ブログ開設にあたって


【ブログ開設にあたって】 活動の趣旨

 沖縄(本)島の名護市以北、山や森の多い自然豊かな一帯をヤンバル(山原)といいます。このヤンバルの東海岸に自然景観に恵まれた辺野古(へのこ)の海が広がっています。美しい辺野古の海は、沖縄県の環境保全指針で「自然環境の厳正な保護を図る区域」であるランク1とされていますが、それは沖縄島ではごくわずかになった自然海岸がみごとに残っているからです。

 ところがこの美(ちゅら、うつくしい)海、稀少な天然記念物・ジュゴンが餌(えさ)場とする豊かな海が今、埋め立ての危機に直面しています。日米両政府が辺野古沖海域とそれに隣接する大浦湾に巨大な米軍基地を建設しようとしているからです。新基地は軍港施設を合わせ持つ、オスプレイや戦闘機用の飛行場です。
 
 2013年末、仲井真(なかいま)沖縄県知事は県民の大多数の反対の声を押し切って、防衛省が申請した辺野古埋め立てを承認しました。しかし14年1月19日におこなわれた名護市長選で名護市民は「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」ことを公約として掲げた稲嶺進(いなみね・すすむ)前市長を再度当選させ、「辺野古新基地建設 NO!」の意思を鮮明に示しました。

 主権在民原理に立つ民主主義の国であれば、政府はこの名護市民の意思を尊重し基地建設計画を取りやめるはずです。ところが、安倍政権は市長選のわずか2日後、埋め立てを進める手続きを開始したのです。埋め立てをおこなうには諸工事が自然環境に及ぼす影響を調査しなければなりませんが、防衛省はその調査を請け負う民間企業を募集する入札の公告を強行しました。この政府の姿勢は名護市民をはじめとする沖縄県民の「新基地建設 NO!」の意思を正面から踏みにじるものであり、県民から激しい怒りが湧き起こっています。

 ところで防衛省が求める「調査」の結果が同省にとって都合のいいものになることは言うまでもありません。そこで私たちは調査を請け負う民間企業に防衛省に協力しないよう働きかけようと思います。このブログは防衛省の動きを監視し、調査を請け負う企業の特定に努めます。そして調査を請け負う企業が判明したら、それらの企業が防衛省による美しい辺野古の海の埋め立てに協力しないよう要請する活動を全国のみなさんに呼びかけようと思います。

 辺野古新基地建設を阻止する方法はいろいろ考えられると思いますが、私たちのこの活動はそれらの動きの一環として大事な役割を果たすと思います。
 このブログは事実を正確に伝えます。みなさんが情報を活用してくださることを心から期待します。        本ブログ編集部 2014年2月20日     

2020年10月24日土曜日

五洋抗議:10月27日(火)17:30~@飯田橋東口本社最寄り

 チラシ撒きとスタンディングを行います。寒くなってきましたので防寒と、マスクの着用お願いします。五洋建設から帰る人たちに、辺野古を埋めるな!とアピールしましょう。思い思いのプラカードもお持ちください。

大成抗議報告:10月21日@福岡九州支社

 


2020.10.21大成建設要請行動報告

  今日は、4人。最初に大成建設に対する質問5項目をもって警備員に連絡を取るように訴えるが、相変わらず「受け取れません」と突っぱねる。大成建設が辺野古基地建設をしている問題点を説明をして、警備の方に理解して貰おうと訴える。

Yさんが「米軍基地があったら安心だと思うかも知れないけど、米軍は守ってくれませんよ。アメリカは中国と戦争すると決めるかも知れないけど、その時は米軍は危ないから日本から引き揚げてグアムやアメリカに撤退するんですよ。実際に中国と闘うのは自衛隊で、それも米軍の指揮下で、南西諸島の自衛隊が、第一列島線で中国の船を出さない闘いを最前線でやらせられる。そういうことは日本政府も了解してる。莫大な米軍関連費はF15が1時間飛ぶだけで200万円かかる。辺野古新基地の建設費でも、博多の全人口を4人家族として計算すると全世帯に3000万円の家を購入出来る金額です。1年間の米軍関連費を米兵の人数で割ると11300万円ですうまき。米軍の給料は米国政府から別に出るから、その他費用は日本が税金で出してる。そんなんでいいと思いますか」Fさんも「沖縄の人が水不足で苦しんでいるときに、米兵の家は芝生に水撒きしてるそうよ。そして、辺野古新基地の米軍基地を私達の税金で造ってる。おかしいと思いませんか。大成建設はそんな工事をしてるんですよ」というが、警備員はだまりこむ。

最後に、「後にいる会社の人に写真を撮るなって言って下さい」っていったら、警備員が「あなた達だってフェイスブックを見たら警備員の顔が写っていた」こちらのフェイスブックを見てるんだなと思いました。そして最後の最後は、いつもの決まり文句。「敷地内から出て下さい。出なければ警察を呼びます」

※要請行動と平行して、ビラ配りをするのですが、コロナ情勢の中でなかなか受け取ってくれなくなったのですが、自分から受け取りに来る人がいる。これは嬉しい。

※立て看や横断幕で訴えているのですが、じーと読んでいく人をたくさん見かけます。

※また発言を聞いてビラを求める人もいます。

 

(1)要請書(Y1さん)

 

辺野古米軍新基地建設工事の即時中止を要請します

 私達は、沖縄県名護市・辺野古に米軍基地は作らせない平和のために行動し続ける沖縄県民と連帯して福岡で行動する 市民の集まりです。
 20146から御社辺野古への米軍新基地建設工事を国から受注し建設を強行してきました。

私たちは大成建設が辺野古新基地建設から撤退することを求めます。

沖縄からの土砂採取は、山の自然破壊です

大成建設も請け負っている大浦湾の埋立工事には、全体で約4476万㎥もの膨大な土砂が投入される計画です。その埋立に使われる土砂は、ほとんどが沖縄県内から採取するというのです。しかし、採石場から土砂を採取することは、山をダイナマイトで破砕する自然破壊そのものであり、反対の声が上がっています。

現在沖縄県議会では県内土砂調達に反対する陳情が行なわれています。

すでに辺野古の埋立に使う土砂採取のために、琉球セメント安和鉱山では、森林法に基づく林地開発許可を取らずに違法に砕石され、標高306mの部間山が106mも削り取られ、山が一つなくなってしまいました。すでに土砂採取は沖縄の山を破壊しています。沖縄の山も海も破壊する土砂投入をやめてください。

天然記念物・塩川が真っ赤に濁ってきた!

また、安和鉱山の麓に、塩川という塩水が常に流れ出ているという珍しい川があり、天然記念物に指定されています。この川は世界でも2ケ所しかない非常に珍しい川で、古生代から生息しているムカシエビなどの原始的な動物や、チカヌマエビなど新種の動物も確認されています。

ところが最近、塩川の上部にある広大な採石場の影響でこの塩川が降雨の後などに赤く濁るようになってしまいました。これらの採石場は塩川の水量や水質に影響を及ぼしていると考えられます。

採石場の開発が更に拡大し、地下水の供給量・地下水面の高さ等が変化すると、塩水の湧出も止まってしまう可能性もあるのです。

今回、明らかになった沖縄防衛局の変更計画では、今後、埋立土砂の採取地は、北部地区だけではなく、国頭地区・宮城島地区・南部地区(糸満、八重瀬)、南大東島地区・宮古島地区・石垣島地区等、県内全域に拡大します。さらに海上搬送だけではなく、陸上搬送も併用されます

こうなると県内全域からの土砂採取により各地の山は破壊され、ダンプ公害が全域に広がることが予想されます

·         大成建設が行う埋め立て工事は、大浦湾の希少な自然を破壊するだけでなく、沖縄全土にわたる山や川の自然破壊もすることになるのです。

·         大成グループの行動指針には「環境問題の重要性を認識し、環境の保全と創造に積極的に取り組み、自然と人間との共存を目指します。」と書かれています。「業務の遂行に当たっては、騒音・振動・悪臭等の公害発生防止に努め、近隣住民・地域の生活環境の確保を図ります。」とも書いてあります。

·         大成建設は御社の行動指針を想起し、自然環境を守る社会的責任や、住民の意見を聞く必要があるのではありませんか。それができないなら、大浦湾の埋め立て工事から撤退してください。

遺骨が埋まる南部地区の土砂を米軍基地建設に使うな

土砂採取地の中でもとりわけ南部地区(糸満・八重瀬)からは辺野古埋立に必要な土量の2倍近くもの大量の土砂調達が可能といわれています。しかし、戦争当時、多くの県民が犠牲になった南部地区の土砂で、戦争のための軍事基地をつくることは県民感情が許しません

ここ数年、南部地区の鉱山からは住民や兵士の遺骨が見つかっているのですこれまで400柱の遺骨を収集してきた具志堅さん「辺野古新基地の埋め立てに使うとなると大量の土砂を持ち出すはずです。そうなると、採取した側も気づかないうちに、多くの戦争犠牲者の遺骨が混じる岩や土を持ち出すことは避けられない。」「これは遺骨に対する冒とくだ」と述べています。沖縄平和祈念資料館やひめゆり平和祈念資料館の周辺を大型ダンプトラックが走り回るのも問題で

大成建設は埋め立て事業を行う業者として、民意を尊重する考えはありますか。

大成グループの行動指針には「地域社会との良好な関係を構築し、良き企業市民として社会との対話と協調を図るとともに、社会の発展に貢献するよう努めます。

と書いてあります。

とくに土砂採取が予定されている糸満は激戦地で集団自決を強制されたり、戦闘に巻き込まれて犠牲になった住民がたくさんいます。大成建設が住民と対話するならば、沖縄の土砂を基地建設の埋立に使いたくないという人々の願いが理解できるはずです。

辺野古新基地工事に使う岩ズリの単価が3倍の高値

岩ズリの価格は通常「二束三文」の安価なものですが、20183月に防衛局が発注した埋立工事では、1m3当たり5370円というとんでもない高額を支払っていたのです。これは国会でも大きな問題となりました。

辺野古側の埋立の総土量は129万㎥なので辺野古側だけでも差額が45億円にも上ります。ありえない高い金額で積算され、無駄に45億円もの余分な金が使われて、業者に濡れ手に粟の利益を与えていることは、私たち納税者から見ればまったくの無駄遣いです。

これが国会でも問題にされたため、防衛局は今年の3月の埋立追加工事では4360円に下げざるを得なくなったのです。しかし、これでも防衛局が最初発注した、14年の辺野古の護岸建設に用いたときの岩ズリ単価1870円の2.5倍も高いのです。

今後は大浦湾側の埋立にも土砂投入が計画されるにあたり、沖縄の砕石関連業者にこの金額が提示されるのです。沖縄県内では、当初は本部と国頭だけから、岩ズリを購入するとしていたのが、今回の変更計画では宮城島、糸満、宮古島、石垣島、南大東島等と、県内全域から埋立土砂が持ち込まれることになっています。防衛局が普段なら「二束三文」の岩ズリをとんでもない高額で購入する、防衛局が金で人心を操るいつもの構図が透けて見えます。

辺野古新基地建設のために海や山の破壊を進めることは許されないことです。

新基地埋め立て護岸 震度2以下で多くの工区崩壊も

大成建設が請け負っている護岸工事は、工事中にも工事後にも崩壊の危険があることが指摘されています。

 2019年から新基地建設予定地と海域の地質・地盤と断層問題の現地調査などに取り組んでいる沖縄辺野古調査団(代表・立石雅昭新潟大学名誉教授)が埋め立て護岸が、震度2以下の地震により、一部の工区を除き、多くの工区で崩壊する可能性の高いことを発表しました。

調査団は、港湾業務などの構造物設計での斜面のすべり崩壊に対する安全検討のための斜面安定解析ソフトを利用。解析の結果、完成時、施工期間中でも構造物の安定が保てないことが判明しました。

2010年から20年までの名護市豊原では震度1以上が60回、震度2以上が13回、震度3以上が3回観測されています。それぞれの発生頻度からすれば、施工中あるいは完成時に同規模の地震を受ける確率は極めて高い、と指摘しています。

 以上から同調査団は、(1)大浦湾の埋め立て工事の期間中に、震度1以上の地震は必ず発生し2以上の地震は非常に高い確率で起こる(2)震度1以上の地震で少なくともC‐1‐1‐1工区は完成時に崩壊する危険がある(3)震度2以上でC‐2工区以外の護岸は完成時に崩壊する危険(4)震度3以上の地震で少なくともC‐1‐1‐1工区は施工時に崩壊する危険―を指摘しています。

米下院軍事委員会辺野古新基地の軟弱地盤、活断層問題で、「海底での地震の可能性、不安定性に対する懸念が高まってきた」と指摘し、国防総省に対し軟弱地盤や活断層に関する改善策、環境計画などの報告を指示する条項を可決しています。

大成建設は、護岸工事を請け負っていますが、軟弱地盤の上に辺野古新基地を作るという不可能に近い工事は、大浦湾の自然を守ることと両立できるのでしょうか。大成建設グループの行動指針は、環境問題の重要性を認識し、環境の保全と創造に積極的に取り組み、自然と人間との共存を目指します。」ですが、

どのようにしたら自然環境を守りながらこの工事を行えるのか教えてください。


大成建設は答えてください

1. 715日に東京の工事で17人が新型コロナウイルスに感染したことの原因は究明されたのでしょうか。また今後の感染者を出さないための新たな対策について明らかにしてください。

2.今後の工事でジュゴンの生息環境はどうなるのか。その見通しを答えて下さい。

3.サンゴの移植により、環境が保全されるのか。

4. 外周護岸を造る前に「先行盛土」をすれば、土砂で海全体が混濁し大浦湾の生物は壊滅するでしょう。

 工事が完成したら,海の環境がどう変わると予想していますか。

528億円かけて設置した汚濁防止膜は7mしかなく、何の役にも立っていません。意味がないとわかっていながら設置したのか。それとも何かの意味があるのか。

以上の点について、文書で1118日までに回答してください。

(2)個人の意見

●Fさん:

今日の朝日新聞にリニア中央新幹線のリニア談合事件で大成建設、鹿島、大林組、清水建設の4社が独占禁止法違反で問題になっていました。大林と清水は課徴金を減らしたいため、違反を認め自主申告していますが、またやるでしょう。大成建設はやってないといっていますが。辺野古も同じです。大成建設は契約金を低く見積もって契約を取り、工事を始めてから口実を作り金をせしめていきます。識名トンネル工事がそうです。水が出たといって沖縄県に工事費用を国に請求させ、それがばれて、沖縄県が弁償させられています。辺野古の工事も工事の途中で工事を打ち切り、新たに契約をし直して、契約金をぶんどるのです。この金はすべて私達の税金です。辺野古の軟弱地盤は大変といわれていますが、大手ゼネコンにとってはもうけものです、13年も工事が延びて、その間私達の税金が搾り取られていくのです。福岡で起きた地下鉄工事の崩落事故、あれも大成建設です。あれだって、工事が延びれば、延びるだけ私達の税金は搾り取られていくのです。この目の前の大成建設はそういう会社です。ご通行中の皆さん抗議の声を上げていきましょう。私達は関係ないと思っておられるかも知れませんが、わたしたちの税金が大手ゼネコンによってどんどんしぼりとられているのですよ。

沖縄の辺野古ゲート前、そして安和の琉球セメント、塩川港等のダンプトラックに対する住民の抗議行動が、果敢に闘われています。そして、工事変更申請書に対し、建設反対の意見書が沖縄県に対し2万通近く、1万8904通も提出されました。今、この辺野古新基地建設に対して、このように反対の意志表明がなされているのです。そういう中で大成建設は沖縄県民そして日本人民の反対の意志に反して工事を強行しているのです。

 辺野古・大浦湾の海には世界に類を見ない5334種の生物が棲み、沖縄最大の海草藻場が広がり、豊かなサンゴ礁が広がっています。これらの生態系は本来であれば優先的に保護されるべきではないでしょうか。それが今埋め立てられようとしているのです。

(1)しばらく姿を消していたジュゴンの声らしき音が、今年2月から198回に渡り記録されています。ジュゴンの声である可能性が高いと専門家は言っています。しかし、大成建設は工事を強行しているのです。

 また、沖縄県が3度にわたって工事を中止するよう、行政指導を行っているにも係わらず、全く無視し続けているのです。

防衛局は、国際自然保護連合が提案している環境DNAの調査を実施すべきです。このDNA検査は、ジュゴンを捕獲しなくても、水に含まれるDNAを解析することで、個体の種類や数を調べることが出来るのです。生命を大事に思うのであれば、すぐにでもやるべきです。なぜやらないのですか。

大成建設の辺野古新基地建設工事が辺野古・大浦湾や嘉陽からジュゴンを追いだし、沖縄のジュゴンの個体数にすでに多大な影響を与えています。

昨年12月に国際自然保護連合は「南西諸島のジュゴン個体群」が「近絶滅」、つまり危機的状況であるといい、ジュゴンをレッドリストに上げています。ところが防衛局の環境アセスは基地建設工事はジュゴンに「影響なし」といっているのです。許せません。

また防衛局は、軟弱地盤の地盤改良工事の杭打や工事船舶の水中騒音の最大値を算出し、それが以前の環境アセスで予測された最大値より小さいので「影響なし」と結論付けています。環境アセスのいい加減なデータを元に結論づけているのです。「影響なし」と結論付けて工事を強行するためには、いい加減なデータで乗り切るしかないのでしょう。安倍・菅政権と同じ無茶苦茶な論理で押し通し、何が何でも工事を強行しようとするものです。許せません!

(2)美謝川のルート変更は許されない!

 辺野古ダムから流れ出る美謝川は、辺野古新基地工事が行われている大浦湾の中央に流れ出ており、この美謝川のルート変更が問題になっています。この美謝川が運び込む養分によって大浦湾のたくさんの海藻藻場を育てています。絶滅危惧種であるジュゴンの餌となるアマモがたくさん茂り、冬場には7mにもなるマジリモクや、コモチハナガササンゴの広大な花畑を育んでいるのです。さらに河口に大きなラグーンを形成することで土砂が大浦湾に拡散するのを防ぎ、環境保護に大きな役割を果たしていると言えます。しかし防衛局、そして大成建設等の企業は、このラグーンやその沿岸を全て埋め立てようとしています。このような、美謝川が大浦湾に与えている役割を考えると、私たちは美謝川のルート変更は許されないと考えます。
(3)埋立土砂・海砂の調達の問題点

変更計画書で防衛局は、県内にある岩ズリは4476万m3で、事業に必要な岩ズリ量は1690万m3で、3倍近くあるので、「県内で調達可能」といっています。

変更計画書では「沖縄県内又は九州地方」となっており、県外から調達するのかしないのかはっきりしません。

南西諸島といっても沖縄島と奄美大島では生物の種類も自然環境も全く異なります。また沖縄県内でも沖縄島と石垣島では異なるし、また土の性質や生物の生息範囲を見ても沖縄島の北部と南部で違うし、サンゴ類の遺伝子解析でも東海岸と西海岸で異なるそうです。

2016年にIUCNが日本政府に「島嶼生態系への外来種の侵入経路の管理の強化を」と勧告し、「外来種の導入は、国境内であっても外来生物の侵入のリスクとなることを認識すること」とあり、「土砂に混入して運ばれる外来種の早期発見の体制の確立など」が求められているのです。沖縄県内でも、島と島では生態系が違うのです。その生態系が壊れないようにせよと勧告されているのです。

当初計画では、沖縄県内では土砂搬出地は本部・国頭からでした。ところが今回の変更計画書では、他にも宮城島、糸満・八重瀬、南大東島。宮古島、石垣島等県内全域から土砂を調達するとされているのです。沖縄の島々の自然環境に影響を与えることになるのです。同じ沖縄県内でも自然環境に与える影響は大きいのです。

そして先程要請文でも述べられましたが、南部の糸満・八重瀬は沖縄戦の激戦地で、たくさんの沖縄人民が米軍に虐殺されたところで、今も遺骨が眠っていて、その遺骨混じりの土砂を大浦湾に埋立て、米軍基地を造るつもりなのでしょうか。大成建設は遺骨混じりの土砂を埋立てるつもりなのでしょうか。その様なことが許されるのでしょうか。

そして、県内の広い範囲から土砂を調達するのであれば、土砂採取地が沖縄全域に拡大するため、ダンプ公害・粉塵公害等が県内全域に拡大するでしょう。運搬車両の走行による大気汚染物質、振動、騒音等、その被害は甚大なものになるでしょう。きちんとその被害の予測を出すべきです。

糸満・八重瀬から那覇新港に土砂を搬送するには那覇市内をダンプトラックが走り回ることになり、沖縄一の大都会那覇の人々の生活に深刻な影響を与えることになります。防衛局がこういう計画を平然と立てるということは、沖縄人民を植民地人民として扱い、沖縄の人々の生活生命のことを全く考えていないということを表しているのです。全く許すことは出来ません。

かつての沖縄戦で、沖縄人民を大人も子どもも、男も女も、50万人という人々を米軍の鉄の暴風の盾として使い、沖縄人民の4人に1人が殺されていった。あの大和政府の非道さは今も少しも変わっていないのです。沖縄人民が、辺野古新基地建設に反対の意志を知事選で、県民投票で、衆議院選挙で、県議選で何度も何度も示したにもかかわらず、たった1日の工事でさえ止めませんでした。

そして変更計画書では、沖縄全土から土砂を戦争のための基地造りに使うために、大浦湾に搬送し、沖縄の山々は次々に削り取られ、それはかって沖縄戦で米軍の鉄の暴風によって削られ破壊された山々が、今度は日本政府と企業から剥ぎ取られていくのです。沖縄の海と山が、破壊されていくのです。そして人間ばかりでなく、ジュゴンやサンゴや海草や山々の木々が殺され破壊されていくのです。この蛮行を許しておいていいのでしょうか。許しておいてはいけないと思います。沖縄の人々だけでなく、日本全土から抗議の声を上げていきましょう。

(4)100隻以上の船舶が大浦湾に集中すれば、ジュゴンなどの海洋生物は生きていけない!

「海上工事に係わる船舶・建設機械稼働計画」によれば、地盤改良工、A護岸工、浚渫工、埋立工、海上ヤード工等で100隻以上の船舶が大浦湾に集中することになるそうです。他にも警備船やその他の作業船も多く出ているはずです。しかも大浦湾には汚濁防止膜が張り巡らされており、航路も制限されています。100隻以上の船舶が集中して作業することができるのでしょうか。

辺野古・大浦湾の5334種の海洋生物は生きていけるのでしょうか。ジュゴンはウミガメはサンゴは海草は生きていけるのでしょうか?絶滅するのではないですか。大成建設はどう考えているのですか。

防衛局は環境に及ぼす影響は「変更前と同程度かそれ以下」と言い切っていますが、誰が考えても有り得ません。いい加減な環境アセスの非科学的な論法で押し切ろうとしているのです。許せません。

(5)私達の血税を投入し、ゼネコンを肥え太らせる菅政権!

 人殺しのための基地建設、自然を破壊し多大な生物を殺し、大手ゼネコンを肥え太らせるための辺野古新基地建設を許すことはできません。そして、この基地建設によって沖縄が再び戦場になることに反対します。

大成建設はこの沖縄から早急に撤退しなさい!


●Kさん:

 大成建設の前をご通行中のみなさん。沖縄で新しい米軍基地を造ろうということで、辺野古の海が埋め立てられつつあります。そして、沖縄防衛局は辺野古の工事の設計変更をしないといけないという風になってですね、そして、新しく出しています。先程の要請書にも、前の発言者の中にも出て来ましたが、今までは辺野古の基地の埋立をする土砂は北部の鉱山から取ってくるだけと、そして一部は本土からもという風な話しがありました。しかし、土砂を沖縄に運んでいくに当たってはですね、外来生物が入ってはならないという風なそういう条例があるばかりに、九州や本土から運んでくるのはなかなか厳しい。そういう状況になっています。しかし、それは諦めていません。九州からも運んでこようという風に考えていますが、本来の設計変更の中に、南部の鉱山から土砂を運んでくるという風なことが書かれています。高校生の皆さん、中学校や高校の沖縄の修学旅行に行ったことがありますか。高校生じゃなくても大丈夫です。沖縄の修学旅行に行ったことがありますか。そういう風な方もいらっしゃると思います。特に南部は米軍が上陸したあと、北部側にはあばずといったのに?、本部がある南部の方にどんどん米軍が攻めていったために、住民がどんどん南部の海岸の方に追いやられていきます。そして南部の鍾乳洞、沖縄では壕といいます。壕の中に沖縄の人々が隠れるという風なことが沖縄戦の特に最終は1945年の4月1日に沖縄に米軍が上陸したあと、住民は南部に南部にと追いやられて行きます。そして、その南部のガマで、集団自決をしたり米軍に火炎放射機で焼き殺されたり、という風な悲惨なことが起こっています。そして、その南部の糸満の鉱山から、辺野古の埋立のための土砂を取るんだという設計変更がおこなわれています。皆さんどう思いますか。建設に賛成反対そりゃあるでしょう。だけど、南部のですね、沖縄戦で住民達が逃げ込んだ、壕、鍾乳洞。そこから土砂を運んでこようとする。という風に計画を変更しています。実際にですね、去年2019年に旧日本軍ではないかと思われる遺骨がその糸満の鉱山の近くから発見されています。その遺体の遺骨の残されている物を見て見るとどうも本土からやって来た旧日本軍の兵士だったのではないか。ゆう風なことが報道されています。それが去年です。そして2015年にも同じように南部の糸満の近くの鉱山の近くから遺骨が発見されています。ということはですね、南部の鉱山がもしかしたら、昔の戦争で逃げてきた住民の人達が隠れていた。そして、もしかしたら、その工事で土砂を掘り出そうとしたら、また、遺骨が発見されるかも知れない。そういう状況であるはずです。みなさんどう思いますか。基地建設の会社はそういうところから土砂をもってくる。南部からもってくる。それを工事に使う。そういう状況なんです南部は。どこから土砂を運ぶのか、全部はまかないきれない。北部の採石場だけでは難しい。だから南部の鉱山からという風になってるわけですが、そこには沖縄戦で埋められた遺骨や遺品がまだ残っているかも知れません。その沖縄戦の当時遺骨や遺品を回収している具志堅さんという方が2019年に「旧日本軍ではないか」と「沖縄出身ではなくて、本土の人間ではないか」という遺骨を発見しています。これは、MMM系列富士三平グループのニュースで報道されましたから、間違いありません。そういう沖縄戦の中で沖縄の人々が隠れて集団自決や米軍から火炎放射機で焼かれたそういうところからもですね、土砂を運ぶんです。どう思いますか。そんな工事が行われようとしています。まだ沖縄県知事玉城デニーさんはその事に対して許可は出しておりません、ですから南部のひょっとしたら住民が隠れていたかも知れない壕から土砂を運び出すとか今の時点ではありません。しかし、もしかしたらそういうことが現実に行われるかも知れない。南部の鍾乳洞に隠れていたその壕のあたりが、事もあろうに米軍基地を造るための土砂に使われる。そうなってしまうわけです。みなさんどう思いますか。基地建設はどうかなという風に思う人と、こんな沖縄戦の歴史、この壕でなくなった人がいるかもしれない。その壕を壊してそしてそれを基地建設に回す。それは許されないと思います。例えていえば、お墓を基地建設に回す。これは許されないと思います。例えていえばお墓を掘り返して、そしてそれを埋立のための土砂の代わりに使うと、そうしてるのとあまり変わりません。沖縄は本土決戦の場合のせいいきとして持久戦が行われました。本当に本土決戦の前に沖縄で少しでも時間を稼隠れ、日本軍の強制によって集団自決をさせられ、そういうところの土が基地建設に使われるそんなことを許されません。もともと琉球の民族は武器をもたない民族です。ですから空手がずーと伝統的に引き継がれてきている。武器をもたないそういう民族だったわけです。そこに戦争中に基地を造りそして又更にその基地の代替として辺野古に新しい基地を造る。もうこんなことは許してはならないと思います。みなさん是非声を上げましょう。そして、南部の壕から鍾乳洞から砂利をもってくるような工事、少なくともそれは止めなければなりません。是非みなさん、「沖縄に基地は要らない」という声を上げましょう!

Y2さん

 ご通行中の福岡市民のみなさん。私達は沖縄における辺野古新基地建設に反対する県民です。毎月1回私達はその横断幕やパネルの前にある大成建設に対して埋立工事を止めるように訴えています。大成建設は何年前ですか、博多駅前の地下鉄の地盤の工事をやりました。また、今世紀ではあたかも歴史的な仕事や大きな仕事をしているような会社の中身を知っていますが、しかし、実際は何よりも沖縄の人々が反対する沖縄辺野古における基地建設を進めている会社です。私達は先ず何よりもそのことについて私達は大成建設に対して強い抗議の声と訴えを行っています。私達は、首相が代わりました。安倍首相を継承するという形で就任して1ヶ月になりますが、私は安倍政治の何を継承してるのか、私は思います。菅首相は安倍首相の独裁的なやり方です。私達はまた、沖縄における辺野古新基地建設を常に反対者として辺野古新基地建設を進めてきた菅首相に対して大成建設ともども、この工事を止め沖縄から撤退するように私達は求めています。



2020年10月10日土曜日

大林組抗議:10月13日(火)17:30~@品川駅港南口本社最寄り

 定例の大林組抗議抗議を行います。沖縄では工事が進んでいます。寒くなってきましたので、防寒をお忘れなく。人も多いので、マスクも着用お願いします。