2014年10月31日金曜日

News:辺野古新基地建設の作業、知事選後にずれ込む

辺野古新基地建設を阻止するために、次の3記事は非常に重要です。

 辺野古深場の掘削 知事選後に 10・30 沖縄タイムス

 名護市辺野古の新基地建設に向けた海底ボーリング調査で、水深の深い海域9カ所の掘削調査が11月16日投開票の知事選以降にずれ込むことが、29日までに分かった。防衛省は、海上に設置したフロート(浮具)が台風の影響で海岸に打ち上げられたことなどを理由に挙げている。11月30日までの履行期限を延長する公算が大きい。

 防衛省は全体の工期短縮を目指し、事業を進めてきた経緯があり、関係者は「海上で移設反対派との衝突が考えられ、知事選への影響を考慮したのではないか」と話している。

 

 辺野古工事変更、可否判断は知事選後 10・30 琉球新報

 県は29日、沖縄防衛局が提出した米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立て工事に関する工法の変更申請をめぐり、県が出した33問の質問に対する防衛局からの28日の回答について、31日にも再質問する方針を固めた。

 回答期限は11月中旬に設定する方針。仮に防衛局が早期に再回答したとしても、県土建部がさらに審査するのには「一定期間を要する」(県幹部)見通しで、承認に関する知事判断は同16日の知事選後にずれ込むことが確定的となった。

 

 辺野古新基地:100メートル超桟橋着工へ 10・30 沖縄タイムス

 米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設で、大浦湾側のキャンプ・シュワブ沿岸に、長さ100メートル以上の工事用桟橋が敷設されることが29日までに分かった。砕石などで埋め立て、大型車両の通行可能な幅に整備する。沖縄防衛局は業者との契約を終えたほか、沖縄県から岩礁破砕の許可を得ており、11月16日投開票の知事選後にも着工する。本格的な海上工事は初めてで、埋め立て工事が事実上始まる。

 防衛局は、埋め立て本体工事に向けた中仕切護岸の新設や、ケーソン、護岸などの関連工事を入札公告しているが、その前に辺野古の海を埋め立て、桟橋が造られることになる。

 

                           ・3記事の引用はここまで

 

 これらの記事は11月16日投開票の知事選が辺野古新基地建設をめぐる現下の情勢においていかに重要な政治的要因であるかを示しています。

 沖縄防衛局はフロート再設置の準備をしていますが、タイムスは海底ボーリング調査の再開は知事選以降にずれ込むとし、さらに「11月30日までの履行期限を延長する公算が大きい」としています。それは調査が当初予定の11月末までに完了せず遅れるということです。

 また沖縄防衛局による埋め立て工法変更申請についての県知事の承認・不承認の判断も「知事選後にずれ込むことが確定的」と新報は報じています。

 工事用桟橋の敷設は着工の時期と工法が注目されてきましたが、これは以前敷設され撤去された浮き桟橋どころではなく、大型車両の通行が可能な100メートル以上の桟橋です。タイムスは「本格的な海上工事は初めてで、埋め立て工事が事実上始まる」と指摘しています。

 相次ぐ台風の襲来でフロートの損壊という打撃を受けボーリング調査が遅れたので、防衛局は埋め立てに向け態勢を立て直し、知事選後、一気に攻勢に出るつもりであると推測できます。やはり建設計画がどんどんずれ込みつつあるのです。そうさせてきた力として辺野古の海でのカヌー隊などの果敢な連日の奮闘とキャンプ・シュワブゲート前での絶えることのない非暴力の抵抗を挙げるのは正当と思います。

 

〔参考記事〕

辺野古深場の掘削 知事選後に 10・30 沖縄タイムス

図版 シュワブ沿岸のボーリング調査の掘削地点

 

 名護市辺野古の新基地建設に向けた海底ボーリング調査で、水深の深い海域9カ所の掘削調査が11月16日投開票の知事選以降にずれ込むことが、29日までに分かった。防衛省は、海上に設置したフロート(浮具)が台風の影響で海岸に打ち上げられたことなどを理由に挙げている。11月30日までの履行期限を延長する公算が大きい。

 

 防衛省は全体の工期短縮を目指し、事業を進めてきた経緯があり、関係者は「海上で移設反対派との衝突が考えられ、知事選への影響を考慮したのではないか」と話している。

 

 

辺野古工事変更、可否判断は知事選後 10・30 琉球新報

 県は29日、沖縄防衛局が提出した米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立て工事に関する工法の変更申請をめぐり、県が出した33問の質問に対する防衛局からの28日の回答について、31日にも再質問する方針を固めた。

 回答期限は11月中旬に設定する方針。仮に防衛局が早期に再回答したとしても、県土建部がさらに審査するのには「一定期間を要する」(県幹部)見通しで、承認に関する知事判断は同16日の知事選後にずれ込むことが確定的となった。

 

 

辺野古新基地:100メートル超桟橋着工へ 10・30 沖縄タイムス

 米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設で、大浦湾側のキャンプ・シュワブ沿岸に、長さ100メートル以上の工事用桟橋が敷設されることが29日までに分かった。砕石などで埋め立て、大型車両の通行可能な幅に整備する。沖縄防衛局は業者との契約を終えたほか、沖縄県から岩礁破砕の許可を得ており、11月16日投開票の知事選後にも着工する。本格的な海上工事は初めてで、埋め立て工事が事実上始まる。

 

 シュワブ内の陸上部分から沖合に向かって、作業を進める計画という。工事用桟橋の敷設は、防衛局が6月17日に、大成建設と契約を結んだ「シュワブ(H26)仮設工事」(55億2千万円)に含まれている。警備上の理由で契約の一部を防衛省内の秘密に指定し、桟橋の形状や規模、工法などの詳細を明かしていない。

 

 防衛局は、埋め立て本体工事に向けた中仕切護岸の新設や、ケーソン、護岸などの関連工事を入札公告しているが、その前に辺野古の海を埋め立て、桟橋が造られることになる。

 

 

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