16 沖縄タイムス 

 

 沖縄タイムスの記事にある高速輸送船、HSVについては、リムピースの下記情報が役立ちます。写真が添付されています。
 

 岩国行き機材、高速輸送艦に積み込み リムピース 14・6・12 更新

 

 

 
 

 

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