報告
7月20日(木)は5人の参加でした。佐賀オスプレイ工事の旗も加わったので、横断幕が重くなり強風にあおられて今にも落ちそうになりながらも、元気に抗議行動を行いました。
要請書
辺野古新基地建設は戦争の準備です。
大成建設は工事をやめよ。
6月23日、沖縄戦から78年目の慰霊の日を迎えました。最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和記念公園では沖縄全戦没者追悼式が行われました。
平和宣言で玉城デニー知事は「二度と沖縄を戦場にしてはならないと決意を新たにすると、会場から拍手が上がりました。沖縄戦の戦没者の名前を刻んだ平和の礎の記名総数は24万2046人にものぼります。そのうち日本兵の戦死者は6万6000人、アメリカ兵の戦死者は1万2000人です。沖縄県民の犠牲者は一般住民が9万4000人、沖縄出身の軍人、軍属が2万8000人で合計12万2000人です。朝鮮半島から連れてこられた人も少なくとも300人以上がなくなりました。
沖縄戦では軍人よりも一般住民の犠牲者が上回ったのです。沖縄の一般住民が日本軍とアメリカ軍の激しい地上戦に巻き込まれてしまいました。天皇制を守り、日本本土の防波堤とし、戦争を長引かせたことが、犠牲を大きくする結果になりました。これほどの人を殺し、犠牲を強いた沖縄戦のことを忘れず、子どもに語り伝えて、2度と沖縄戦を繰り返したくないという沖縄の思いを大成建設も考えてください。再び戦争の島にするような辺野古新基地建設工事は許されません。戦争になれば基地があるところが攻撃されるのです。自衛隊の訓練は沖縄と南西諸島を戦場に想定してくりかえしおこなわれ、沖縄戦の準備が進められています。大成建設は辺野古新基地建設工事をやめてください。
遺骨が混じる南部糸満市の土砂を使うな
辺野古の埋立に使う土砂は、糸満から採掘されています。そこは沖縄戦最後の激戦地になった場所で今でも地面の下や壕の中にたくさんの遺骨が残っています。掘り出されていない遺骨の数が多いのでボランティアの人たちが今でも収集を続けているのです。そういう場所の土を無造作にショベルカーで掘り起こしてダンプに積み、辺野古の海に投入して埋め立てに使ってはいけません。遺骨の混じる土を、基地建設の埋立に使うなという決議が全国の地方議会で上げられ、ここ福岡市でも採択されました。しかしそれを無視して採掘が強行されようとしています。
大成建設としては遺骨に対する慰霊の気持ちはあるのなら、遺骨が混じった土を埋め立てには使えないと思いますがいかがですか。
戦跡シーガーアブの上にダンプを通して破壊するな
熊野鉱山の土砂搬出道路が、貴重な戦争遺跡であるシーガーアブ(兵隊や住民が避難した自然豪)の上を通るため、アブが崩落するおそれがあります。県教委も、シーガーアブを埋蔵文化財包蔵地として認めました。
住民は土砂搬出道路をシーガーアブの上を通らないルートに変更するよう求めました。それにもかかわらず県の教育委員会は、アブの上を土砂搬出道路とすることを認めてしまいました。
しかも、シーガーアブの上に鉄板を敷くだけで、「壕が壊れないような対策が取られていると判断した」というのです。壕の上の土被り厚等の測量もしていないのです。石材、土砂を積んだダンプトラックが行き来することによって、地下のアブが崩落するかもしれないのです。こんな無理なやり方をしながら大成建設は辺野古で工事をしているのです。大成建設は埋蔵文化財を破壊してまでも工事をするのですか。
設計変更不承認だから大浦湾側の工事をしてはいけない
埋め立て用の岩ズリ100万立方メートルを仮置きするのもダメ
防衛相浜田は6月17日、大浦湾側の埋め立て土砂を仮置きすることを明らかにし、この工事の発注もしてしまいました。軟弱地盤により設計変更申請が承認されていないのだから大浦湾側の工事に関して指一本触れてはならないはずなのに、これは違法な工事です。
玉城デニー知事は軟弱地盤などにより工事が不可能と判断して、設計変更申請不承認にしました。それに伴う国との裁判闘争が係争中のため、大成建設は大浦湾側の工事が一切できず、美謝川切替工事と辺野古側の埋め立て工事だけを続けているのです。
辺野古側の埋立は7月中には終了するでしょう。その後、大浦湾の埋立てのための土砂を辺野古側に仮置きすることは、設計変更申請が承認されるまでは実施できないはずです。土砂仮置き工事を進めれば、それは違法工事であり、やってはいけません。
防衛局、大成建設は諦めて、辺野古から撤退してください大浦湾に基地を造ることはできないのです!
佐賀空港にオスプレイ駐屯地をつくるな
6月から大成建設は佐賀空港にオスプレイ駐屯地を建設する工事を始めていますが、『戦争の匂いのするところに大成建設あり』です。沖縄の辺野古新基地建設しかり、佐賀オスプレイ駐屯地建設工事しかりです。佐賀空港にオスプレイ配備がなされれば、佐賀空港は戦争の攻撃基地になります。大成建設は戦争への道をつくっているのです。
危険なオスプレイが民家の上を飛ぶことは、住民の命を危険をさらし、オスプレイ駐屯地から出る汚染廃液は、漁業をできなくしてしまいます。昼夜オスプレイの騒音は住民の健康と生活の破壊につながります。大成建設の工事は昼間だけでなく夜間も続けるということで、住民が生活を守るため申し入れをしましたが、防衛局は「要望に応えるのが難しい」とはねつけました。国家権力の横暴に守られた大成建設の工事は、住民の怒りをかっています。工事用のダンプカーの交通事故は、始めたばかりなのにすでにもう2件発生しています。私たちは戦争に反対し、沖縄辺野古新基地建設や佐賀新駐屯地建設に反対します。大成建設は工事をやめて佐賀空港から撤退してください。
発言 Aさん
沖縄で防衛局交渉をしました。
1 最初に塩川港での防衛局職員のとんでもない差別発言について、謝罪を求めたが次長も局長も、かたくなに謝罪の言葉を拒否しました。この差別発言をした防衛局職員の問題は、日夜辺野古新基地建設に反対している住民に対し、高江の大阪機動隊の「土人」発言や辺野古のカヌーチームの千葉さんに対する海上保安官の暴力など、市民を国家権力で弾圧し、見下してきたその差別性と、精神障害者に対する差別という2重の差別を糾さなければなりません。とても許すことはできません2 塩川港の「ダンプトラック1日160台」の約束を破り、「一日1000台」のときもある防衛局の約束違反を許すな。
3 辺野古川に大浦湾の埋め立て土砂を仮置き発注する問題。知事の不承認のため辺野古川仮置きは違法行為です。沖縄人民を天皇を守るための、本土を守るための盾にする沖縄戦を許すな。戦争をやりたがる岸田政権を打倒し、戦争を阻止しましょう。
4 佐賀空港のオスプレイ駐屯地建設をやめろ。アジアで侵略戦争が始まれば、相浦駐屯地の水陸起動団(突撃部隊)を戦場に運ぶ役割をオスプレイはもっている。その建設を24時間体制でやっていることを許すことはできない。
Bさん
大成建設は佐賀空港のオスプレイ配備のための工事をやっている。柳川市の市民は、配備されれば爆音や、落下物の事故を心配しています。防衛省は安全ですと繰り返して住民説明会を終わらせ、工事にとりかかりました。コンクリートを打ち込む際につくられるアルカリ性の廃液が海に放流されれば、養殖ノリが打撃を受けると漁民が憤っています。辺野古の海と佐賀空港の工事を中止し、原状に戻しなさい。
Cさん
全国で取り組まれた辺野古新基地建設断念を求める国会請願署名56万名分が6月に提出されました。政府や与党がこれに反対したのは許せません。知事は工事を不承認にしているのに、防衛局が大浦湾埋立用の土砂を辺野古側に仮置きしようとしているのは、違法であり許されないことです。沖縄の民意は、これ以上基地はいらないということです。
先日福岡でも世界水泳で、自衛隊の曲芸飛行ブルーインパルスが行われた。自衛隊を認知させ、戦争のための軍隊としての活動を認知させる目的でしょうか。福岡空港は、長崎と並んで米軍機が離発着を繰り返す回数が多く、ヘリの発着場は雁ノ巣に移転され、有事になれば自衛隊機・米軍機が飛んできます。沖縄のことは他人ごとではありません。
Dさん
大成建設は辺野古のきれいな海を埋め立てて、戦争のための出撃基地を作っている。人の血を吸って肥え太るあこぎな商売をやめなさい。
歌とギター演奏とシュプレヒコール
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