ブログ開設にあたって


【ブログ開設にあたって】 活動の趣旨

 沖縄(本)島の名護市以北、山や森の多い自然豊かな一帯をヤンバル(山原)といいます。このヤンバルの東海岸に自然景観に恵まれた辺野古(へのこ)の海が広がっています。美しい辺野古の海は、沖縄県の環境保全指針で「自然環境の厳正な保護を図る区域」であるランク1とされていますが、それは沖縄島ではごくわずかになった自然海岸がみごとに残っているからです。

 ところがこの美(ちゅら、うつくしい)海、稀少な天然記念物・ジュゴンが餌(えさ)場とする豊かな海が今、埋め立ての危機に直面しています。日米両政府が辺野古沖海域とそれに隣接する大浦湾に巨大な米軍基地を建設しようとしているからです。新基地は軍港施設を合わせ持つ、オスプレイや戦闘機用の飛行場です。
 
 2013年末、仲井真(なかいま)沖縄県知事は県民の大多数の反対の声を押し切って、防衛省が申請した辺野古埋め立てを承認しました。しかし14年1月19日におこなわれた名護市長選で名護市民は「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」ことを公約として掲げた稲嶺進(いなみね・すすむ)前市長を再度当選させ、「辺野古新基地建設 NO!」の意思を鮮明に示しました。

 主権在民原理に立つ民主主義の国であれば、政府はこの名護市民の意思を尊重し基地建設計画を取りやめるはずです。ところが、安倍政権は市長選のわずか2日後、埋め立てを進める手続きを開始したのです。埋め立てをおこなうには諸工事が自然環境に及ぼす影響を調査しなければなりませんが、防衛省はその調査を請け負う民間企業を募集する入札の公告を強行しました。この政府の姿勢は名護市民をはじめとする沖縄県民の「新基地建設 NO!」の意思を正面から踏みにじるものであり、県民から激しい怒りが湧き起こっています。

 ところで防衛省が求める「調査」の結果が同省にとって都合のいいものになることは言うまでもありません。そこで私たちは調査を請け負う民間企業に防衛省に協力しないよう働きかけようと思います。このブログは防衛省の動きを監視し、調査を請け負う企業の特定に努めます。そして調査を請け負う企業が判明したら、それらの企業が防衛省による美しい辺野古の海の埋め立てに協力しないよう要請する活動を全国のみなさんに呼びかけようと思います。

 辺野古新基地建設を阻止する方法はいろいろ考えられると思いますが、私たちのこの活動はそれらの動きの一環として大事な役割を果たすと思います。
 このブログは事実を正確に伝えます。みなさんが情報を活用してくださることを心から期待します。        本ブログ編集部 2014年2月20日     

2021年11月30日火曜日

大成抗議報告:11月17日@福岡九州支社

 2021.11.17大成建設要請行動報告

 参加人数は6人。ビラ取りは良かった方だ。1人中年の男性が「道路許可を取ったのか」と絡んできた。少し酒が入っているようだ。「米軍が全部出て行けばいい。そしたら基地は要らなくなる」「お前らが日本を守ればいい」「自衛隊にみんな入って,中国が攻めてきたら戦えばいい」「お前達は非国民だ」等と言う。「マスコミは中国が攻めてくると言うが、先の戦争もそうだったが、日本や米国が攻めようとしているのだ」といいかえすと「そんなことないよ、日本人同士でも殺し合いやってるのに」「道路許可も取らずに、勝手に喋とる」と文句を言う。あんたも喋っとるじゃないかというと「わしゃ勝手に喋とるんじゃ」というので、「そのままお返しします」というとハッハッハッと笑って去っていった。

あとの反省会で、今政治不信等で,いろんな事件が起こっている。また、絡んでくる人もいるだろうが、あまり荒立てないようにしようと確認した。「何かあったら救援会へ」とGさん。


(1)要請文

要請書

今も遺骨が残る南部の土砂を採取しないよう求める意見書が福岡市議会でも採択されました!

大成建設は福岡市議会の意見書に従ってください

 大成建設は辺野古新基地建設を強行していますが、工事のために南部の土砂を使って大浦湾を埋め立てる計画です。辺野古埋め立て海域で軟弱地盤が確認され、大量の土砂を使用する改良工事が必要になって浮上しました。防衛省は昨年4月、地盤改良工事をするために県に設計変更を申請し、採取地に糸満市や八重瀬町を加えたのです。しかし南部は沖縄戦の激戦地で、今も3千体近い遺骨が残されているのです。戦没者遺族会の反対の声もあり遺骨の混じった土砂を採取しないよう求める意見書が福岡市議会でも10月8日に全会一致で可決しました。

 意見書は、戦没者を刻んだ「平和の礎(いしじ)」(糸満市)に福岡県出身の4030人の名があり、周辺では遺骨収集も続いていると指摘し、遺骨を含む土砂を採取せず、政府主体で遺骨を収集するよう求めました

 発案した荒木龍昇議員は、「戦争体験が薄れる中、沖縄戦や沖縄の現状を考える契機になったはず」と述べています。沖縄戦では県外出身の日本兵66千人を含む計20万人超が亡くなりました。  

遺骨収集を続ける具志堅隆松さん(67)は3月、「犠牲者の尊厳を踏みにじる行為」としてハンガーストライキを決行。支援者が全国の地方議会に働き掛け、沖縄県や奈良県、大阪市、金沢市などが同趣旨の意見書を可決。支援者によると、18日現在、沖縄県内25、県外108の計133議会での可決を把握しているといいます

 具志堅さんは「遺骨を含む土砂の使用は、基地建設に対する賛否以前の人道上の問題。沖縄戦では県外から送られた若者も犠牲になった。沖縄だけの問題ではないと捉えてもらい感謝している」と話しました。

 大成建設は全国でこのように反対決議があがっているのを知っていながら、それでも遺骨の混じった土砂を辺野古の海に埋め立てるのですか。沖縄の人の民意で7割が建設に反対し、福岡市議会でも全会一致で南部の土砂を採取することに反対の意見書が可決されたのに、それでも遺骨交じりの土砂を使って埋立をするのですか。


カヌー隊の千葉さんは海上保安官を提訴

しました!

大成建設は海保の暴力を盾にして工事をしないで

ください

 4月15日、カヌーを漕いで辺野古新基地建設工事の抗議行動をしていた千葉和夫さんに海上保安庁の高速ボート2艘が猛スピードで突進してきてぶつかり、千葉さんは、胸部打撲・頭部座礁・頸椎損傷の傷害を負いました。治療を続けてきましたが7ヶ月以上経ったいまも、頭痛と首の痛みなどに悩まされているのです。

この事件について加害者も海上保安庁も責任をとろうとしないため、千葉さんは民事による国家賠償で提訴しました。

 初公判の意見陳述で千葉さんはこういっています。

当日の模様を簡単に書くと、私はK8護岸に着岸するランプウェイ台船に向かってカヌーを漕いで抗議した。 途中まで行くと私の左前方から私の体に向かって一直線にGBが迫ってきた。私は直前に気が付「危ない、危ない」と叫んだがそのまま私の左胸に激突した。その惰性でGBは私におおいかぶさってきた。私は船の下にカヌーもろとも飲み込まれそうになったが中に入ってしまうとスクリューで細切れ状態になってしまう。胸位まで船の下に入ったが、ものすごい恐怖と死ぬと言う思いが走り必死になって体をだした。そこにもう一隻のGBが右後方から突っ込んできた。もちろん私は後に目がないのでそれはわからなかったが、後で動画を見てこれは操縦ミスとか、たまたまそうなったのではなく、明らかに私を標的としたものであると確信した。 海の上は広々として見通しがきくが実際はまるで "密室である。そこで起きた大きな事件として考えている。 そしてこれは私個人の問題ではなくカヌーを漕ぐ辺野古ぶるーの各個人の問題でもあり、大きく考えれば沖縄が植民地扱いされている問題でもあると考えている。 このような事はヤマトでは絶対起きないことではないでしょうか?

 このように千葉さんは、7か月たっても後遺症が続く怪我をしているのに、海上保安庁と国は何の治療も謝罪もしません。警察だったら何をやってもいいといわんばかりの態度は許すことはできません。海保が市民の行動を制止する要件には18条にある「市民の身体や生命に危険がある、又は財産に対する重大な損害を及ぼすおそれがある行為を制止することに限られます。しかし市民は通常のカヌー運行をしているので何の危険もありません。 むしろ海保が市民を危険にさらしているのです。海上保安官たちはカヌーに乗って抗議活動をしている市民に対して危険行為を行ない、カヌーに飛び乗って横転させる、船をぶつけて横転させる、市民を海に投げ出して頭を上から押さえて海水を飲ませ、溺れさせておいてから身柄を確保する、濡れたまま長時間海風で冷やして凍えさせたり、泳ぎながら抗議していた市民の頭上にボートを衝突させるなどで恐怖心を与えるなど法治国家とは思えない危険行為をやっているのです。カヌーを運行する市民の活動は、辺野古新基地建設に反対する非暴力の表現行為であり、憲法の保障する基本的人権の行使です。市民に対する不当な身体拘束を繰り返す海上保安庁の行為は、法的根拠のない違法行為です。
 人民を虫けら同然に扱い、謝りもしない海保を許すことは出来ません。大成建設はこのような国家権力の暴力を利用しながら人殺しのための基地建設をしていることを、反省しないのですか。暴力警備をやめるように大成建設から海上保安庁に申し入れてください。そして今すぐ辺野古基地建設工事をやめてください。


  大浦湾はホープスポットに認定されました。

大成建設は自然と生き物の命を破壊しないでください

 2019年に大浦湾は世界でもっとも守るべき重要な海域であるという意味のホープスポットに認定されました。 大浦湾一帯は、世界的にも豊かな生物多様性を誇る宝の海です。大浦川の河口にはマングローブと干潟が見られ、浅瀬には沖縄本島周辺で最大規模を誇る海藻藻場、沖には泥場や砂地が広がり、湾内には息をのむほど美しいサンゴ礁が生き物たちの「命のゆりかご」として発達しています。大浦湾で確認されている生き物は5334種、そこには262種もの絶滅危惧種がふくまれています。 しかし工事が始まってからは以前は3頭確認されていたジュゴンのうち母親の死体が打ち上げられ、子ども2頭は行方不明です。

 さらに防衛局はK8護岸の190m延長工事を始めるために10月22日に入札告示しました。そこは小型サンゴが38760群体が生息している地域であるためこれまで工事ができなかった場所です。もしK8護岸が完成すれば辺野古崎と長嶋の間の潮流が止まってしまい、環境への破壊的影響も大きいのです。工事はやめるべきです。


サンゴ移植でサンゴが殺される

 9月に防衛局はK8護岸の延長工事のために、サンゴの移植を強行しました。移植は成功率が低く、移植したらサンゴが死滅する危険が高いので、沖縄県知事をはじめ学者や市民が反対しました。それなのに防衛局は台風や夏場の高温で最悪の条件下で移植を強行したのです。そして移植に有毒な接着剤使用も問題になっています。サンゴが生き残るのはむずかしいでしょう。まだ事業認定変更申請に知事が承認を出していないし、承認されなければ、工事が中止になって移植の必要もなくなるというのに、防衛局がサンゴの移植を強行したのは許せません。 このように環境破壊をやりながら、防衛局は口先では環境を守るといいます。「変更承認申請の概要」のなかでも、工事による「環境への影響は現行計画と同程度又はそれ以下である」と主張しています。しかし、誰が考えても、大浦湾を160ヘクタールも埋立する大規模な地盤改良工事で、直径1mもある砂杭7万7千本も打ちこむような工事をしたら、環境への影響がいままでと「同程度又はそれ以下」というのはあり得ません大浦湾の埋め立て工事をすれば生息する生物の多くが死滅してしまいます。大成建設は埋め立て工事をやめてください。


美謝川の水路切り替え工事はホープスポットの破壊です

 さらに沖縄防衛局は、101日、美謝川の水路切り替え工事を着工しました。美謝川の工事について、沖縄県と森林伐採や林地開発の協議が継続中だったのです。沖縄県はまだ協議は整っていないとして、着工しないように求めていました。話し合いの途中なのに、しかも、本体工事である埋め立て承認に基づく「設計変更計画」は、まだ申請中であるのに、一方的に防衛局は工事を強行した事は不誠実で許すことは出来ません。美謝川は埋め立て工事のど真ん中に注がれた川です。 河口にラグーンを形成し、大浦湾の海水をきれいに保ち、ジュゴンやアオサンゴ群落やハマサンゴ群落や、ユビエダハマサンゴ群落やクマノミ城やキクイシモドキやトカゲハゼやジュゴンの海草藻場や、マングローブ林等々の生物を育み、世界でもまれに見る環境を形成しているのです。この水路を切り替えれば、大浦湾の水質は変わり、ホープスポットに指定されたほどの素晴らしい環境が変わり、生物の成育は保たれなくなるでしょう。大成建設はこれ以上、工事で大浦湾を破壊して、生物や自然を殺さないでください。今すぐ辺野古新基地建設工事をやめてください。


(2)個人の意見

●Fさん

ご通行中の皆さん、私達は毎月、大成建設の要請行動を行っています。大成建設は辺野古の海を埋め立てて、新基地建設をやっている会社です。大成建設が辺野古から撤退するよう訴えています。

 1015日に、沖縄防衛局が「護岸新設工事」の入札公告を行いました。この工事は今年度の予定になかった工事です。「傾斜堤護岸、190m」とされているだけで、何所の工事か分からなかったので、ブログ「チョイさんの沖縄日記」の北上田さんは、米軍基地問題議員懇談会事務局長の石橋みちひろさんにお願いして、防衛省に問い合わせて貰ったら、K8護岸の延長工事だと判明したということなんです。

 K8護岸は2019年3月に着工され、総延長515mのうち、250mを造成しただけで、当初の護岸という目的にはない、土砂陸上げとして使用されているのですが、なぜ250mで止まっているかというと、500m付近は38760群体のサンゴ類が生息しているため、工事ができなかったのです。

 沖縄県知事はサンゴの特別採捕許可の取り消し命令を下していましたが、防衛局は行政不服審査法の執行停止で知事の取り消し命令を停止させて、現在、移植作業を強行しているのです。入札公告によると、K8護岸の延長工事は12月16日に開札となっており、それまでにサンゴの移植を終えようとしているのです。

 K8護岸の延長は、今、造成中のN2護岸と同様に陸上げ場にするためだと言われていますが、私は、K8護岸は大浦湾の軟弱地盤に隣接しており、海流の流れを堰き止め、軟弱地盤の埋立工事をやりやすくするためではないかと考えるのです。陸揚げのためなら、もう既に、今の半分の長さでも陸上げしているのですから、2倍に伸ばす必要はありません。私は2倍に伸ばすのは、軟弱地盤埋立のためではないかと思うのです。このK8護岸は長島に隣接しており、2倍に伸ばせば、潮流が完全に止まってしまい、大浦湾の環境に深刻な影響を与えてしまいます。私達はこの潮流の流れが堰き止められることを心配しているのですが、防衛局はむしろ、潮流を堰き止めるためにK8護岸を2倍に伸ばそうとしているのではないかと思うのです。環境破壊を何とも思っていない防衛局、そして会社の利益のためしか考えていない大成建設を許すことはできません。これが資本主義者の考えです。利益のためには、環境でも何でも破壊してしまう。遺骨でも何でも埋立に使ってしまう。だからこんな社会は変えなければいけないのです。

 知事は設計変更申請の不承認を出そうとしているところです。軟弱地盤の埋立工事が不可能だという理由で不承認を出すでしょう。実際、軟弱地盤の埋立工事は不可能であり、埋立工事が出来ないのであれば、隣接するK8護岸を造る必要はないのです。

大浦湾の潮流を堰き止めるK8護岸工事をやめろ!

新基地建設工事をやめろ!

辺野古・大浦湾の環境破壊をしても何とも思わない、基地建設を強行する防衛局、大成建設を許さないぞ!


カヌーチームの千葉さんは海上保安官を提訴しました!

千葉さんに対する高速ボートによる海保の暴力を許すな!

 4月15日、海上抗議行動のカヌーチーム9艇が、抗議をするめK8護岸に向かっているところに、警戒していた海上保安庁の高速ボート(GB)2隻が,千葉和夫さんが漕いでいるカヌーに猛スピードで突進しぶつかり、千葉さんは、胸部打撲・頭部座礁・頸椎損傷の傷害を負い、3ヶ月以上経っても、頭痛と首の痛みなどに悩まされているのです。このときカヌーチームは通常の抗議活動を展開しており、それに対する海保(GB)の対応は異常で危険でした。後日こちらで記録している映像を示し海上保安庁と交渉しましたが、一切責任を認めようとしないので、千葉さんは7月30日に那覇地裁に国家賠償請求の提訴をしたのです。映像では2隻の高速ボート(GB)が千葉さんのカヌーの上に乗り上げて、千葉さんは押し潰されてこのように傷害を負ったのです。詳しくは先程述べられましたが。海上保安官の意味不明な行動は何のための行動なのか、窺い知ることは出来ません。人民を虫けら同然に扱い、謝りもしない海保を許すことは出来ません。防衛局、大成建設はこのような国家権力の力を借りてまで、人殺しのための基地建設をしているのです。大成建設は暴力に依らなければ造れないような基地建設は、今すぐやめてください。


「愛知県警派遣の手続き」違法判決 沖縄ヘリパッド訴訟、高裁逆転判決

 沖縄県東村高江での米軍ヘリパッドの移設工事の警備を巡り,愛知県警が機動隊を派遣したのは違法な公金支出だとして、県民193人が大村秀章知事を相手取り,1億3000万円の損害賠償の支払いを、当時の県警本部長に命じるよう求めた住民訴訟の控訴審判決が107日に名古屋高裁であり、倉田慎也裁判長は一審の地裁判決をくつがえし、「専決処分による派遣は違法」として、県警本部長に約110万円を賠償させるよう命じました。控訴審判決は公安委への報告について「単に報告されたに過ぎず特段の意思決定行為があったものではなく、追認を行ったものと評価することはできない」「公安委の実質的意思決定に基づくものと認められず,専決で処理することが許されないものを専決しており,違法であるといわざるを得ない」とし、167月~11月分の時間外勤務手当として支払われた計110万円が損害に当たると認定した。

判決はまた、住民が抗議に使った車両やテントを警察側が強制的に撤去したのは、「法的根拠は見当たらず,違法である疑いが強い」と指摘しました。自由な反対運動を弾圧する法的根拠はないと断じたのです。

 この高江での他県から国家権力の密命で来た警察機動隊の傍若無人な住民弾圧は許せるものではなく、この名古屋高裁の勇気ある判決は極めて重要です。この辺野古においても、先ほどのカヌー隊の千葉さんに対する海保の許せぬ暴力行為やゲート前での沖縄県警の暴力行為による怪我人が続出しています。この名古屋高裁判決はこれらの警察権力の横暴な弾圧を戒めたものです。

 大成建設、このような警察権力や民間ガードマンを使った暴力によってしか強行できない基地建設はもうやめなさい!工事をやめて九州に帰ってきなさい!大成建設は、辺野古新基地建設をやめてその金を、「10億円かかる」という軽石対策に回しなさい!


●Y2さん

 通行中の福岡市民のみなさん、私達はこのビルの中にある大成建設に対して、今、沖縄でやっている建設工事をやめるよう訴えています。毎月1回ですが,全国でこうした形で沖縄に於ける新基地建設、米軍とそして今、自衛隊が使用しようとする新基地建設に対して反対してチラシを配ったり、或いはまたスタンデイングをやりながら、みなさんに訴えています。通行中の福岡市民のみなさん、私達は今沖縄に於ける埋立工事は、沖縄に於ける北部の大浦湾という所で建設工事が進められています。でも建設工事は新たな米軍とそして自衛隊が使用する新しい新基地建設、2本のV字型滑走路をもつ基地を造り、そして、弾薬庫を或いはまた、オスプレイが着陸できる駐機することができるそういった基地を造ろうとしています。戦争とそして、米軍と自衛隊が訓練と称して,沖縄に於ける基地を造り続ける大成建設に対して、沖縄から直ちに引き上げるように訴えています。

 私達のチラシを今配っています。どうぞ私達のチラシを受け取って下さい。私達は今、沖縄での新基地建設が多くの沖縄の人々の阻止行動の中で建設工事が遅れに遅れています。それは沖縄の人々が海に出てボートを出し、抗議船や或いはまた、海上保安庁の規制に抗議して、沖縄の人々がボートや或いはまた、抗議船を出して反対の声を叩きつけています。

そして、キャンプ・シュワブ前では、多くの人々が工事車両を止めそして、機動隊の暴力に抗議して非暴力の闘いを通じて基地建設を止めています。遅れに遅れてきた基地建設は今、政府は1年半前に、防衛省は新たな埋立変更申請を提出しました。この埋立変更申請の中で明らかになったことは、・・・私達は今、沖縄に於ける基地建設の埋立工事をやっている大成建設に直ちに埋立工事をやめるよう、訴えています。


●Sさん

 ご通行中のみなさん、大変お忙しいところを申し訳ございません。私達は今、日本政府そして、防衛省そして、アメリカ政府の求めによって、沖縄県民の意志を無視して行われている辺野古埋め立て基地建設工事に反対しております。その辺野古の工事を請け負っているのがこのビルに入っている大成建設九州支店です。

 ただいま妨害が入っていますが、私達は黙りません。沖縄では今から数年前に、県民投票によって、辺野古の基地埋め立て反対という圧倒的意志が示されました。しかし、日本政府及びアメリカ政府はそれを無視して、埋立工事を強行しております。日本の税金を使って、アメリカ軍の基地を提供しております。私達が払った税金がジャブジャブと辺野古埋立工事に使われております。みなさんその事を思い出して下さい。中国が攻めてくるから辺野古に基地を造ると言う人がおりますが、そんなことは嘘です。あれはアメリカを守るための軍事基地です。

 2010年アメリカ軍はそれまでの対中国軍事戦略を転換しました。中国に攻め込むA&Cパスル構想を転換し,日本本土、奄美諸島、沖縄、台湾、フィリピンを結んで中国を包囲するおくしょう戦略に借りかえました。そしてそれを全面化させようと中国軍と戦おうと想定しているのが,自衛隊です。その自衛隊をアメリカ軍が後方から支援する、オーストラリアに引っ込んで,中国軍と自衛隊を戦わせる、それでアメリカを防衛するという軍事構想です。それが沖縄の宮古島のミサイル基地搬入、ミサイル基地建設、そして辺野古新基地があります。辺野古の基地が日本を守ると言うのは、全くの嘘です。アメリカ軍を守る、アメリカ本島を守るのが目的です。命令されても黙りません。

 私達は黙りません。中国にやられるというのは嘘です。台湾有事と言っていますが、台湾の人達ちはだれも台湾有事が起こるなんてことは誰も言っておりません。そんなことを騒ぐのは日本のマスコミだけです。台湾在住なる日本人は台湾有事なんてことは誰も思ってないと。その証拠に誰も騒いでいないといっております。

中国軍が攻めてくるなんて,全くのデマです。嘘です。何故中国軍が日本を侵略するのでしょうか。何故日本人を殺す必要があるのでしょうか。考えて下さい。利益にならない戦争をする国が何所にいるでしょうか。そんなことをいうのは日本人だけです。日本の一部の連中だけです。

皆さん、勇ましいことを言う連中のことは信用しないでください。あの連中はもし戦争が始まれば真っ先に逃げ出します。みなさん事実をよく見て下さい。戦争が起こるというデマは、そんなものは耳を貸さないで下さい。平和を軍事力で守られることなどありません。軍事力は戦争を招くだけです。その事は、70年前の太平洋戦争で嫌と言うほど思い知らされたではありませんか。沖縄の人たちは自分達が戦場になることを断固拒否すると言っております。沖縄戦の悲劇をまた繰り返すのかと怒っております。日本はアメリカは沖縄に戦争を押しつけて、自分達だけが平和を享受しようとしていると怒りの声を挙げております。私達はこの声に応えるために、今こうして大成建設に対し、抗議行動を行っております。

皆さん、沖縄で何が起こっているかをよく見て下さい。そして、辺野古埋め立て建設に反対の声を挙げて下さい。世論の力こそが辺野古の基地建設を止めそして、今マスコミが騒いでいる日中武力衝突なども、尖閣諸島攻撃なども沖縄侵略など、そういったデマを打ち破る力になります。皆さん、私達と共に声を挙げて下さい。辺野古埋め立て攻撃をやめろ、これ以上軍事基地を沖縄に造るな!

どうも有り難うございました。


●Kさん

 ご通行中のみなさん、沖縄辺野古に基地を造ってはならないという風なことを訴えています。そして、チラシが2枚重ねて配られています。その中の一つに、福岡市が全会一致で可決をした意見書が入っています。福岡の市政便りの中に市議会便りというのがあります。つい先日配られた1115日号に意見書が採択されたと書いてあるんですが、中身がちょっとしか書いてありません。私達が作っているチラシは全文をきちっと書いております。是非中を見ていただいて、こういう風に意見書は書かれるんだなと、いう風なことを是非見て欲しいと思います。

 その他の提出者というのを見るとですね、全会派の代表者の名前が一番最初に書いて有ります。福岡市議会の議員さん達の各派閥の代表者の名前がきちんと書いて有って、その後に、「沖縄県戦没者の遺骨等を含む土砂を採取しないこと等を求める意見書」というのが書かれています。私達が市の当局にこの意見書は採択されたけどどうなるんですかねという風に,確認をしたんですね。そしたら市政便りに載せると言う風に言っていましたが、その文章はここに書かれている文章を簡単にしたものです。ですから、内容自体はこういうものですよみたいな、感じしか分かりません。是非チラシの中に福岡市議会の全会派が可決をした意見書が入っとります。是非見て下さい。

そして、大成建設さん要請書の中にこの意見書を見てそれを守りなさいと言う風なことを要請書の中に書いております。推進をする、造る会社であり、辺野古の新基地建設を行う会社である大成建設さんは、福岡市議会全会派で可決をした意見書を読まないと言うことはあり得ないですよ。いいですか大成建設さん。あなた方の会社がここに有る市議会の意見書、全会派が全員一致で可決した意見書です。絶対に大成建設さん読みなさい。そしてこの中身がどういうことを書いて有るのか、確認をしてあなた方がやってることはどういうことなのか、ということを、きちんと考えなさい。自民党も維新も含む全ての会派がここに意見書を賛成しているということを、考えないといけません。

大成建設さんこれは、重大なことですよ。いいですか。私達の要請行動抗議行動をずーっと続けておりますが、以前の大成建設の社屋からこちらに移動して来られましたね。私達の抗議が嫌なのか何か知りませんが、何故嫌なことになるのか。それはこの福岡市議会が採択をした全会派全議員が賛同して、意見書を採択しとります。この文章を読めば分かります。あなた方がやってることが、如何支社か何か知りませんが、支社長は読むべきです。そして、その中身があなた方がやっている工事がどれだけおかしいことをやっているのか。沖縄の県民がどれだけやめて欲しいと思っているのか。そして、沖縄戦で亡くなった、犠牲になった人達が遺骨になって残っているかも知れない、土砂の中に含まれているかも知れない。そういうような物を辺野古の基地建設に使うかも知れない。使ってしまうかも知れない。これをちゃんと考えなくてはいけません。

高校生のみなさん。福岡市の意見書というのが出されています。私達が配っています。こんな風に意見書というのはなっているんだなという風なのを見る勉強にもなります。是非、ビラを取って、意見書こういう風な物なんだなと言う風な勉強していただきたいと思います。福岡市議会の全議員が賛成をして、可決をした意見書を載せ取ります。是非、今読むのが大変だったら、家に帰ってじっくり読んでいただきたいと思います。

そして最後に衆議院選挙がありました。全国的な流れを見ると、まあ自民党がちょっと議席数を減らしたけれども、絶対安定多数。だけどですね、九州沖縄は違いますよ。佐賀なんかは自民党は2人とも落ちました。佐賀は全県で2区しかありませんけれどもね。自民党系は落ちました。復活当選してますけどね。福岡どうだと思いますか。今まで11選挙区のうち、全部自民党系だったんですけど、3回連続でだったんですけど、今回はね3つの選挙区で自民党じゃ無い人達がとおってますよ。

それに女性の皆さん、1人だけ女性候補が福岡5区で当っています。立憲民主党、女性の堤かなめさんという大学教授だった人ですね。日教組の推す堤かなめさんが当っております。今回の衆議院選挙、女性議員の数が減っているんですが、福岡は違います。一つ増えました。あの福岡3区で議員になっていた藤田一枝さん以来、数年ぶりに女性議員が誕生しています。福岡5区です。春日とか大野城とか朝倉とかそして、福岡南区の野多目とか、鶴田とかですね。この辺の選挙区であります。堤さんという方がとおっております。

政治は変わりつつありますよ。そして、是非みなさん、声を挙げるということをすることによって、政治を変えるということは必要です。大成建設さん、そういうことを考えずに、国が言うとおりと言う感じでやってると時代遅れになりますよ。いいですか、大成建設さん。やるべきことでないこと、恥ずかしいことは事業としてやめた方がいいです。以上です。(拍手がおきた)


(3)ギターと歌(Gさん)

大成建設の社員のみなさん、お元気にしてますか。そして、通行中のみなさんご存知ですか。

今、沖縄を含む南西諸島には日本軍自衛隊の基地が次から次へと造られ、そして、一応米軍のための基地と言われている辺野古の海を埋め立てた巨大な新基地が建設されようとしています。そして、この仕事を請け負ってるのが、私達の目の前にあるこのビルの中に入ってる大成建設です。大成建設は残念なことに、前の戦争中から随分と戦争に協力して、悪いことをやって、人殺しにさんざん手を貸してボロ儲けをした、血にまみれた会社です。そして、今回もまた、あの20万人の方が亡くなってる沖縄戦唯一の地上戦である沖縄の戦争に於いて、亡くなった方々の血肉が混じった、遺骨が混じった土砂をすくって、この辺野古の基地建設、大浦湾を埋め立てる辺野古の基地建設を請け負っているのが、このビルデイングに入っている大成建設です。

みなさんよく覚えて於いて下さい。大成建設は戦争中、前の戦前からずーと戦争に手を貸して人々の血を吸って大きくなってきてるゼネコンです。そういうことをはっきり覚えておいて下さい。そして今もまた、辺野古の新基地建設、こういったものに手を貸して、沖縄戦で亡くなった人達の血肉や,遺骨が混じった土砂を使って、海を埋め立て、ジュゴンを殺し、ウミガメを殺し、様々な生きもの達を殺し、そして何よりも人間が生きられないように殺していく。

そして更に、よそにまで行って戦争を起こして人を殺す。そのための基地を造っています。許せませんね。よく言われてるのは、中国との戦争。こんなの本当ですか。本気ですか。みなさん本気ですかね.私は信じられません、こんなの。中国の人いっぱい友達知ってます。戦争!?冗談じゃないですよ。誰と戦争するんですか?国って何ですか?私は国に命を預ける気は毛頭ありません。日本を守る。守りたくないです、そんなものは。

歌を歌います。

 

路上に目をやってご覧 車に轢かれてぺったんこのスルメと

仕事にあぶれて 腹ぺこのおっちゃんが寝っ転がっているぜ

路上に目をやってごらん 蟻んこだって ちゃーんと生きてるよ

ちっちゃな花たちが 風に揺れて光りを投げかけているぜ   

路上に目をやってごらん ペットボトルにアルミ缶   

紙屑と犬のうんこが アスファルトの上で 呻いている~ぜ

路上に目をやってご覧 瓦礫の山の中から   

血にまみれた小さな手が 僕らの助けを求めている~ぜ


瓦礫の路上から イラクの町から

アフガニスタンの大地の上から フクシマの海辺から

路上に目をやってご覧 あらゆる命達が

失う物が何も無い路上暮らしには 恐れる物が何も無いと歌ってるぜ

路上に目をやってご覧 ペットボトルにアルミ缶

紙屑と犬のうんこが 大地にかえりたいと泣いてるぜ

路上に目をやってご覧 蟻んこだってちゃーんと生きてるよ


小ちゃな花たちが風に揺れて 戦争いやだと歌っているぜ

小ちゃな花たちが風に揺れて 父はいらないと歌っているぜ

 

〜 大浦湾の綺麗なサンゴの海を埋立破壊して、ジュゴンやウミガメを殺したり、そして沖縄県の亡くなった人達の遺骨を使って海を埋め立てる、そのような暴挙を行いつつあるこの大成建設に、私達は抗議に来ています。今すぐ工事をやめなさい。戦争に手を貸すな。そういった要求を突き付けています。Gさんの友達が現れ、歌を聴いていく) 〜

 

時間の溶けてしまった島の悠久の中で ゆったり浮かんで 歌ったり踊ったり

いつまでもたゆとう 流れる命のままに 死ぬだの生きるだのと 考えることもなく

有るがままに身を任せ やって来る喜びを向かい入れ 去っていく悲しみに 別れを告げる

誰もがこの道を歩いている 道端の小さな花たちが微笑んでいる

島に吹く一陣の風になって この時代を駆け抜けてもみる

島に吹く一陣の風になって この時代を駆け抜けてみる


時間の溶けてしまった島の悠久の中で ゆったり浮かんで 歌ったり踊ったり

何時までもたゆとう 流れるいのちのままに 死ぬだの生きるだのと 思い煩うこともなく

有るがままに身を任せ やって来る喜びを向かえ入れ 去っていく悲しみに 別れを告げる

誰もがこの道を歩いている 道端の小さな花たちが微笑んでいる

島に吹く一陣の風になって この時代を駆け抜けてもみる

島に吹く一陣の風になって この時代を駆け抜けてみる


らららららららららら らららららららららら

島に吹く一陣の風になって この時代を駆け抜けてみる

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