2014年8月31日日曜日

【報告】辺野古でボーリング調査工事を行っている中央開発(株)への抗議行動報告


「辺野古でボーリング調査工事を行っている中央開発(株)への抗議行動報告」


                     STOP!辺野古埋め立てキャンペーン

 

小雨のパラつく中、集合場所の高田馬場駅に着くと、まず目に入ってきたのは、公安私服刑事の姿だった。その数15名位か。オイオイ、公安の方が多いじゃないかと、しばし気が滅入ったのだが、今日の行動に参加するのであろう人々も数多くいた。

 最終的には、当方は20数名の参加となった。3名で始めた「STOP辺野古埋立てキャンペーン」の呼びかけた行動にこれだけ多くの人々集まったことは、辺野古の海埋立てという暴挙にいかに多くに人々が怒りを覚え、何かしなければという思いに駆られたのか示していると思う。

 簡単な打ち合わせの後、雨の上がった歩道を、ジュゴンのバルーンを先頭に、歩いて中央開発本社に向かった。本社に着き、まず1階の受付電話で要件を告げると、予想に反して(!)「では下に参ります」との応答。出てきたのは718日に応対した金澤総務部長だった(それと86日に訪ねた際「お引き取り下さい」の一点張りの応対をした若手社員がカメラを撮っていた)。今日は門前払いか、と予想していたが、意外な展開。しかし、対応は丁寧でも、答えは通り一片のものだった。

 「巨額の公共工事、なおかつ大半の沖縄の人々が反対している工事をなぜ受注したのか、説明責任がある」「八重山諸島のサンゴ礁を守ろうという取り組みをしていながら辺野古のサンゴを殺す工事を行うのは企業の姿勢、理念としても矛盾するのではないか」「そうした問題の工事と十分に理解しながら自ら手を挙げて入札に応じた会社としての考えをお聞きしたい」「沖縄の人々にどのように説明するのか」など繰り返し追及した。しかし帰ってくる答えは、「防衛省が発注した工事を受注しただけ」「当社としては何もお応えすることはない」「受注した仕事には守秘義務がある」の繰り返し。「では会社として説明するつもりはないのか」「社会的責任があるとは思はないのか」、という問い詰めにも「そのように取られてもいい」と開き直る始末だった。

 結局40分位やり取りし、これ以上やっても同じだと判断し、用意した「抗議文」を読み上げ、社長に必ず渡すようにと念を押し、「応答」を打ち切った。

 その後、本社前で、中央開発社員、近所の住民、通行人に向けて抗議の宣伝活動を行った。何があったのか尋ねる道行く人もおり、関心を持ったようだった。

そして、今後も抗議の声を中央開発にぶつけていくことを広く呼びかけ、ボーリング調査を続ける限り、抗議行動を継続していくことを確認し、1時間ほどで今日の行動を終えた。

 初めての広く呼びかけた中央開発への抗議行動だったが、初めて参加した人も含め20数名の参加があった。辺野古現地でボーリング工事を実際に行っている本社への抗議行動、沖縄と連帯する東京での独自な闘いとして大きな意義があったのではないだろうか。

 

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