【2020年5月20日(水) 大成建設九州支店前抗議アクション】
Stop!沖縄新基地建設・福岡 は、辺野古の埋め立て工事を請け負う大成建設の九州支店前で、月に一度の抗議アクションを行なっています。夕方5時前から大成建設前にバナーを掲げ、まずは要請書を読み上げました。(※要請書は受け取ってくれないので毎回郵送をしています) その後は約1時間をかけて、参加者の有志でマイクリレーをしました。道行く人や大成建設で働いている社員に向けてスピーチしたり、ギターの弾き語りなど、アピールの仕方は人それぞれ。もちろん、プラカードを持ってその場にいるだけという人も。
今回のアクションで特筆すべきは、大成建設の呆れた対応についてです。なんと、私たちのアクションに対して、終始、騒音測定器をむけていたのです。駐車場の警備員の椅子に置いてあった機器に、参加者の一人が気付き、発覚しました。
警備員によると、「先月から(測定器を)使用している」「大成建設からの指示」「録音はしていないと思う」との説明でしたが、同じ会社の同型の測定器についてネットで情報を探したところ、
* 64000件のデータ記録
* USB通信機能
* 専用ソフトによりPC上でのデータ管理可能 といった機能が備わっているようです。(添付写真参照)
大成建設のものに上記の全機能があるかは分かりませんが、少なくとも自分の声を“デシベル”に換算されて記録されるのは、気持ちの良いものではありません。「市民に対する威嚇」と受け取られても、おかしくない行為だと思います。(どなたか詳しい方、対処法など教えていただけるとありがたいですo(_ _)o)
そもそも私たちは、要請書を直接渡して話し合える場を求めてきましたが、それを大成建設が拒否をするので、こういった街頭行動にならざるを得ませんでした。大成建設のHPにある『「社会貢献方針」「環境方針」「生物多様性宣言」を定め、地域住民との良好な関係の構築に努めるとともに、環境経営活動を推進しています』というCSR(企業の社会的責任)は、形だけのようですね。
そんな大成建設でしたが、私たちが今回特に強調したのは、以下の2点です。
① あんまりな設計変更申請書!
防衛省は4月21日、設計変更申請書を沖縄県に提出しました。これは、沖縄県が新型コロナウイルスの感染拡大防止で独自の緊急事態宣言を発表した翌日です。まさに不要不急の、あり得ないタイミングでした。
しかも国は、埋め立て工事の根幹にかかわる軟弱地盤の不都合なデータを放置したままであるにもかかわらず、新たな環境影響調査(アセス)はしないと言っています。これは、実際に調査をすれば自然破壊が明らかになることを恐れているのでしょう。私たちは、国が新たなアセスを実施した上で、その結果に大成建設は応じるべきだと訴えました。
② 工事打ち切りで大成建設だけが特別扱い!
大浦湾側の埋め立て海域で予定していた工事で、軟弱地盤の存在が判明し契約を取りやめざるを得なくなった防衛省は、6件の護岸・岸壁工事の発注を3月までに打ち切りました。その際、一部の工事や地質調査などに使われた経費として、6件で約302億8千万円が業者に支払われました。
工事はほぼ未着手のため、国は大幅に減額して契約を終了したのですが、大成建設がかかわった3件の工事のみが、極端に増額して契約を終了してます。工事もせずにお金がもらえるという特別な配慮は、いったい何を意味しているのでしょうか。私たちは、大成建設に対して説明を求めたいと思います。
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辺野古の工事は現在中断したままですが、その理由は不明で、米軍との調整で揉めているのかも?とのこと。6月7日は沖縄県議会選挙もあります。今後も、沖縄の様子にご注目よろしくお願いします。そして、大成建設前アクションの今後の予定は 6月17日(水)、7月15日(水) となっています。特に、夕方5時半以降は、通用口から社員がどんどん出てくるので、そこに無言でプラカードを持つだけでも効果があると思います。
仲間がもっとほしいです。「辺野古まではいけないけど・・・」「沖縄のことが気になる・・・」。そこから勇気を一歩踏み出して、行動を起こしてください。アクションへの参加だけでなく、チラシのデザインや要請書の作成など、いっしょに行動をしてくださる方をお待ちしています。
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