ブログ開設にあたって


【ブログ開設にあたって】 活動の趣旨

 沖縄(本)島の名護市以北、山や森の多い自然豊かな一帯をヤンバル(山原)といいます。このヤンバルの東海岸に自然景観に恵まれた辺野古(へのこ)の海が広がっています。美しい辺野古の海は、沖縄県の環境保全指針で「自然環境の厳正な保護を図る区域」であるランク1とされていますが、それは沖縄島ではごくわずかになった自然海岸がみごとに残っているからです。

 ところがこの美(ちゅら、うつくしい)海、稀少な天然記念物・ジュゴンが餌(えさ)場とする豊かな海が今、埋め立ての危機に直面しています。日米両政府が辺野古沖海域とそれに隣接する大浦湾に巨大な米軍基地を建設しようとしているからです。新基地は軍港施設を合わせ持つ、オスプレイや戦闘機用の飛行場です。
 
 2013年末、仲井真(なかいま)沖縄県知事は県民の大多数の反対の声を押し切って、防衛省が申請した辺野古埋め立てを承認しました。しかし14年1月19日におこなわれた名護市長選で名護市民は「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」ことを公約として掲げた稲嶺進(いなみね・すすむ)前市長を再度当選させ、「辺野古新基地建設 NO!」の意思を鮮明に示しました。

 主権在民原理に立つ民主主義の国であれば、政府はこの名護市民の意思を尊重し基地建設計画を取りやめるはずです。ところが、安倍政権は市長選のわずか2日後、埋め立てを進める手続きを開始したのです。埋め立てをおこなうには諸工事が自然環境に及ぼす影響を調査しなければなりませんが、防衛省はその調査を請け負う民間企業を募集する入札の公告を強行しました。この政府の姿勢は名護市民をはじめとする沖縄県民の「新基地建設 NO!」の意思を正面から踏みにじるものであり、県民から激しい怒りが湧き起こっています。

 ところで防衛省が求める「調査」の結果が同省にとって都合のいいものになることは言うまでもありません。そこで私たちは調査を請け負う民間企業に防衛省に協力しないよう働きかけようと思います。このブログは防衛省の動きを監視し、調査を請け負う企業の特定に努めます。そして調査を請け負う企業が判明したら、それらの企業が防衛省による美しい辺野古の海の埋め立てに協力しないよう要請する活動を全国のみなさんに呼びかけようと思います。

 辺野古新基地建設を阻止する方法はいろいろ考えられると思いますが、私たちのこの活動はそれらの動きの一環として大事な役割を果たすと思います。
 このブログは事実を正確に伝えます。みなさんが情報を活用してくださることを心から期待します。        本ブログ編集部 2014年2月20日     

2022年11月20日日曜日

五洋抗議:11月22日(火)17:30~@飯田橋東口本社最寄り

 11月最後の定例抗議活動です。沖縄からは、工事が着々と進んでいる報告が入っています。受注企業に沖縄の声を届けよう。どうぞご参集ください。コロナ感染が増えています。マスク着用お願いします。

2022年11月13日日曜日

大成抗議:11月15日(火)17:30~@新宿センタービル本社前&新宿駅西口地下スタンディング

 定例の大成建設抗議を行います。よろしくご参集ください。コロナの第8波が始まっているようです。マスクの着用お願いします。

大成抗議報告:11月9日@福岡九州支社前

2022.11.9大成建設要請行動報告

(1)要請書

 沖縄県知事選挙の結果を受け入れ、辺野古新基地建設を中止せよ

 

 911日、「辺野古新基地建設反対」の公約を掲げた玉城デニー候補が、基地建設容認を表明した佐喜真候補に約65千票の差を付けて当選した。これは、沖縄県民が辺野古新基地建設反対の意思の現れである。「これ以上、米軍基基地を作るな」だ。

 再選された玉城候補は、昨年の202111月に県知事として日本政府・防衛省の辺野古新基地建設の新たな「設計変更」申請を不承認にした。

 不承認の決定をした玉城知事を、沖縄県の有権者は再び選んだ。沖縄県民は知事選挙を通して、埋め立て工事を進めるための「設計変更」を承認しないと意思表示をした。

 辺野古新基地建設工事を統括する大成建設株式会社は、この沖縄県知事選挙の結果を受け入れよ。

 2019224日,沖縄県において『普天間飛行場の代替施設として国が名護市辺野古に計画している米軍基地建設のための埋立てに対する賛否についての県民による投票』が実施された。この投票における投票率は52.48%であり、有効投票数601888票のうち7割を超える434273票が「反対」の意思を表明した。

 201411月及び20189月に実施された知事選挙においても、辺野古新基地建設の是非が主要な争点となり、いずれの選挙においても辺野古新基地建設反対を公約に掲げた翁長知事、玉城知事が当選した。

 民主主義政治の根幹である住民投票と選挙において、沖縄県民は何度も辺野古新基地建設反対の意思を示した。しかし、これを当時の安倍晋三政権は無視して201510月から辺野古新基地建設工事を始めさせた。この工事を統括しているのは、大成建設九州支店支店である。

 その安倍元首相と政権与党である自民党は、霊感商法で人々に被害を与え、信者に多額に寄付を強制し、政治への干渉を行ってきた宗教団体の旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と密接な関係にあったことが明らかになった。岸田政権は、安倍晋三元首相の国葬を強行したことにより、国民から大きな批判を受けている。

 反社会的な行為を行っていたとされる宗教団体と深い関係があった安倍政権が始めさせた辺野古新基地建設は、住民投票と選挙で示された沖縄県民の意思を踏みにじるものだ。

 私達は、辺野古埋め立て工事の即時中止を要請する。


(2)個人の意見

Fさん:911日。先月沖縄県知事選で、「辺野古新基地建設反対」の公約を掲げた玉城デニーさんが、佐喜眞候補、自民党や公明党が推薦していますが、彼は基地建設賛成の立場で立候補しましたが、この佐喜眞氏に6万5千票の差をつけて当選しました。この事実…これだけ差をつけたという事実は、沖縄県民の辺野古新基地建設反対の圧倒的な思いが示されたものです。日本政府、あるいは大成建設は、この沖縄県民の意思を強く受け止め辺野古新基地建設を断念し工事を直ちに中止をしなければならないでしょう。でも今、基地建設は強行されています。非常におかしいでしょう。

 沖縄県は昨年11月政府防衛省の辺野古新基地建設の新たな設計変更申請を「不承認」にしました。これは軟弱地盤では建設は無理だという正当な理由の下に不承認にしたのです。公有水面埋め立て判断の是非は、地方自治体にあるのです。政府はこれに従い、辺野古新基地建設を断念すべきです。大成建設もこれに従い辺野古基地建設をやめ沖縄辺野古から撤退してください。

 あの殺された安倍元首相は沖縄で何をしたのか。201511月、東京の警視庁機動隊、自分の足元の機動隊…これを辺野古に投入し、警察権力の暴力で辺野古の新基地建設をはじめたんです。沖縄県民は知事選で辺野古新基地建設反対の翁長さんを当選させました。基地建設反対の民意を示したのです。ゲート前に座り込む人達の中には、悲惨な沖縄戦を体験したお年寄りがたくさんいて、米軍基地の存在に苦しみ、更に人殺しのための新基地を押し付ける政府は許せないと座り込みを続けているのです。

 県民投票では72%が反対で、知事選では辺野古反対の知事が3回当選し、県民の民意を強く示してきました。にもかかわらず、安倍政権は沖縄県の民意を無視し住民を警察権力で弾圧し、沖縄にはものすごい民意があると知っていながら、警察権力で弾圧する道しか安倍政権は考え切らなかったんでしょう。だから、すごく民意があるということに対して何で太刀打ちしたかというと、警察権力の弾圧で太刀打ちしようとしたんです。そして工事を強行し続けてきたのです。

20167月には、高江のヘリパッド建設に全国から500人の機動隊を動員して、反対する住民を弾圧し、法を無視した違法な工事を強行し続けました。500人の機動隊で一般市民を弾圧し、工事を強行していったんです。

 また、先の沖縄戦で犠牲になった人々の遺骨の混じった土砂を辺野古の埋め立てに使おうとしています。ボランテイアで遺骨収集をしているガマフヤーの具志堅隆松さんは、遺骨を辺野古の埋め立てに使えば「遺骨は2度死ぬことになる」と、強く反対しているのです。全国でも150の自治体が、遺骨の混じった土砂の埋め立てに反対の決議をあげています。全国で150。これはかなり前の話なのでもっと増えていると思います。福岡市でも遺骨の混じった土砂を採集しないよう求める意見書を全会一致で自民党も公明党もこの意見書に賛成しています。全会一致で可決しました。このことを同じ福岡市民である大成建設はどのように考えるんでしょうね。そこに立ってある警備の人どうですか。福岡市は反対してるんですよ、この遺骨の採掘に対してね。これらの遺骨は沖縄戦において米軍によって殺され遺骨です。いまだに殺されて沖縄の南部の土砂の中に埋もれているんです。その土砂を、遺骨の混じった土砂を埋め立て、また人殺しのために作られている辺野古新基地建設の埋め立てのために遺骨の混じった土砂を埋め立てていこうというんですよ。この神経どう考えますか。誰が考えてもおかしいでしょう。だから福岡市は全会一致で自民党も含めてみんな反対したんです。この自民党の人の中にも自分の親族に沖縄の戦場に行って殺された人がいるそうです。しかし、いまだに遺骨が戻ってきていない。だからひょっとしてその埋め立てに使われる土砂の中に自分の親族の遺骨が混じるかもしれない。それは許されないということで、自民党も含めて全会一致で可決されたんです。それをどう思うか。ほんとに大成建設に聞きたいですね。

 このように安倍政権は沖縄人民を弾圧し、沖縄県民の民意を無視し、沖縄に米軍基地を押し付け、更にミサイル基地や辺野古新基地の建設を強行してきました。このような安倍元首相の国葬を許すことはできません。もう終わってますけど、それでも私はまだ許せません。大成建設は沖縄の民意を踏みにじる基地建設をやめて、沖縄から撤退してください。

 安倍政権の跡を継いだ岸田政権は、なぜ国会審議もしないで法的根拠のない安倍氏の国葬を強行しようとしたのか。その狙いは何か。安倍氏の国葬は侵略戦争への道です。何故なら安倍氏は日本を侵略戦争へ突き進めようとしたからです。教育基本法をはじめ、これは私は11回国会前に行きましたよ。福岡から新幹線に乗って11回教育基本法反対でいきました。しかし、強行されてしまいました。それから特定秘密保護法、共謀罪、安保関連法等々の悪法を制定し、戦後憲法を捻じ曲げ、改憲を目指し、侵略戦争へまっしぐらの突き進めてきてのです。

 辺野古新基地建設や宮古・石垣のミサイル基地建設等の、中国包囲網を形成し、沖縄を再び戦場にし、中国へ侵略しようとしているのです。国葬はこの侵略の一里塚なのです。決して許すことはできません。ノーモア沖縄戦!再び沖縄戦をやるな。世界の人々とともにウクライナ戦争に反対し、日米の中国侵略戦争の野望を打ち砕きましょう。「命どぅ宝」、命こそ宝です。二度と沖縄戦を起こしてはなりません。大成建設は戦争で金儲けをしようとする心根をきっぱり断ち切りなさい。大成建設!あなたたちが作っている辺野古新基地は人を殺すためにあるのです。そしてまた基地があるために住民が巻き込まれるのです。大成建設は基地建設をやめて撤退してください。二度と再び沖縄を戦場にしてはならないのです。

 大成建設は本当に考えてほしいと思います。


Y1:今、辺野古の工事の中で、六価クロムの被害が起こっています。六価クロムは基地のある地域では、全国ほとんどの所で検出されている薬物で、六価クロムが水溶水に混じると、それを飲んだ場合発癌性があったり、いろんな病気に罹るということで、毒物として水質汚染をしないように、六価クロムの流失が起こらないように色々国としても対策を取ろうとしています。しかし、米軍基地の場合、流出した六価クロムの原因を調べようとしても秘密にされてしまっています。その調査も踏み込んで中に入ってできないし、そういった事実はないと一言で片づけられているため、六価クロムの流出について、解決がされず全国の住民に被害がおよんでおり、特に沖縄では、六価クロムについてたくさんの住民の健康被害が心配されています。

 それが大浦湾などの海にも流れ込み、それを食べた魚介類に汚染が広がったりしているわけです。沖縄県は防衛局に対してこの赤土や六価クロムの流出についての立ち入り検査の申し入れをしています。しかし、森が伐採されて赤土が海に流出しています。そして、基地から排出される六価クロムも制限されることなく垂れ流されているのです。

 (「ジュゴンは食べられるのですか」と女学生が聞いてきた)大浦湾でジュゴンが1頭死亡して発見されました。ジュゴンは世界的にも数の少ない絶滅危惧種です。本来は大浦湾の環境がジュゴンの生育に適しているためこの環境を守り抜いていくことがジュゴンを守るためにも必要なのです。しかし、この工事によって海が汚染され、ジュゴンが生きていけなくなり、もはや一頭も確認できていません。私たちのこの宝の海を守るために大成建設の環境破壊を許してはいけません。

 国土交通省は沖縄県がこの辺野古の工事の内容が非常に完成の目途が立たない、或いは軟弱地盤があるために工事が不可能ではないかという風に考えられるため、設計変更の申請に対して、不承認の決定をおこないました。この工事は、取りやめろという意味の不承認の決定をしたのです。しかし、この大成建設として、防衛局は相変わらず工事を続けています。何故かというと、国のやることは絶対だといういわゆる国家権力を振りかざして、県知事の権限を踏みにじっているからです。不承認の申請をしている沖縄県の意思は住民投票でもあきらかにされています。民意なのです。地方の政治はその地方の人たちの民意によって行われるべきです。しかし、人民の意思を全く踏みにじる日本政府のやり方は、この間目に余り許すことができないような状況になっています。

 法律について言っても、戦争に向かうためにいろんな無理な法律を強行採決して、今では、土地規制法という法律があります。これは基地の建設に反対している近隣住民この人たちに対して、どんな思想を持っているかまで警察が調べ上げ、建物に出入りすることを禁止したり、基地の周りに住んでいる住民に関しては、行動を規制したり、家を規制したり、正に戦時中のような強制を行い、自由な発言や言論もできなくさせてしまうそういう法律です。こういうものがあまり知られないうちにどんどん作られて行ってしまっているのです。

 今、ウクライナで戦争が行われ、私たちが戦争になったらこんなにたくさんの犠牲者が出るのだという思いで非常に心配しています。このような犠牲を被るのはいつも住民です。日本の政府は非常に勇ましく、戦争になったら勝つように防衛力を強化して、それが日本を守る道だといっていますけれども、防衛力を強化しても、戦争が始まったら住民が殺されていくではありませんか。どこが安全なためなのか全く理解できません。戦争になったらその戦争に行かされる自衛隊も命の危険があるんじゃないでしょうか。そして、戦場になる日本のどこかの土地の人たちが犠牲になるではないでしょうか。とりわけ、米軍基地があるところ自衛隊基地があるところ、そういうところは正に、狙われて住宅街も破壊される。そんな戦争を誰が望むのでしょうか。私たちはそんな戦争が始まっては絶対困ります。戦争にならないように外交努力を尽くし、戦争が起こらないようにしてもらわなければこまります。

 何故なら、戦争でもうかるのは、企業だけです。そこに私たちの子ども達やそして、自衛隊員は命を晒さなければならないのです。確かに日本の大企業は戦争になれば非常に儲かると思われます。とりわけこういう大成建設や何とか重工とか船を作ったり、自動車を作ったり、あるいは洋服を作ったりする大きい企業は、戦争需要でどんどん注文がきて、国家から注文が来るのでとりっぱぐれがない…正に戦争が儲かるのです。ベトナム戦争で日本は実は大儲けをしています。朝鮮戦争でも経済復興をしています。戦争というのは、大企業にとっては儲かるやってほしいものなのです。しかし、それが私たちの命を奪うということを、私たちが殺されたり、子どもや孫が、そして自衛隊員を含めて日本が戦場になって殺されても、それは私たちの自己責任としか言われません。戦争で保障されるのは兵隊だけです。犠牲になった住民は何の保証もありません。そんな戦争のためにこの基地建設が行われているのは全く許すことはできません。

 沖縄の人たちが米軍基地に反対しているのは、二度と再び沖縄戦を繰り返してほしくない、沖縄で地上戦が起これば住民の命が沖縄戦で1/4以上の人たちが殺され焼きつくされたのです。そのようなことがいまだに記憶に深くとどめられ、二度と戦争を起こしてはいけないという強い思いで基地建設に反対し、平和のために辺野古のゲート前に座り込んで抵抗しているのです。私たちは戦後に生まれた戦争の経験を持たない人間ですが、私たちの父母・祖父母達は、戦争の中で生まれ、戦争によって兄弟たちが忘れさられていることをたくさん知っているし、戦争はもう二度としてほしくないという思いを持っていたと思います。しかし、そういった90代以上の方達が次々と亡くなり戦争のことが忘れ去られることをいいことに、今、戦争の準備が進められています。

 私たちは過去の歴史を忘れてはいけないと思います。歴史の教訓を忘れずに。戦争になって損をするのは一般市民です。そして戦争に協力させられ、断ることはできない。例えば、「戦争に行くのは嫌だと拒むと何十年かの刑になり、その罰が死ぬほど重いから戦場に行かざるを得ない」というような、そういった立法が作られるかもしれません。この前テレビで石破元防衛相がそんなことを言って、刑罰を重くすることで、自衛隊に断れないようにしないといけないと思うとか言っていましたけれども、そんな風に戦争になってしまったら、もはや言論も封殺され、発言したら逮捕されたり刑罰を受けたり、若い男だったら、前線に徴兵されて行かされたり、一切何も言えなくなってしまうのです。

 今の時代だったらまだ発言はできます。戦争に準備を反対だということはできます。そういう意味では、今この時代の民主主義がまだ少し残っているこの時代に発言していかなければ、言えなくなってしまう時代がそろそろやってこようとしています。この大成建設に対しても私たちが一企業に対してこのような抗議をして町の人達から「政府に対して言ったらどうなんだ」とか、「企業に対して言ってもどうかな」などの意見もあります。しかし、大成建設は正に政府のお先棒を最先端で担いで明治以来伸びてきた会社です。私たちが言っても聞く耳は持たない・儲けのためなら何でもするというところだと思います。しかし、やっていることがどうなのか、戦争の準備をするのがいいのか、平和のための建設をして欲しいです。大成建設のみなさん、私たちはこの工事の意味について問う行動を行っています。是非チラシなども一読してください。 


●Y2さん:福岡市民のみなさん、私たちは大成建設というゼネコン会社に対して沖縄から、沖縄の埋め立て工事から撤退するようにもとめています。会社に対して毎月申し入れ書を送り、埋め立て工事を直ちにやめるよう求めています。今、沖縄では自衛隊と米軍の日米統合訓練がまもなく始まろうとしています。自衛隊26000人・米軍の10000人を超える両方を投入して、日米統合訓練を行おうとしています。台湾に近い与那国において、米軍のけん戦車というようなものも運び入れ、公道を走る計画が明らかになっています。沖縄にも中距離ミサイルを配備する計画がすでに明らかにされています。沖縄をすべて南西諸島一帯が中国包囲のための軍事要塞化基地が強化されています。

 沖縄における辺野古の基地建設が米軍と自衛隊が使用する基地として、人殺しのための基地になっている。港湾施設も備えていく、そうした基地建設になっていく。そうした中で私たちは、このことに反対しています。軍事的な強化ということだけではなく、あの大浦湾一帯に生息する海の生物、ジュゴンやサンゴや様々な希少生物が生息している大浦湾一帯を埋め立て、取り返しのつかない海の破壊や環境破壊を引き起こしながら、新基地建設が強行されています。ですから私たちは、少数人ではありますが、基地建設に反対しています。

 9月に行われた沖縄知事選挙において、玉城デ二―知事が圧倒的な大差をつけて新基地建設反対の民意を勝ち取りました。この民意を政府防衛省は受け止め、工事を直ちに中止すべきです。ところが、県知事選の結果に関わらず、この建設工事を請け負う大成建設をはじめとするゼネコン会社は工事を計画しています。このような沖縄の人々の民意を踏みにじる蛮行を、私たちは許すことはできません。沖縄において20年にも渡って人々は海に船を出し、工事車両を止め、反対運動をおこなってきました。この沖縄の人々の沖縄に基地はいらない、どこにもいらない。沖縄の人々の意思を受け止め、それに連帯して、このような形で、毎月一回ですが情宣活動をおこなっています。

 福岡のみならず全国でこのような埋め立て工事に反対する行動が取り組まれています。こうした全国の人々の基地建設反対の意思を示すことによって、基地建設をとめることができます。あの9月に行われた安倍首相の国葬に対して、全国で国葬反対、国葬抗議の声がまきおこりましたが、世論調査でも過半数を超える人々が反対の意思を示し、政府は法的な根拠すらもはっきり答えられない、そうした中で強行されたに過ぎません。多くの人々が声をあげれば、必ずや止めることができます。私たちは、政府が強行する沖縄における新基地建設に対して抗議の意思を明らかにしながら、このような形で情宣活動を行っています。


 ご通行中の福岡市民のみなさん、沖縄のことは他人ごとではないんです。みなさんは、この沖縄における辺野古新基地について新聞テレビ或いは様々なニュースを見て、知っているだろうと思います。沖縄のことだから関係ない。いや実はこれが関係あるんです。私たちにとって沖縄における基地建設は、実に重大な問題なんです。今、物価上昇と円高の中で、或いは、ウクライナ戦争の影響の中で、食品をはじめとして大きな物価上昇に晒されています。今、日本の国家予算は既に100兆円を超えています。しかし、その国家予算の税収はせいぜい60兆円に過ぎないんです。そうしたわずかな税収しかない政府にとって、防衛費を更に2倍化する。沖縄における基地建設も含めて、防衛費だけは強化していく。そのような流れの中で、私たちの社会福祉や或いはまた食品など2万品目が値上げに終わっています。このような状態を放置してるのが、岸田政権です。防衛費が倍増されれば、社会保障費や年金や消費税は更に上がっていくでしょう。そして、軍事化されていく社会になっていきます。私たちにはそうした戦争の足音が聞こえてきています。既に戦争の始まりとして私たちは今の事態を受け止めています。そうした戦争の始まりの中で、沖縄の人々は真っ先に「基地建設はいらない」「沖縄に基地はいらない」と、声をあげています。みなさんも一緒に、声をあげていきましょう。

 

(3)ギターと歌(Gさん)

訴え:通行中のみなさん、私たちが今立っているビルの中に、大成建設という日本でも有数のゼネコンがはいってます。大成建設といいます。その大成建設は、いま沖縄の辺野古という、とてもきれいな海、ジュゴンやウミガメが暮らしているきれいな海を埋め立てています。それは何をやってるのかというと、戦争のための、すなわち人殺しのための基地建設です。人を殺すための基地を造ること、そのためにジュゴンやウミガメがいなくなくする。サンゴを殺す。あらゆる生き物を殺す。こういたことをやってるのが、このビルに入っている大成建設という、日本でも有数のゼネコン大手の建設会社です。この大成建設は戦前から、戦争で人殺しでしこたま設けてきてこんなに大きな会社になっています。私たちは大成建設に今すぐ辺野せかい古の埋め立てをやめろ、沖縄から手を引け。戦争のための基地づくりをやめろ。人殺しに手を貸すな。こういった訴えをしています。


歌:それでは何かが始まるかもしれない それでは何かを始めるとしよう


そこからおいらが歌うからさ そこからあんたが踊っておくれよせ

この世の中は真っ暗だ お金が心に蓋をする

戦争ばっかじゃやってらんねあろうことかえよー 仲良く一緒に歌って踊ろうよ

訴え:皆さん知ってますか。明日から「キーン・ソード2023」という、世界的にも大きな軍事訓練、実践訓練が行われます。既に福岡県の航空自衛隊築城には、米軍のゼット戦闘機あろうことかF10、或いはF35ステルス戦闘機、こういったものが到着しています。そしてこの築城からは、与那国島に事象付きの最新鋭の戦闘車両を航空機で輸送する。この「キーン・ソード」という大演習には、あろうことかイギリス軍やNATO軍までも入っています。ウクライナで戦争をけしかけてるあのNATO軍ですよ。アメリカはもうもちろん、一番質の悪いゼレンスキーを応援してる張本人ですけども、このNATO軍も一緒になってこの日本にやってきてます。
 世界各国からいろんな軍隊が今、この日本の地に集結してます。世界戦争をおっぱじめるためです。何故戦争するのか。それは答えは簡単です。いまこのビルに入っている大成建設が、沖縄の新基地・軍事基地・人殺しの基地を造ることによって、その血塗られた金を懐に入れることによって、ぼろ儲けしてるように、資本主義というものが、今までのまんまではもうやっていけなくなる。世界的な大恐慌が起こる。あらゆる生産がストップする。これを打開するためには戦争しかない、というのが、資本主義を続けていこうとする人たちの考えです。
 だから今日本の政府は戦争に戦争にとのめりこんでいます。そして、そういった戦争の方針の中で、このビルに入っている大成建設はさらに上前(うわまえ)をしこたま吸い込んでこぎとろうということで、辺野古の新基地建設に邁進しています。私たちはこの戦争の人殺しの基地建設に反対してます。ジュゴンやウミガメを殺して、サンゴを殺して、人を殺す基地を造っている大成建設は、今すぐ沖縄から撤退せよ。こういった要求を突き付けています。

歌:平和で自由ないのちだけは だれでも平等に持っているよ

命をつなげて 平和になるの

世界にかなしみに泣く 子どもたちであふれるよ

世界はかなしみで泣く 子どもたちであふれるよ

平和のためにと 言いながら

お金のためだから 戦争になるんだよ

国境とかの 壁を無くし

みんなでつながり 生きていこうよ      

平和で自由な命だけは 誰でも平等にもっているんだからね

訴え:みなさんビラ呼んでみてください。私たちはこのビルの中に入っている大成建設というゼネコンに対して、いますぐ沖縄・辺野古の戦争のための基地造りをやめるよう、訴えています。

歌:えらぶたおじさん
明るい陽射しを 浴びて

春のうららの サンゴ礁

いつもニコニコ えらぶたおじさん

今日はどこへか 行かれるの

サンゴ礁は 色とりどりの

命輝く 宝物

美ら島の 平和が命

えらぶたおじさん 人民パトロール

辺野古の海は 埋ばわせないか

戦ゆなんどに 奪われないよ

いつもニコニコ えらぶたおじさん

今日はみんなと一緒に デモ行進



Stop! 沖縄新基地建設・福岡