2014年11月11日火曜日

News:重要情報・仮設桟橋設置の予定

仮設桟橋の設置について非常に重要な事実を琉球新報が報じました。11・7付同紙記事「辺野古で桟橋工事着手か 設置予定地で木々伐採」はこうです。
 
 〈【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブの砂浜で6日、辺野古崎付近の木々が一部伐採されているのが確認された。辺野古崎付近には海底ボーリング調査などに使用する仮設桟橋が近く設置される予定で、桟橋設置に向けた整地作業の一環だとみられる。仮設桟橋は砕石を海底に積み上げる「事実上の埋め立て工事」(防衛関係者)で、本格的な海上工事に向けた準備が加速している。
  仮設桟橋は防衛局が6月中旬に大手ゼネコンの大成建設(東京)と契約した埋め立て本体工事に向けた準備工事の一つ。長さは陸上部約30メートル、海上部約70メートルの計約100メートル。工事は環境保全目的で汚濁防止膜を設置し、砕石が崩れないように鋼材も使用する。掘削調査に用いるスパット台船に関わる資材などをキャンプ・シュワブ内から桟橋を使って海上に運ぶとみられる。
  井上一徳沖縄防衛局長は6日の会見で仮設桟橋について「海上ボーリング調査等の際に使用する。準備が整い次第、作業を開始したい」と明言。一方で「詳細を明らかにすると、作業が安全にできなくなる可能性があるので答えられない」と述べ、設置場所などについては明らかにしていない
  伐採が確認された地点はキャンプ・シュワブの中央を通る大きな道路に近く、シュワブ沿岸部まで貨物車で資材を搬入するための整地作業の一環とみられる。〉
 
 つまり設置場所を囲んでまず鋼材を打ち込み、その内側の海底に砕石を投入して積み上げ、その上を舗装して大型トラックが走る埠頭を整備するということです。大方編集者の予想通りですが、この「事実上の埋め立て工事」は〈埋め立ての始まり〉です。断固阻止しましょう。 
 なお記事には重要な図版が添付されています。URLで見て下さい。図版によれば仮設桟橋設置地点は辺野古浜側から辺野古崎を回り大浦湾に入ってすぐのキャンプ・シュワブ内海浜です。
 記事に「掘削調査に用いるスパット台船に関わる資材などをキャンプ・シュワブ内から桟橋を使って海上に運ぶとみられる」とありますが、大型スパッド(ト)台船をどこで組み立てるのかについては触れていません。他の港から曳航するのではなく、基地の海浜部で組み立てるのかも知れませんが、そうだとすると資材をいずれかのゲートから搬入することになるのでしょう。
  
〔参考記事〕
 
 
辺野古で桟橋工事着手か 設置予定地で木々伐採 11・7 琉球新報
 
写真 木々の伐採が始まった砂浜=6日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ(明真南斗撮影)
 
 ※ 重要な図版 仮設桟橋設置地点は辺野古浜側から辺野古崎を回り大浦湾に入ってすぐのキャンプ・シュワブ内海浜
 
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿