2014年10月17日金曜日

ルポ:基地負担への不安 住民の切実な思い


〔沖縄・宜野座村〕

10・15付QABのルポ「検証動かぬ基地 vol.142 基地負担への不安 住民の切実な思い」は動画とともに熟読を。記事から一部を抄出します。

 

 〈村の面積の半分以上をアメリカ軍施設が占める宜野座村。村内には16カ所のヘリパッドがあります。中でも松田区には5カ所が集中し、毎日のように激しい訓練が行われています。そんな松田区で、この春、新たな問題が持ち上がりました。

 松田区・松田区長「ここからだと500メートルはないと思いますよ。方向的にはこの方向ですかね。500メートルはないと思いますね。」

 フェンスの向こうにあるのは、スターリングと呼ばれるヘリパッド。スターリングはこれまで飛び地のようになっていましたが、アメリカ軍は今年3月、地元に何の説明もしないまま大規模な森林伐採を行いヘリパッド用地を造成したのです。これにより面積は0.9ヘクタールから2.1ヘクタールと2倍以上に拡張されました。伐採された木は約6000本にも上ると見られています。

 アメリカ軍がオスプレイの配備に際して作成した環境レビューでは、スターリングの使用は420回から14回に減ると記されていました。使用頻度が減るのになぜ、面積を2倍以上に広げる必要があったのか。地元の人たちはこんな疑いを持っています。

 松田区・松田区長「ヘリが1機、2機、訓練するような格好になるんじゃないかね。今は1機でホバリングするけど、広くして2機やるんじゃないかね多分、基地機能の拡大じゃないかと思うんですが。」

 松田区は辺野古のすぐ近く。字型の滑走路が完成した場合、その延長線上に位置することになります。防衛局は埋め立て申請で航空機の飛行ルートは陸地側ではなく、海上だと説明していますが、風向きなどによっては「経路から外れることがある」とも記していて、近くの住民たちは、様々な理由をつけて自分たちの生活圏が脅かされるのではと危機感を持っています。〉

 

 松田区の人びとは辺野古の闘いに連帯の意思を表明し、宜野座村漁協は補償を求めることなく新基地建設に反対しています。

 

 

〔参考記事・ルポ〕

検証動かぬ基地 vol.142 基地負担への不安 住民の切実な思い 10・15 QAB

 ・動画あり

 

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