2014年7月17日木曜日

News:今になって全貌を現わし始めた辺野古新基地建設計画


7・16付沖縄タイムス記事「シュワブに家族住宅 米海兵隊が建設案」および「負担軽減 蚊帳の外 シュワブ家族住宅」にご注目を。前者記事にはこうあります。 

 〈【平安名純代・米国特約記者】米海兵隊が名護市のキャンプ・シュワブ内に家族住宅を建設する計画を立案していることが15日までに分かった。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を定めた現行計画には家族住宅の建設案は含まれておらず、これから日本政府と再交渉する方針を明記している。

 米海兵隊は、昨年まとめたアジア太平洋地域における計画書「2025戦略展望」の中で、同施設内に家族住宅を備える必要性について言及。

 「キャンプ・シュワブに普天間代替施設を建設する2国間の現行基本計画には、米軍家族住宅は含まれていない」と指摘した上で、日米がすでに合意済みの同計画に同案を盛り込むには、「日本政府との再交渉が必要で、数年の遅延が生じる可能性がある」と補足している。建設予定地や棟数などの詳細は記載されていない。〉
 

 共同通信がつい先日暴露したばかりですが、同通信が入手した2008年作成の米政府内部文書にある計画図案は、キャンプ・シュワブに通じる国道329号の内陸側の森林地帯に建設される多数の軍関連施設や、辺野古ダム貯水池の周辺に新設される兵員宿舎や運動場などを描いています。
 

 編集者は辺野古新基地計画の全貌はまだ明らかではないと感じていましたが、実際、新基地は軍港を併設する巨大な飛行場を建設するだけではなく、キャンプ・シュワブ内施設の新設・拡張を含めた基地機能強化構想であることが明らかになってきました。

 しかも話がこれで終るという保証はありません。日米両政府が内々に合意していることはまだまだありそうです。
 

〔参考記事〕 

シュワブに家族住宅 米海兵隊が建設案 7・16 沖縄タイムス
 
 

負担軽減 蚊帳の外 シュワブ家族住宅 7・16 沖縄タイムス
 
 

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