【集団的自衛権の行使について説明責任を回避する安倍首相】
●10・4付東京記事「明白な危険の範囲「まさに明白」 首相、不明瞭な答弁」にこうあります。
〈安倍晋三首相は三日の衆院予算委員会で、集団的自衛権を行使するかどうかの判断基準になる「新三要件」のうち「国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合」の「明白な危険」の範囲に関し「明白な危険とは、まさに明白だ」と述べた。〉
安倍の答弁は国民をなめきっています。「明白な危険とは、まさに明白だ」とは何の意味ももたない同義反復にすぎません。また記事にこうあります。
〈先の訪米での国連総会一般討論演説では、持論の「積極的平和主義」について「人間を中心に据えた社会の発展に骨身を惜しまなかったわれわれが獲得した確信と、自信の、おのずからなる発展の上に立つ旗」とだけ説明。〉
国連でこんな意味不明瞭な表明をして世界からどう受け止められるか、安倍は一向に意に介さないようですが、彼の振りかざす「積極的平和主義」とは米国とともに世界中で軍事力をふんだんに行使するということです。彼にとって「戦争は平和」です。
彼が集団的自衛権を「限定的に」行使するとのべるとき私たちは「無際限に」「無限定に」
と解すべきでしょう。
〔参考記事〕
◆明白な危険の範囲「まさに明白」 首相、不明瞭な答弁 10・4 東京
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