【オスプレイ状況】
●8・10付沖縄タイムス記事「佐賀オスプレイ:沖縄県、一喜一憂せず」から。
〈米軍普天間飛行場に配備されている新型輸送機オスプレイの佐賀空港への暫定移駐案を防衛省が当面見送る考えを示したことに、沖縄県内の関係者は9日、沖縄側に具体的な説明がない状態であることから、戸惑いや静観の姿勢をみせる。県の又吉進知事公室長は「佐賀県知事や県民の考えもある中で、一つ一つに沖縄側がコメントするのは適切ではない。それほどデリケートな問題だと認識している」と述べ、協議段階で一喜一憂しない考えを強調した。
仲井真弘多知事が昨年12月に沖縄の負担軽減策として、普天間飛行場の5年以内(2019年2月まで)の運用停止を要求。佐賀移駐は政府がみせた初めての動きだが、その難しさを露呈した形になる。〉
要するに知事の要求実現はのっけからつまずいたわけですが、もともと無理筋の話であることが明らかになったにすぎません。
稲嶺名護市長の次の指摘は実に的確にして辛らつです。
〈もともと、米側はオスプレイを移転させる意向はなかったはずだし、政府もこれまでオスプレイの運用について日本は口出しできないと言い続けてきたはずだ。それなのに突然、付け焼き刃のように他県に持っていくという話になった。県知事選を前に、仲井真知事の影響力につなげたいとの思惑があったのだろうが、あまりに稚拙すぎてみっともない。〉
〔参考記事〕
◆佐賀オスプレイ:沖縄県、一喜一憂せず 8・10 沖縄タイムス
◆[解説]負担減も米意向次第 佐賀オスプレイ 8・10 沖縄タイムス
◆佐賀オスプレイ:自民県連「急にはつぶれない」 8・10 沖縄タイムス
◆オスプレイ佐賀空港移駐案 見送り報道に戸惑い 8・10 佐賀
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