2021.9.15大成建設要請行動報告
今日は、台風接近で心配したが、幸い台風は足踏み状態で、無事行動できた。
参加者は6人で、全員発言した。
(1)要請書(Y1さん)
要請書
辺野古米軍新基地建設工事の受注を撤回し工事の即時中止を要請します
私達は、沖縄県名護市・辺野古に米軍基地は作らせないことを選挙で示し、平和のために行動し続ける沖縄県民と連帯して福岡で行動する市民の集まりです。
私達は2014年6月に御社が国から受注した辺野古への米軍新基地建設工事の中止と撤退を求めます。
知事が決定する前にN2護岸工事をするな
8月27日に防衛局がキャンプシュワブ東側の海域で知事の許認可なしにN2護岸の造成工事を始めました。
これは法律の手続きを無視した不当な工事で、知事の承認なしにはやってはいけない工事です。
東側海域は広範囲に軟弱地盤が広がっているため、非常に難しい工事になることが予想されていて、完成が不可能かともいわれています。
軟弱地盤のことを隠しきれなくなった防衛省は、
工事計画を見直し、2020年4月に設計概要変更承認申請を県に提出しました。知事は、それを検討中です。工事方法に無理があったり、法律に違反していたり、自然環境が甚大な被害を受けるようなことがあれば、知事が不承認にするかもしれません。そうなれば工事を中止して、これまでの工事も白紙に戻さなければなりません。
それなのに、いまN2護岸工事をすることは、重大な県知事の決定を無視した違法な工事であり、許されません。
大成建設は大浦湾の工事を受注した企業としての責任で、違法な工事を中止させてください。
大成建設はサンゴを殺すな
これに先立ち、政府は護岸付近に生息していたサンゴ約830体を他地区に移植しました。移植の成功率は一般的に20パーセント以下と低いので専門家や沖縄県は反対していたのです。その上政府の移植の手法はサンゴを細かく割り、海底トンネルや港湾補修で使うボンドを使って移植先の海底にくっつける乱暴なやりかたです。補修用ボンドは毒性が強くサンゴの保護度は逆にサンゴの大虐殺につながりかねない、許されない自然破壊です。
もしN2護岸ができれば、大浦湾の入り口をふさぎ、海流を大きく変えてしまいます。大浦湾では泥と、藻場など特定の環境下でのみ生息できる生物がいます。海流が変われば、その環境も変わり、生態系への致命的なダメージになりかねません。サンゴも希少生物もジュゴンも死滅してしまいます。
防衛局と大成建設はサンゴや海の生物を死滅させる基地建設をやめてください。
いまデニー知事が審査している防衛省の設計概要変更申請書によると、大浦湾の埋立用土砂の7割を太平洋戦争の激戦地となった県南部から集めるということです。これには反対の声が沖縄からだけでなく全国からも上がっています。平和祈念資料館(糸満市)によると、沖縄戦での死者は20万人を超え、北海道約1万800人、福岡県約4000人など県外出身者も約6万6000人に上ります。県南部には今なお数万柱の遺骨が残されているとみられます。遺骨を含む土砂の不使用を求める動きは全国に広がり、6月以降に金沢市、長野市、奈良県などの地方議会が意見書を採択しました。県外の沖縄県人会も動き始めました。大阪沖縄県人会連合会や兵庫県支部や連合会、関西の県人会・郷友会7団体、京都沖縄県人会、奈良沖縄県人会、近畿八重山郷友会、関西宮古郷友会などです。出征した叔父を亡くした浦添市の翁長明美さん(67)に国から返されたのは、きり箱に入った3個の石だけでした。「骨が南部にあるかもしれない。国のために死んだのに納得できない」と土砂の採取計画を批判しています。
明治以来、戦争を利用することで資本を蓄積し、拡大してきた大成建設は、戦争で犠牲になった人の命を弔う気持ちがあって当然です。それなのに、戦争の犠牲者数万人の遺骨が混じった南部の土砂を、辺野古新基地建設のために海に投入するなどということは人道的にも許されません。大成建設は南部の土砂を辺野古基地建設のために大浦湾に投入してはいけません。
大成建設は官製談合を行っていませんか
辺野古工事の契約状況を見ると1工区の大成建設を中心とした企業体が受注した工事費が、特に大きいのがめだちます。1工区が約113億円で2工区が約63億円、3工区が80億円です。大浦湾や辺野古沖に張り巡らされているフロートや汚濁防止膜の維持管理業務費が埋立工事に入っているからです。しかし、維持管理業務費が33億円もするのでしょうか。これは防衛局と大成建設が一体となった、まさに官製談合そのものではないですか。
工事を受注した業者が防衛省と癒着して不公平な利益を得るために、見返りに天下りポストを用意しているのは慣例になっています。
2017年に笠井亮衆院議員の調査でも辺野古新基地建設の6件の本体工事を共同企業体(JV)で受注した業者の約7割に複数の防衛省・自衛隊OBが天下りしていたことが、わかりました。
調査は、防衛省が公表した過去15年間の再就職先の資料に加え、同省OBで構成される親睦団体の名簿をもとに実施。その結果、6件の工事をJVで受注した計16社のうち11社に、少なくとも計22人の防衛省・自衛隊OBが天下りしていました。大成建設はこれまで何省から何人受け入れてきましたか。天下りのポスト確保だけでなく、大臣や議院や官僚の子弟を就職で採用することも利益供与です。
東京オリンピックや辺野古新基地建設の受注に優先的な便宜を図ってもらう代わりに、官僚や防衛省OB、政治家のためにどういう見返りを与えてきたのか、教えてください。
なぜなら利益供与の結果膨れ上がる莫大な工事契約費用はすべて国民の税金なのですから。
(2)個人の意見
●Fさん:
大成建設の本部半島の土砂投入は許されない!
今、沖縄島南部の遺骨の混じった土砂の辺野古への投入が大変問題になっています。今北部の本部半島の土砂を辺野古に投入していますが、これも許すことは出来ないのです。勿論戦争のための基地造りですから、どんな土砂でも反対なのですが、北部の土砂にも沖縄戦で殺害された人々の遺骨が混じっているかも知れないのです。
本部半島の山々にも地元住民や三中学徒隊、日本兵、中南部からの避難民、朝鮮の人々等の遺骨が残っているのです。このことを訴えているMさんのお父さんはその当時14歳で三中学徒隊として出兵を強制させられたのです。そんなまだ若い少年に銃を持たせて戦場に送り込んだ日本国家の冷酷無比な姿勢は、今も沖縄に対し貫かれている。それに徹底して抗わなければ、沖縄は対中国の軍事要塞として再び犠牲を強いられる。とMさんは怒りを込めて言っているのです。大成建設は、遺骨の混じった本部半島の土砂投入もやめよ!
N2護岸工事の着工は許されない!
8月27日、I地区の830群体のサンゴの移植が終わったということで、防衛局は大浦湾に捨て石を投入し、N2護岸の工事に着手しました。
防衛局は、工事個所は軟弱地盤ではなく、当初の埋立承認をされた個所だから、設計変更申請とは関係なく工事が出来ると言っているのです。しかし、N2護岸の当初の幅員は8mだったのが、ダンプトラックが離合できるように、15mと変更しているのです。つまり明らかに設計変更されているのです。それだけサンゴを殺すことになります。ですからこれは知事の承認がなされなければなりません。勝手に工事着工をしてはならないのです。
大成建設もN2護岸工事のための、汚濁防止膜用のフロートを設置すべきではないでしょう。
自衛隊の14万実動演習を許すな!
大成建設は戦争政策に加担するな!
9月から11月の長期間に渡って、全陸上自衛隊は実動演習を過去最大規模で実施しようとしています。これは「台湾有事」に対応したものです。麻生副総理は「台湾有事に集団的自衛権を行使する」と宣言しました。そして「次は沖縄だ」と煽っているのです。許せません。今や沖縄は、全島が要塞化し、宮古・石垣島、奄美大島にミサイル基地や弾薬庫を建設し、その要に辺野古新基地を建設しようとしているのです。しかし辺野古は軟弱地盤で完成しないのです。
国会は閉じたままで、国会で論議をすることもなく、国民が知らないところで、戦争をおっぱじめようというのでしょうか。そんなことが許されるはずがありません。日本政府を許すな!
沖縄の人々は先の沖縄戦で、天皇制護持のために、戦争を長引かせるために、日本軍と一緒に女も子どもも赤ん坊も年寄りも逃げ惑い、20万という人々が虐殺されていったのです。沖縄の人々は、その反省に立って戦争に反対し、基地建設に反対してきたのです。
その沖縄の人々は選挙や県民投票で圧倒的反対の意志を示したにもかかわらず、日本政府や防衛局、大成建設はその意志を踏みにじり、辺野古新基地建設を強行しています。許すことは出来ませんね。 これは日本政府の沖縄差別です。沖縄は植民地ですか。秋田や萩の「イージス・アショア」は撤回したではありませんか。佐賀のオスプレイも反対されて強行できなかったではありませんか。沖縄は70%、80%の人々が反対の意志を示しているし、知事も反対です。その意志を聞こうとはせずに、日本政府、防衛局、大成建設は、なぜ工事を強行するのですか。日本軍と一緒に中国大陸に侵略していった大成建設は、同じ過ちを繰り返すな!
●Y2さん:
防衛局によるサンゴの移植は、サンゴを殺す行為である。サンゴは幼少期は浮遊して移動するが、一旦海底にくっつくと一生そこから移動しない。クラゲやイソギンチャクの仲間で、良い場所なら100年以上も長生きすることもある動物だが、ストレスや環境の変化に弱いので、防衛局のように小さくカットされて猛毒の接着剤で無理矢理くっつけられ、白く濁った毒の溶剤につけられたらとても生きられない。とんでもない自然破壊をやった防衛局を許せない。
●Sさん:
ご通行中の皆様、お伝えしたいことがあります。9月12日にオンラインシンポジウム『要塞化する琉球弧の今』が開催されました。そこでパネラーとして参加した沖縄県選出の伊波洋一参議院議員が、重大な発言をしました。『2010年、アメリカ軍は対中国軍事戦略を変更した。それまでは中国本土に攻め込む作戦だった。しかし中国の経済成長と軍事力強化を見て、中国との全面戦争はアメリカの利益にならないと判断した。そこでアメリカ軍をグアムやオーストラリアなどの太平洋中央に引っ込めて、代わりに自衛隊を中国軍と戦わせるオフショア戦略にした。それを受けて安倍前首相は自衛隊の増強と2015年の集団的自衛権行使容認、安保法制制定を行った。南西諸島の自衛隊配備を強化した。
辺野古新基地建設は、普天間基地の機能移設ではない。自衛隊が中国軍と戦うため使う基地だ。これが完成すれば、沖縄を戦場にした日中武力衝突が起こる。沖縄戦が再現される』
菅首相は、「普天間基地の機能移設と日本の安全保障確保のために辺野古新基地建設が必要だ」と言います。大嘘です。
自衛隊をアメリカ軍の弾よけとして中国軍と戦わせるために使う基地として、辺野古埋め立てを進めています。大成建設は、今すぐ埋め立て工事をやめるべきです。
(3)ギターと歌(Gさん)
題名「ワンラブ」・・・ボブ・マレーの曲に歌詞を付けた。
(1)ぼくらはひとつ、地球のいのち、地球の愛で生きている
(4)基地はいらない、戦争やめろ、心をひらいて抱きしめあおう
(5)かぎりあるいのちだからこそ、かぎりないよろこびでつながっている
(1)ぼくらはひとつ、地球のいのち、地球の愛で生きている
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