2014年11月2日日曜日

News:沖縄知事選「有権者の思い~告示後」(上)「島を切り売りしないで」

【知事選 有権者の思い】

沖縄知事選「有権者の思い~告示後」(上)「島を切り売りしないで」

 11・1 沖縄タイムス・共同 ・記事から抄出

 

写真 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場入り口前で、辺野古移設反対を訴える赤嶺和伸さん=10月24日

 

写真 沖縄県名護市のエコツアーガイド島袋安奈さん=10月24日

 

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古から北東に数キロ。静かなコバルトブルーの海が広がる海岸に、島袋安奈さん(36)がエコツアー「じんぶん学校」の拠点を置く。周辺ではジュゴンの餌場も確認された。「知事選で選ばれる新しいリーダーには『自然豊かな島をもう切り売りしないで』と言いたい」

 

 じんぶんは「生きる知恵」を意味する沖縄方言。16年前から、観光客や修学旅行生に海や山、川で生物の多様性を伝え続けている。「いったん移設されれば、自然環境は二度と戻らない。取り返しのつかないことになる」。強引に移設を進めようとする安倍政権の姿勢に憤りを隠さない。

 

 調理師赤嶺和伸さん(60)の自宅は普天間飛行場のそばにある。新型輸送機MV22オスプレイなど、米軍機の騒音が絶え間なく響く。「辺野古にも県民が住んでいる。移設は到底認めるわけにはいかない」と訴える。

 

 政府は7~8月、普天間のKC130空中給油機を米軍岩国基地(山口県岩国市)に移駐し、沖縄の基地負担軽減策の一環だと誇示した。しかし、相変わらず普天間に飛来しては離着陸訓練を繰り返しているのが現実で「負担軽減にはなっていない」と強調する。

 

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