2014年10月17日金曜日

News:遺骨収集と連携し収容所墓地調査 宜野座


【終らざる沖縄戦】

〔参考記事〕

遺骨収集と連携し収容所墓地調査 宜野座 10・16 琉球新報

 ・記事から

 

写真 かまぼこ状に盛られた「スンブク原共同墓地」の一部。学芸員が記録調査の作業を進める=9日、宜野座村惣慶

写真 ガマフヤーの収集作業で見つかった共同墓地のものとみられる墓石

 

 【宜野座】戦中・戦後、宜野座村内の収容所で亡くなった人を埋葬するために、村内に造られた共同墓地に関し、詳細を解明する本格的な調査が始まっている。同共同墓地については正確な位置も含め、詳しく分かっていない。調査は宜野座村立博物館が沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」(具志堅隆松代表)の遺骨収集作業と連携し進めている。具志堅代表によると、公的機関による戦跡の記録調査と遺骨収集作業の連携は異例。戦後69年を経て戦争体験者が減る中、今後の戦跡調査や遺骨収集の新たな試みとして期待を集めている。具志堅代表は「考古学的な助言を基に公の資料として残すことができる。博物館との連携は理想の形だ」と話した。

  宜野座村には戦後、県内各地から米軍に保護されるなどして連れて来られた人たちが生活する収容所が多く建設された。そこで亡くなった人を埋葬するために、村内に9カ所の共同墓地が造られた。聞き取り調査で各墓地の大まかな場所は分かっているが、建設工事などの際に判明した2カ所の墓地を除いては、正確な位置は判明しておらず、遺骨収集作業も進んでいない。そのため、多くの遺骨がその場に眠ったままだ。

 

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