ブログ開設にあたって


【ブログ開設にあたって】 活動の趣旨

 沖縄(本)島の名護市以北、山や森の多い自然豊かな一帯をヤンバル(山原)といいます。このヤンバルの東海岸に自然景観に恵まれた辺野古(へのこ)の海が広がっています。美しい辺野古の海は、沖縄県の環境保全指針で「自然環境の厳正な保護を図る区域」であるランク1とされていますが、それは沖縄島ではごくわずかになった自然海岸がみごとに残っているからです。

 ところがこの美(ちゅら、うつくしい)海、稀少な天然記念物・ジュゴンが餌(えさ)場とする豊かな海が今、埋め立ての危機に直面しています。日米両政府が辺野古沖海域とそれに隣接する大浦湾に巨大な米軍基地を建設しようとしているからです。新基地は軍港施設を合わせ持つ、オスプレイや戦闘機用の飛行場です。
 
 2013年末、仲井真(なかいま)沖縄県知事は県民の大多数の反対の声を押し切って、防衛省が申請した辺野古埋め立てを承認しました。しかし14年1月19日におこなわれた名護市長選で名護市民は「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」ことを公約として掲げた稲嶺進(いなみね・すすむ)前市長を再度当選させ、「辺野古新基地建設 NO!」の意思を鮮明に示しました。

 主権在民原理に立つ民主主義の国であれば、政府はこの名護市民の意思を尊重し基地建設計画を取りやめるはずです。ところが、安倍政権は市長選のわずか2日後、埋め立てを進める手続きを開始したのです。埋め立てをおこなうには諸工事が自然環境に及ぼす影響を調査しなければなりませんが、防衛省はその調査を請け負う民間企業を募集する入札の公告を強行しました。この政府の姿勢は名護市民をはじめとする沖縄県民の「新基地建設 NO!」の意思を正面から踏みにじるものであり、県民から激しい怒りが湧き起こっています。

 ところで防衛省が求める「調査」の結果が同省にとって都合のいいものになることは言うまでもありません。そこで私たちは調査を請け負う民間企業に防衛省に協力しないよう働きかけようと思います。このブログは防衛省の動きを監視し、調査を請け負う企業の特定に努めます。そして調査を請け負う企業が判明したら、それらの企業が防衛省による美しい辺野古の海の埋め立てに協力しないよう要請する活動を全国のみなさんに呼びかけようと思います。

 辺野古新基地建設を阻止する方法はいろいろ考えられると思いますが、私たちのこの活動はそれらの動きの一環として大事な役割を果たすと思います。
 このブログは事実を正確に伝えます。みなさんが情報を活用してくださることを心から期待します。        本ブログ編集部 2014年2月20日     

2018年2月24日土曜日

五洋抗議:2月27日(火)17:30~@飯田橋東口

五洋建設抗議は、2月27日(火)17:30~飯田橋東口で行います。飯田橋東口向かいにある五洋建設の本社から帰宅する社員と一般の人に向けてスタンディング、チラシまきをします。思い思いのプラカードをご用意ください。よろしくご参集ください。

大成抗議:2月20日報告@福岡九州支社

2018.2.20大成建設要請行動報告
参加人数6人。Tuさん、S君が来てくれた。これからも来てくれ そう。うれしい。今日はとっても通行人の反応がいい。私Fが発言 していると、通行中の男性から「もっと元気出せ」 と気合いを入れられた。私はマイクの音が小さいけど、耳がおかし いのかなーと思っていたが、風邪で声が出てなかったのだ。元気が ないように聞こえたのだろう。アベックの連れが、熱心にパネルを 見て何か話していた。ビラを渡すと受け取ってくれた。他にもパネ ルを熱心に見てくれる人が多い。何時もと反応が違う。沖縄のヘリ の墜落事故が多く、良く報道されているからではないかと思う。本 土の人々も余りにも酷いと、沖縄に対する関心が高まっているので しょう。
今後の大成建設要請行動の日程
3月27日(火)4月17日(火)5月15日(火)6月26日( 火)。時間は16:50~18:00です。今、参加人数が減って います。みなさんお誘い合わせの上、ご参加よろしくお願いします 。
(1)要請書による訴え(Fさん)
要請書
 「辺野古米軍新基地建設工事の受注を撤回し、工事の即時中止を要 請します」
 私達は、沖縄県名護市・辺野古に米軍基地は作らせないことを選挙 で示し、平和のために行動し続ける沖縄県民と連帯して福岡で行動 する市民の集まりです。
私達は2014年6月に御社が国から受注した辺野古への米軍新基 地建設工事の中止と撤退を求めます。

 2017年4月から、大浦湾のK9護岸工事が始まりました。防衛 局は海岸にテーブルを置き、クレーンのボタンを一斉に押すという セレモニーを行い、「本体工事着工」と大きく宣伝しました。 しかしK9護岸工事は全長316mのはずですが、 わずか100mで止まってしまいました。今、 石材海上搬送の台船桟橋として使われているのです。このセレモニ ーは、「護岸工事が着工された」「大浦湾に石材投下が始まった」 と見せつけ、県民を諦めさせるためにやったのです。実際は、基地 建設工事を全く手掛けることが出来ないことを覆い隠すために、 出来そうもないのに、出来るかのように報道し、県民を欺いたので す。
 県民を諦めさせようとしたもう一つは、石材海上搬送です。ゲート 前のダンプトラックに対する県民の抗議阻止行動のため、作業は遅 々として進まず、業を煮やした防衛局は、「作業効率の向上のため 」と石材海上搬送を打ち出しました。陸上と海上からと2倍の運搬 で工事を進めるという勢いに県民が諦めて、 抗議行動をやめるだろうという魂胆なのです。しかし、実際の本部 港ではダンプトラックで台船に石材を積み込み、その石材を船足の 速い、ガット船に積みかえ、本部港から辺戸岬を回り、大浦湾のK 9護岸まで走り、K9護岸でまた、ガット船から、 台船に石材を移し、それをダンプトラックに乗っけて陸揚げすると いうものなのです。これが「作業効率の向上」 と言えるでしょうか。
 しかも、国頭村・奥港では奥区の区民を中心に、ダンプの前に寝転 がって阻止行動が行われ、区民総会で奥港の使用反対を全会一致で 決議し、防衛局や県にも抗議に出かけたりして反対し、区民に全く 受け入れられていないのです。また本部港でも、本部町が手続きの 不備を是正しないまま、港湾使用を許可してしまったため、 町民は本部町と県に対し、住民監査請求を起こし、積み込み反対の 抗議行動を闘っているのです。諦めさせるどころか、 逆に反対闘争は、辺野古から沖縄全域に広がりつつあります。

海底ボーリング調査は、2014年から始まりました。防衛局は「 海底ボーリング調査は、2014年秋には終わらせ、ただちに本体 工事にとりかかる」(読売)と豪語していました。にもかかわらず 、
5年近くになりますが、いまだ大浦湾では海底ボーリング調査が続 いているのです。このようにボーリング調査が終わらないのは、海 底地盤に何らかの問題が見つかったためとしか考えられません。
活断層調査に不可欠な音波探査も総延長14000mも行っている のです。防衛局は「活断層はない」と言いながらどれだけ活断層に 神経を尖らせているのか、明白です。
「名護・やんばるの地質」(名護博物館)では、陸上部の辺野古断 層と楚久断層を「活構造」(活断層)に分類しています。 活断層研究会の「新編 日本の活断層」(東京大学出版会)では、これらの断層を「陸上活 断層―活断層の疑いのあるリニアメント(確実度Ⅲ)」としていま す。これらの断層の延長線上に防衛庁が示した大浦湾の落ち込み部 分が重なっているのです。その落ち込み部分の深さはなんと約63 mもあるのです。
政府はこれらの指摘に対して、「活断層が存在するとは認識してい ない」「辺野古沿岸域における海底地盤の安全性については、問題 ないものと認識している」と弁明しています。ではなぜいまだに音 波探査などの海底ボーリング調査を続けているのでしょう。
活断層の上に大量の弾薬や化学物質を扱う軍事施設を建設すること は当然できません。直下型地震や津波が発生すれば、その被害や環 境破壊は想像を絶するものとなるでしょう。辺野古新基地の立地条 件そのものが根底から問われているのです。政府はこの問題につい て、調査結果をもとに説明する責任を負っているのです。( 現状でも、キャンプシュワブ米軍基地内の活断層の上にある二見弾 薬庫に核兵器があるのじゃないかと言われています。 とても危険です)
 昨年秋、海上ヤード造成計画の「取止め」が報じられました。海上 ヤードとは、ケーソン(箱形のコンクリート枠)の仮置き場です。 この海上ヤードも建設予定のケーソン護岸も活断層の延長線上にあ ります。防衛局の当初の工程表では、本体工事開始後、一番に海上 ヤード造成に着手するはずだったのですが、昨年、工事受注者に海 上ヤード造成の「取止め」を指示しているのです。この「取止め」 は、大浦湾の海底地盤に何らかの問題が見つかり「ケーソン護岸工 事」が大幅変更を強いられたためではないかと考えられます。
 以前から、大浦湾の琉球石灰岩層の存在を問題にしてきましたが、 石灰岩層は空洞や軟弱部分が多く、防衛局の調査結果でも、「N値 」が10前後(50以上必要)しかない場所が確認されているので す。このような軟弱地盤に大型ケーソン(長さ52m高さ24m幅 22m)を設置することはできません。しかも、活断層の上です。 たとえ基礎地盤改良工事をしても、安全は保障できないでしょう。
 
また、防衛局は、はじめに取りかかるはずだった大浦湾側の岩礁破 砕行為をともなう困難な工事をすべて後回しにし、簡単にできる辺 野古側の護岸工事に集中しています。これも工事の「実績」 を作りだし、県民の諦めを誘うためだと思われます。だがこれだけ の大幅施工順序の変更は、埋立承認願書の「設計の概要」の変更と なり公有水面埋立法にもとづく知事の承認が必要です。防衛局はこ れらの手続きを無視したまま、工事を強行しています。他に、海底 地形を改変させるために必要な岩礁破砕許可やサンゴ類の移植のた めに必要なサンゴ類の特別採捕許可などの知事の権限を無視し、 岩礁破砕許可は漁業権を放棄したからと逃げ、サンゴ類の移植も行 わないまま護岸工事を強行しています。その他にも、設計概要変更 申請が必要となるものがいくつもあります。しかし政府は「 知事権限を封じるために、設計概要の変更申請をしない方針」 と産経新聞で報道しています。国の強権的、 脱法行為を許すことはできません。
 大成建設は、このような危険な工事、そして法律も何も犯して進む めちゃくちゃな工事を請け負っているのです。 大成建設は会社の利益だけを考えるのではなく、もっと人々のため になる建設をやってください。このような辺野古新基地建設から早 く撤退してください。
(2)個人の訴え
Yさん:大成建設は、辺野古の新基地建設を中止してくれるよう に、今ここで抗議行動をやっています。この大きなビル、この大成 建設が沖縄の辺野古で米軍新基地を今建設中です。沖縄ではたくさ んの米軍による墜落事故や、ヘリコプターから扉が落ちるなどの、 事故が続いています。基地があることによって、沖縄の人々の生活 が危険にさらされています。それを知りながら大成建設は、この辺 野古に米軍基地を普天間基地に無かったたくさんの機能を備えた新 しい新基地を造っています。艦載機が接岸できるような強襲揚陸艦 が接岸可能な埠頭も造られます。そして、 飛行機の燃料を注入できるそういう施設も造られ、弾薬庫も造られ 、これまでに無い、新しい機能を持った米軍基地をこの大成建設が 今造っているのです。 やはり大成建設は戦争のための基地を造ることに対して、何の反省 も良心の咎めも無いのかと、思います。平和のための建設とか、環 境に優しい工事とかいろんなことを歌っていながら、その実やって いることは辺野古の自然の破壊であり、今ではその辺野古の海の汚 染のために、これまで貴重なサンゴも棲息していたわけですけれど も、そういったものも死滅しつつあります。日本の中で唯一ジュゴ ンがやってきていて、非常にめずらしかった辺野古の海もジュゴン もすでに来なくなりました。 これはひとえに大成建設の工事のせいです。アメリカの裁判でもこ のような工事を行うことに対して、ジュゴン裁判が行われ、不当な 工事を止めるようにという声が上がっています。そうした声があっ たとしても、大成建設はこの間一切聞く耳を持とうとしませんでし た。私達が抗議をする要請文についても、一切受け取ろうとしてお りません。もう三年目になりますけれども、 この要請文すら受け取らないし、市民の声も聞こうとしない大成建 設のこのやり方は、私達にとってとても残念です。基地を造ること がどういうことなのか、私達は今、大成建設の基地建設は、 ただ金のためにそういったことを、行う企業が大成建設なわけなん ですけど、その基地の造られた結果、これは200年も持つ基地と 言われています。沖縄の人達がこの間基地の縮小を求めてたくさん の人達が選挙で沖縄の基地制限を求めて翁長知事をはじめとして、 基地建設に反対する議員達が誕生してきました。しかし、この辺野 古に基地が出来たならば、アメリカの米軍と自衛隊が共同の訓練を 行うようになると思います。 今でも日出生台や山口岩国や厚木やいろんな所で、日米共同軍事演 習というのが行われています。そして、米軍の指揮下で自衛隊が戦 争に出ると言う事の訓練がされています。正にアメリカがここで戦 争をやるというようなことを決めた場合、自動的に自衛隊がその先 兵となって、米軍指揮下に入り、戦争に派遣されると言う事が、日 米合同委員会ではもう何十年も前から表示され着々とその準備や訓 練や基地そして訓練の評価などが行われて来ているのです。私達が 知らないうちに、戦争の準備がどんどん続いています。
この目の前の大成建設は、そういう戦争の準備である辺野古の新基 地を建設している会社です。辺野古の新基地は自然豊かなジュゴン やサンゴの海を埋め立てる工事です。この辺野古の海は,貴重生物 や,サンゴが多いために、地球の中でも非常に大切な場所として科 学者達に認定されているのです。しかし、 そんなことは一切お構いなしに,大幅に護岸工事、そして、 中仕切り工事、そして、海を壁のような物で塞いで、中に土砂を搬 入して陸にして、そこに基地を拡大するという工事を、 今大成建設が行っています。自然を守るどころか、 汚濁防止膜などを張って、自然を守ような振りをしていますけれど も、汚濁防止膜は7mしかなくて、海底までは全く届くことはなく 汚染された水はどんどんどんどん流れ出ています。 赤土も陸から流れ、そして搬入された土砂達は本土から運ばれたり しますけれども、本土の生物たちが海の中に入ることによって、沖 縄の辺野古の海の生態系が破壊されるのです。このことは非常に危 機的な状況であり、今、みんなが心配しています。毎日毎日海を汚 し破壊することについて、大成建設はどう思っているのでしょうか 。この大浦湾には全長271mもの護岸が造られようとしています 。そこには強襲揚陸艦などが接岸できます。それは所謂、船の基地 のようなもので、そこから戦闘機を発射する巨大な基地のような揚 陸艦・船です。そしてそれの母港として辺野古が使われようとして います。辺野古と岩国と厚木を結んで米軍揚陸艦が補給したり休養 したり、また、爆弾や燃料を積んで、 出撃していくその拠点として今、辺野古が建設されようとしていま す。私達は子ども達の未来にこの美しい自然がある辺野古が200 年も米軍基地として使われることについて、非常に悲しい思いをし ています。大成建設は今すぐ辺野古の工事から手を引いていただき たいと思います。
Fさん:米軍が沖縄で起こしている米軍機事故の数々は凄まじい 物です。
2004年8月13日に、宜野湾市の国際大学に、米軍ヘリが激突 ・炎上し、消火活動後に、米軍は現場を封鎖し、機体を搬出するま で、日本の警察・消防・防衛局員・大学関係者の立ち入りを認めま せんでした。これは沖縄で起きるどの事件もそうです。名護市・安 部に落ちたオスプレイ事故でもそうです。日本の警察官は中に入っ て捜査するのではなく、立ち入り禁止の阻止線を守っていたのです 。海上保安官も入れませんでした。この国際大学事故では、ストロ ンチウム90の放射線汚染を引き起こしています。
その他の米軍機事故は
米軍戦闘機墜落事故では、海上墜落が2006年、2013年20 15年。陸上墜落が2013年宜野座村のキャンプ・ハンセンの山 中に米軍機が墜落しています。この時は1000人を超える村民の 抗議集会が開かれています。
2016.12.13  オスプレイが、大浦湾の入り口にある安部に墜落・大破。いまだに 破片が残っています。
2017.1.20    伊計島の農道に米軍ヘリ不時着
     10.11   高江の牧草地に米軍ヘリ不時着炎上
     12.7    普天間飛行場付近の保育園に米軍ヘリの部品落下
     12.13   普天間第二小学校に米軍ヘリの窓枠落下・小学生破片で怪我
2018. 1.6    伊計島の砂浜に米軍ヘリ不時着・・・ヘリを解体して搬出
1.8    読谷村の廃棄処分場に米軍ヘリ不時着
     1.23   渡名喜村のヘリポートに米軍ヘリ不時着
     2.9    伊計島の海岸にオスプレイのエンジン空気取り入れ口カバー落下。 島民発見。米軍は日本側に報告していなかった。
     1.5    佐賀県でも自衛隊機墜落
メインローターヘッドを取り替えテスト飛行中に民家に墜落炎上。 少女が怪我。精神的ショックを受ける。
メインローター・ヘッドの接合部が破損していた。
このヘリはアメリカ製でアメリカ側は最初このメインローター・ヘ ッドは新品だと嘘をついていたが、後で中古だったと訂正した。
大成建設は、この多発する米軍機事故についてどう思いますか。人 として、一個人として、どう思いますか。日本人としてどう思いま すか。何も感じませんか。
この日本人の命も省みない。事故を起こし、飛行停止を訴えても何 の反省もなく飛び続けて事故を多発し続けている。 大成建設はこれをどう思いますか。
もともと基地は人殺しのためのもの。米兵も人殺しのための訓練を 日夜やっている。沖縄県民を殺しても何とも思わないのだろう。だ から何の反省もなく、飛行停止を訴えても飛び続け、事故を起こす 。あなた達は、そういう基地を作っているのですよ。あなた達、 大企業は、人の命より金儲けが先なんですか?それはおかしいでし ょう!これだけの被害を出しているのですから。
沖縄の人達はいつかは、宮森小学校のような大惨事が起こるだろう と心配しています。大成建設よ、 このような基地を作るべきじゃないでしょう。今すぐ工事をやめて ください。そして辺野古から撤退して下さい。
Tさん:大成建設で働く従業員のみなさん!今、従業員のみなさ んは、今、自分が従事している仕事を設計にしろ販売にしろ様々な 仕事をしていると思います。そしてその仕事に誇りを持って従事で きているかどうか、このことが一番問題になると思います。自分が 自分の仕事に誇りを持って従事できるのか、それとも金のため仕方 なく労働を強いられているのか、このことは大きな問題です。仕事 でストレスを抱えてうちに帰ってそれが発散できないままに家族に 当たり散らしたりしていませんか。労働・仕事という名のみなさん 方は、仕事という美名のもとに、みなさん方の人間性を削がれてい るのではないでしょうか。みなさん方は仕事だから仕方がない、 こんなもんだ。自分は仕事を選んではいられない。 上司からの命令であれば、それは仕方がないんだ。 と言う形で自分を誤魔化していませんか。大成建設で働く従業員の みなさん、みなさん方が大成建設の社員であること、或いは関連の 仕事をしていることに誇りをもっていますか。今、大成建設という 会社が企業が,社会的に見てどのような位置にあるのかと言うこと をもういっぺん考え直して見たいと思いませんか。大成建設という と、私達が今この大成建設の社前で声を大にして叫んでいるように 、今や私達民衆の敵になってしまっているのです。    大成建設が請け負う辺野古の新基地、米軍新基地建設は民衆・人々 にとってどんな利害をもたらすか、ということを本当に真剣になっ て考えてみませんか。大成建設が請け負っている仕事はアメリカの 海兵隊の基地を造る仕事です。アメリカの海兵隊といえばとりもな おさず侵略の先兵として何処のよその国に行っても、その侵略する ときの最先兵としての働きをするのが海兵隊です。その海兵隊の基 地を造るということは、世界中のアメリカの帝国主義的な支配を世 界中で貫徹するための基地を大成建設は請け負って造っているので す。米軍の基地が問題なのはなにも沖縄だけに限ったわけではあり ません。米軍の基地が世界中にある米軍の基地が地元とのトラブル を起こしているのは、一通であります。それぞれの国との地位協定 の差により、大小様々でありますが、米軍の地位に関する協定では 日本は沖縄は他国と比較しても、極めて劣位な状態にあります。 正に侵略した側は、侵略された側と無理矢理不平等条約を結んで、 そこの地域を支配するやり方、不平等条約の典型的なものが、日本 とアメリカの間では、締結されています。この間何度日米地位協定 の見直しが語られてきたかはわかりません。 沖縄で大きな事件事故が起こるたびに、その度に日米地位協定があ るから、日米地位協定は日本国憲法よりも上位の地位にあるんだと いう勝手な解釈の元に,沖縄の住民は差別と忍従を強いられて来て います。このこうした形で成り立っている、 海兵隊用の基地を造ること、このことにより全世界を支配する、帝 国主義的に支配するその為に侵略基地を造る。これが今、沖縄の辺 野古で新基地建設を造らせられる背景となっているのです。 沖縄の辺野古で新基地建設をする、V字滑走路を造って、大きな軍 用機が飛び立てるようにする。そのことが一体何を意味すあるのか 。世界中に、いやアジアに絞っても、中国やロシアに対するアメリ カの軍事力を拡大しアメリカの帝国主義的な地位を高めるためだけ に、辺野古の新基地建設は進められようとしています。辺野古に新 基地が建設されたところで、辺野古の住民、沖縄の住民にとって、 何ら良いことはありません。基地があるが故に、 他国から攻撃の的になり,攻撃の対象になり、そのことにより住民 は怯えて暮らさなければならないのです。このように、 基地建設が完成したからと言って、地元の住民や沖縄の住民が歓迎 すべきものは何にもありません。新基地建設が完成したからといっ て喜ぶのは、一部の軍需産業と本土の安倍政権を基盤とする軍需産 業の儲けが拡大するだけです。このような誰にも歓迎されない、民 衆にとって喜ばれないアメリカの新基地を建設することに従事する みなさん方は、本当に苦役を強いられているとしか言いようがあり ません。辺野古の新基地建設に従事するということは、日本国憲法 が保障した何人も法律による手続きに依らなければ、苦役をさせら れることはない、ということです。今、苦役は刑務所の懲役以外に は苦役をさせられることは、法的にはありません。しかしながら、 客観的に見るときに,みなさん方が従事させられている新基地建設 のための業務は、文字どおり世界の民衆の怒りを買う,反感を買う 事業であり、あなた達個人の良心を信頼する個人にとって、苦役に しか他ならないと思います。こうした苦役から解放されるためには 、今、みなさん方が日常的に従事している仕事,業務から解放され る以外にはありません。今、全世界の技術者の基準として,己の良 心に反する業務を強制されることはないというグローバルな基準が あります。会社は企業はその人のものに沿って、苦役に該当するよ うな業務、良心に反するような業務を強制してはならない、その本 人がその苦役から解放されるために、その業務をボイコットしたと しても、そのボイコットを理由としてその人の雇用を打ち切るよう なことをしてはいけないというグローバルな基準があります。この 全世界的な基準は今や日本の最高裁においても、一部認められてお ります。日本の教育労働者の闘いとして、「日の丸・君が代」 を強制をされることは、己の良心に反するとして、「日の丸・ 君が代」のときに規律を強制されることを拒否した労働者に対して 、最終的には懲戒免職を前提にした懲戒処分をかけること、そのこ とが違法かどうかがこの間、争われてきています。戦後ずーとこの 教職員の良心の問題、そのことと処分との関連がずーと争われてき ています。そして、この争いの中で、 一つはっきりしてきたことは、己の良心に反する業務に対する業務 命令が発せられたとしても、例えこの業務命令が適法なものである としても、個人個人が己の良心に反する,思想信条に反すると思っ たときには、この業務命令を拒否しても良い、逆に言えば、業務命 令を発する側は、この業務命令を発したことをもって、その業務命 令に従わない個人・労働者に対して減給以上の処分を掛けてはなら ない、というのが、ほぼ最高裁で清策した考え方です。今、この考 え方は最高裁で清策しており地裁、高裁の判決のレベルにおいても 、懲戒処分が取り消される事例が多々増えてきている。このように 日本の最高裁においてもこれまでも適法な業務命令に従わなければ 、即、懲戒処分の対象であり、対象的には懲戒免職も許される、 と言う考え方は、今の全世界のグローバルの基準には合わない、 個人の思想・良心の自由を尊重する民主主義国家においては、これ は行き過ぎである、という考え方はほぼ定着してきています。しか しながら、このような考え方の定着は,突然降って湧いてきたわけ ではありません。戦後70年に渡って学校現場で教職員が「日の丸 ・君が代」を強制されることに対して、これを拒否する闘いを続け てきたからです。何年も何十年も掛かって、 その度に敗訴判決の中で、その敗訴判決にも負けずに、 この己の良心に掛けて闘ってきた、そのことの成果積み上げとして 今最高裁をも動かしていく。このようにやはり闘いは己から,現場 から、嫌なことは嫌だ、苦役はいやだアメリカのための基地を造る のはいやだ、戦争のための基地を造るのは嫌だ、という己の良心に 従って1人1人が声を上げる。そしてその声を上げた人を他の人が 支え合う。民衆の団結でもってこのような日常生活の縛りから解放 される。その過程こそが重要なことではないかと思っております。 私達は大成建設の従業員のみなさんが、己の苦役からの解放を求め て立ち上がり、声を挙げることを全面的に支援したいと考えていま す。全ての大成建設の従業員のみなさん。大成建設の内外から大成 建設が今行っている,会社として行っていることの業務の健全さお かしさを声を出して抗議をして行こうではありませんか。私達は、 大成建設で働く従業員のみなさんの中からの決起を全面的に応援し たと思っています。全ての大成建設で働く従業員のみなさん、私達 と一緒になって,本当に自分がやってる仕事は何なのか,自分の仕 事が完成した暁に,喜んでもらえる仕事になってるのか、民衆に貢 献できる仕事をしているのか、ということを再度問い直してもらい たいと思います。
(3)シュプレヒコール
シュプレヒコール             シュプレヒコール
辺野古の新基地建設反対          大成建設は辺野古の海を壊すな
大成建設は基地建設から手を引け      沖縄から手を引け
大成建設は基地建設をやめろ        我々は基地建設に反対するぞ
人殺しの基地建設に反対するぞ       侵略のための基地はいらないぞ
アメリカのための基地はいらないぞ     新基地建設は許さないぞ
新基地建設を撤回せよ           撤回するまで闘うぞ 闘うぞ 闘うぞ 闘うぞ

Stop! 沖縄新基地建設・福岡

2018年2月16日金曜日

大成抗議:2月20日(火)17:30~@新宿センタービル本社前&新宿西口スタンディング

恒例の大成建設抗議を2月20日(火)17:30~@新宿センタービル本社前で行います。6時ごろから新宿駅西口に移動してスタンディングを行います。よろしくご参集ください。