〔参考記事〕
◆自民候補選び袋小路 那覇市長選 9・28 沖縄タイムス
・記事のリードと本文の一部を引用
写真 市長選出馬を固辞する考えを記者団に説明する翁長氏=25日、県議会
11月16日の沖縄県知事選と同日選挙の公算が大きい那覇市長選をめぐる自民党沖縄県連の候補者選考が袋小路に迷い込んでいる。候補者選考委員会(委員長・国場幸之助衆院議員)が県連副会長の翁長政俊氏(65)に決定してから3日が経過した27日現在、翁長氏は固辞する態度を変えていない。関係者からは新たな候補者を模索するべきだとの意見も徐々に出始めているが、選考委が翁長氏断念を正式に判断するかも決まっておらず「濃霧」(県連幹部)が晴れる見通しは立っていない。(選挙取材班・銘苅一哲)
一方で、翁長氏を“逆指名”していた自民党本部は西銘会長や国場氏ら県連所属の国会議員に対する不満が高まっている。
党本部の茂木敏充選対委員長は今月20日に沖縄入りし、公明党や経済界関係者と接触し、翁長氏を擁立した上での協力を打診していた。さらに、政令指定都市に限定されている市長選の党本部推薦を那覇でも認めるという特別対応も準備されていた。
それだけに党本部の怒りは強い。党本部幹部は「市長選で県連の足並みがそろわないようでは、知事選も厳しい」と苦言を呈している。
◆那覇市長選で自民迷走、公明共闘模索も「白紙」 9・27 読売/九州
◆那覇市長選、自民苦慮…候補者選びはふりだしに 9・27 読売
・記事から
自民党は沖縄県知事選で、米軍普天間飛行場移設を容認する仲井真弘多なかいまひろかず知事の推薦を決めているが、公明党県本部は移設に反対しており、仲井真氏の支援に難色を示している。
このため、自民党執行部は、移設が直接の争点とならない那覇市長選で自公共闘態勢を作れば、「知事選でも公明党票が自民推薦の仲井真氏に流れることが期待できる」との戦略を描いていた。公明党に人脈を持つ翁長氏の擁立を図ったのはそのためだ。この戦略の地ならしのため、自民党の茂木敏充選挙対策委員長は20~22日に沖縄県入りし、関係者回りに奔走した。
だが、翁長氏が「土壇場で決意がうせた」と出馬を固辞したことで、候補者選びはふりだしに戻った。党幹部は「大どんでん返しだ」と頭を抱えている。
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