2014年7月29日火曜日

News:辺野古の海は新種の宝庫という重要な報道


7・27付朝日記事「辺野古の海は新種の宝庫 埋め立てで生態系損なう恐れ」は非常に大事な記事です。全文の熟読をおすすめします。 


〔参考記事〕 

◆◆辺野古の海は新種の宝庫 埋め立てで生態系損なう恐れ 7・27 朝日

 ・一部を抄出

 〈「埋め立ては取り返しのつかない愚行」 

 これまでに2度、防衛省などに埋め立て中止を求める要望書を出した日本生態学会の自然保護専門委員会委員長、加藤真・京都大大学院教授(生態学)に、大浦湾の自然の重要性について聞いた。

     

 大浦湾は人の手があまり入っておらず、多様な海底環境を擁する国内最後のサンゴ礁生態系が残っている。サンゴ礁生態系の象徴種ジュゴンや、そのえさでもある広大な海草群落(うみくさぐんらく)、内湾性のサンゴの健全な群落、アオサンゴの巨大コロニーがある。

 また、高さ7メートルにも達するマジリモクのような巨大な海藻の群落もある。サンゴ礁海域で、このような大型海藻群落があること自体が驚異だ。

 巨大なナマコや貝類、甲殻類など、次々に発見される未記載種、国内未記録種の存在が、この生態系の計り知れない価値を示す。

 日本は地下資源が乏しい国だが、海の生物多様性こそ宝であり、そのことに日本の為政者は気づいていない。琉球列島のサンゴ礁生態系と生物多様性は、まぎれもなく日本の最大の宝。それをみすみす埋め立ててしまうとは、取り返しのつかない愚行だ。

 沖縄防衛局は工事中も生物多様性に配慮するというが、埋め立てが始まれば大浦湾の生態系と生物多様性は大きく損なわれる。沖縄の未来や希望と引き換えに何を守ろうとしているのか、理解に苦しむ。〉 

 

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