2014年9月15日月曜日

News:辺野古沖、海上保安庁の暴力続く

【〈へのこ〉の現場から】

 

辺野古の海で海保の非道な暴力行為が続いています。9・14付琉球新報記事「辺野古沖 海保暴挙に市民怒り 「令状主義違反」指摘も」にこうあります。

 

 〈保安官がフロートの外側で拘束する際、「犯罪を未然に防ぐため」と述べていたことについて、池宮城紀夫弁護士は「憲法や刑事訴訟法の令状主義に違反する予防拘禁に当たる」と説明。「憲法に保障される表現行為を犯罪扱いすることは、海上保安庁の職権乱用だ」と批判した。〉

 

 法によらない予防拘禁が白昼堂々と繰り返されています。

 

〔参考記事〕

辺野古新基地 フロート外で拘束 海保「犯罪を予見」 9・14 琉球新報

 ・記事の前半を引用

 

写真 海上保安庁のゴムボートに引き上げられる市民=13日午前、名護市辺野古沖

 

 【辺野古問題取材班】新基地建設が進む名護市辺野古沖で13日午前、カヌーに乗って抗議していた市民の少なくとも9人が海上保安庁に拘束された。全員、浮具(フロート)内には入っておらず、フロートより外側の浮標灯(ブイ)より離れた場所で拘束された市民もいた。フロートの外側での拘束について現場の海上保安官は「犯罪が予見される状況だった。犯罪を未然に防ぐため拘束した」と説明した。市民らは「海保は正当な抗議活動だということを理解していない」「われわれは犯罪者か」と批判した。

 

 

辺野古沖 海保暴挙に市民怒り 「令状主義違反」指摘も 9・14 琉球新報

 ・記事の前半を引用

写真 市民の首を押さえる海上保安官=13日、名護市辺野古沖 

 【辺野古問題取材班】新基地建設が強行される名護市辺野古沖で13日、工事区域を示す浮具(フロート)の外側で延べ12人以上が拘束された。海上保安庁はこの日「フロートから300メートル以内に近づくな」と市民らに警告し、フロートから離れた場所で次々と拘束した。その際、首を押さえたり、抗議船の鍵を取り上げるなど強引だった。市民らは「これだけ批判されても暴力的な態度や高圧的な言葉遣いをやめようとしない」などと怒りの声を上げた。

  カヌーより沖合で抗議していた市民の抗議船2隻に海上保安官が乗り込み、フロートから引き離した。うち1隻では保安官が鍵を取り上げてエンジンを止め、海保のボートで沖合にえい航した。

 

 

辺野古新基地:海保、事前排除に軸足 市民発言に敏感反応 9・14 沖縄タイムス

 ・記事の一部を紹介

 

写真 オレンジ色のフロートの前に並び、カヌー隊(手前)を排除する海上保安庁の黒色のゴムボート=13日午後1時10分ごろ、名護市辺野古沖

 

 職員数人は別の抗議船「かつ丸」にも乗り込み、船上にいた山城博治さんらを取り押さえた。もみ合いで唇を切った山城さんは「ひどい暴力。めちゃくちゃだ」。職員はさらにエンジンの鍵を抜き、ハンドマイクが使えないよう電池を抜き取った。

 9日に約70人がフロート内に入って以降、海保の姿勢が強硬になったと市民は口をそろえる。

 この日、職員が市民の首に手を掛けて怒鳴りつける動画も出回った。13日に拘束された男性(21)も「今までゴムボート上でも自由にビデオが撮れたのに、無理やり止められた。正しいことなら堂々とすればいいのに、何を恐れているのか」と批判した。

 

 

 

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