ブログ開設にあたって


【ブログ開設にあたって】 活動の趣旨

 沖縄(本)島の名護市以北、山や森の多い自然豊かな一帯をヤンバル(山原)といいます。このヤンバルの東海岸に自然景観に恵まれた辺野古(へのこ)の海が広がっています。美しい辺野古の海は、沖縄県の環境保全指針で「自然環境の厳正な保護を図る区域」であるランク1とされていますが、それは沖縄島ではごくわずかになった自然海岸がみごとに残っているからです。

 ところがこの美(ちゅら、うつくしい)海、稀少な天然記念物・ジュゴンが餌(えさ)場とする豊かな海が今、埋め立ての危機に直面しています。日米両政府が辺野古沖海域とそれに隣接する大浦湾に巨大な米軍基地を建設しようとしているからです。新基地は軍港施設を合わせ持つ、オスプレイや戦闘機用の飛行場です。
 
 2013年末、仲井真(なかいま)沖縄県知事は県民の大多数の反対の声を押し切って、防衛省が申請した辺野古埋め立てを承認しました。しかし14年1月19日におこなわれた名護市長選で名護市民は「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」ことを公約として掲げた稲嶺進(いなみね・すすむ)前市長を再度当選させ、「辺野古新基地建設 NO!」の意思を鮮明に示しました。

 主権在民原理に立つ民主主義の国であれば、政府はこの名護市民の意思を尊重し基地建設計画を取りやめるはずです。ところが、安倍政権は市長選のわずか2日後、埋め立てを進める手続きを開始したのです。埋め立てをおこなうには諸工事が自然環境に及ぼす影響を調査しなければなりませんが、防衛省はその調査を請け負う民間企業を募集する入札の公告を強行しました。この政府の姿勢は名護市民をはじめとする沖縄県民の「新基地建設 NO!」の意思を正面から踏みにじるものであり、県民から激しい怒りが湧き起こっています。

 ところで防衛省が求める「調査」の結果が同省にとって都合のいいものになることは言うまでもありません。そこで私たちは調査を請け負う民間企業に防衛省に協力しないよう働きかけようと思います。このブログは防衛省の動きを監視し、調査を請け負う企業の特定に努めます。そして調査を請け負う企業が判明したら、それらの企業が防衛省による美しい辺野古の海の埋め立てに協力しないよう要請する活動を全国のみなさんに呼びかけようと思います。

 辺野古新基地建設を阻止する方法はいろいろ考えられると思いますが、私たちのこの活動はそれらの動きの一環として大事な役割を果たすと思います。
 このブログは事実を正確に伝えます。みなさんが情報を活用してくださることを心から期待します。        本ブログ編集部 2014年2月20日     

2014年8月31日日曜日

【報告】辺野古でボーリング調査工事を行っている中央開発(株)への抗議行動報告


「辺野古でボーリング調査工事を行っている中央開発(株)への抗議行動報告」


                     STOP!辺野古埋め立てキャンペーン

 

小雨のパラつく中、集合場所の高田馬場駅に着くと、まず目に入ってきたのは、公安私服刑事の姿だった。その数15名位か。オイオイ、公安の方が多いじゃないかと、しばし気が滅入ったのだが、今日の行動に参加するのであろう人々も数多くいた。

 最終的には、当方は20数名の参加となった。3名で始めた「STOP辺野古埋立てキャンペーン」の呼びかけた行動にこれだけ多くの人々集まったことは、辺野古の海埋立てという暴挙にいかに多くに人々が怒りを覚え、何かしなければという思いに駆られたのか示していると思う。

 簡単な打ち合わせの後、雨の上がった歩道を、ジュゴンのバルーンを先頭に、歩いて中央開発本社に向かった。本社に着き、まず1階の受付電話で要件を告げると、予想に反して(!)「では下に参ります」との応答。出てきたのは718日に応対した金澤総務部長だった(それと86日に訪ねた際「お引き取り下さい」の一点張りの応対をした若手社員がカメラを撮っていた)。今日は門前払いか、と予想していたが、意外な展開。しかし、対応は丁寧でも、答えは通り一片のものだった。

 「巨額の公共工事、なおかつ大半の沖縄の人々が反対している工事をなぜ受注したのか、説明責任がある」「八重山諸島のサンゴ礁を守ろうという取り組みをしていながら辺野古のサンゴを殺す工事を行うのは企業の姿勢、理念としても矛盾するのではないか」「そうした問題の工事と十分に理解しながら自ら手を挙げて入札に応じた会社としての考えをお聞きしたい」「沖縄の人々にどのように説明するのか」など繰り返し追及した。しかし帰ってくる答えは、「防衛省が発注した工事を受注しただけ」「当社としては何もお応えすることはない」「受注した仕事には守秘義務がある」の繰り返し。「では会社として説明するつもりはないのか」「社会的責任があるとは思はないのか」、という問い詰めにも「そのように取られてもいい」と開き直る始末だった。

 結局40分位やり取りし、これ以上やっても同じだと判断し、用意した「抗議文」を読み上げ、社長に必ず渡すようにと念を押し、「応答」を打ち切った。

 その後、本社前で、中央開発社員、近所の住民、通行人に向けて抗議の宣伝活動を行った。何があったのか尋ねる道行く人もおり、関心を持ったようだった。

そして、今後も抗議の声を中央開発にぶつけていくことを広く呼びかけ、ボーリング調査を続ける限り、抗議行動を継続していくことを確認し、1時間ほどで今日の行動を終えた。

 初めての広く呼びかけた中央開発への抗議行動だったが、初めて参加した人も含め20数名の参加があった。辺野古現地でボーリング工事を実際に行っている本社への抗議行動、沖縄と連帯する東京での独自な闘いとして大きな意義があったのではないだろうか。

 

社説・記事:後藤田発言に沖縄の怒り


【後藤田発言に沖縄の怒り】

8・31付沖縄タイムス・社説「[沖縄振興予算]懐柔と脅しがちらつく」の冒頭部分と結語を引用します。

 〈内閣府は、2015年度の沖縄振興予算として3794億円を財務省に概算要求した。14年度当初予算に比べ293億円(8・4%)の増となる。

 内閣府の後藤田正純副大臣は29日、那覇市内で開かれた会合に出席し、「財政的に厳しい県もある中で、沖縄はうらやましがられている」とのたまった。

 後藤田副大臣は何が言いたかったのだろうか。「沖縄県民は政府の温情にもっと感謝すべきだ」と言いたかったのか、それとも「これも仲井真弘多県知事のおかげだから、知事選は一つよろしく」と言いたかったのだろうか。〉

 〈普天間問題が浮上して以降、「沖縄を甘やかすな」との、歴史と実態を無視した暴論が、本土側から頻繁に伝わってくるようになった。

 だが、安全保障政策について、ほんとに甘えているのは誰なのか。

 戦後この方、安全保障政策の負担と犠牲をどこよりも負ってきた地域はどこなのか。

 理不尽な圧力に屈してはならない。

 政府が、金と基地をセットにして新基地の受け入れを迫るようであれば、のしをつけてお返ししよう。〉

 

後藤田発言を翁長那覇市長も厳しく批判しました。8・31付沖縄タイムス記事「翁長氏「沖縄に配慮ない」後藤田氏発言批判」から。

 

 〈翁長雄志那覇市長は30日、内閣府の後藤田正純副大臣が沖縄振興予算の概算要求額について「うらやましい」などと発言したことについて、「米軍統治下で日本と切り離され、人権をじゅうりんされてきた沖縄の歴史に対する配慮も何もない言葉。とても失礼な話だ」と批判した。翁長氏への知事選出馬要請後に、記者団の取材に答えた。

 翁長氏は「本州から四国に橋を架けると3兆円、九州には1兆円かけて新幹線ができた。九州や四国が負の遺産を持っているからという話ではない」と米軍基地と振興予算のリンク論を否定した。

 その上で、リンク論を逆手に取って「うらやましいと思うなら、日本国民全体で安全保障を考えて米軍基地を自分の所に誘致してもらいたい」と厳しく指摘した。〉

 

〔参考記事〕

◆◆社説[沖縄振興予算]懐柔と脅しがちらつく 8・31 沖縄タイムス

 

 

翁長氏「沖縄に配慮ない」後藤田氏発言批判 8・31 沖縄タイムス

 

 

 

 

News:海上保安庁に抗議を!抗議カヌー隊20人一時拘束


●● へのこ状況

辺野古の海で海上保安庁が新基地建設に抗議する仲間たちのカヌー隊や小型船にやりたい放題の暴行を続けています。

 かぎがついた棒でカヌーを引っ張る、腕を伸ばしてカヌーの乗員を海中にひきずり込む、カヌーや小型船に乗り込み仲間たちを羽交い絞めにする、エンジンのキーを取り上げて航行できなくする、頭を水中に押し込み水を飲ませる、「事情聴取」という名目で巡視船に連れ込む、海保のゴムボートに強制的に乗せて辺野古漁港に連れ戻すなど、蛮行の限りを尽くしています。

 ある仲間は海上保安官に首を絞められて頚椎(けいつい)捻挫で負傷しました(鮮明な証拠写真があります)。その人は海上保安官3名を特別公務員暴行陵虐致傷容疑で那覇地検名護支部に告訴しました。

 

◆◆ 抗議先 第11管区海上保安部 メールアドレスと住所・電話


 

900-8547 沖縄県那覇市港町2-11-1 第十一管区海上保安本部

      TEL098-867-0118(代表)

 

 

〔参考記事〕

抗議カヌー隊20人一時拘束 辺野古 8・31 沖縄タイムス

 ・記事の一部を引用

 

写真 海保職員にボートに引き上げられる市民や、カヌーに乗って抗議する市民ら=30日午後12時8分、名護市辺野古沿岸(浦崎直己撮影)

 

 【名護】米軍普天間飛行場の返還に伴う新基地建設工事に向けた海上作業が進む名護市辺野古沖で、海上保安庁は30日正午ごろ、抗議のため工事区域を示すフロート(浮具)内にカヌーなどで入った市民ら20人を一時拘束した。20人は海保のゴムボートに乗せられ、約1時間後には解放された。同日のカヌーでの抗議には、これまでで最多となる23艇・37人が参加、一時拘束数も最大となった。

 午前11時46分、フロートに沿って広がったカヌーに乗る市民らは一斉に行動開始。フロートから200メートルほど先にあるボーリング調査用のスパット台船を目指した。

 海保職員も次々と海へ飛び込み、市民らを確保。フロート内では、かぎがついた棒でカヌーを引っぱったり、腕を伸ばして乗員を海中に引きずり降ろすなどして、捕まえていた。

 

 

辺野古沖で海保が一時市民20人拘束 浮具内カヌーで航行 8・31琉球新報

 

 

 

 

News:沖縄防衛局、北部地域の建設業者に説明会


【沖縄防衛局の魂胆丸見えの地元対策】

〔参考記事〕

辺野古移設 陸上工事で地元優先 防衛局が説明会 8・31 琉球新報

 ・記事の一部を引用

 【名護】沖縄防衛局名護防衛事務所(杉山真人所長)は29日、北部地域の建設業者を対象に米軍普天間飛行場の辺野古移設に関して入札手続きを始めた工事の説明会を名護市産業支援センターで開いた。

 入札にかけたのは28日に公告したシュワブ内に資材置き場などをつくる「仮設ヤード整備工事」2件。入札資格は離島を含む本島北部の業者。地元業者に優先発注することで移設への理解を広める狙いがあるとみられる。

 

News:8月31日名護市議選告示、沖縄は選挙ラッシュ


【沖縄統一地方選】

沖縄統一地方選で9月7日投開票の名護市議選は辺野古新基地建設を阻止する上で、とりわけ大きな意味をもっています。また与那国島では防衛省が陸自沿岸監視部隊の駐屯地を建設中ですが、陸自派兵に反対する過半数の町民にとって9・7投開票の与那国町議選は死活的に重要です。

〔参考記事〕

 

辺野古移設が焦点=名護市議選告示-沖縄 8・31 時事

 ・記事から

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として政府が工事を進める同県名護市の市議選(定数27)が31日告示され、35人が立候補を届け出た。うち同市辺野古への移設に反対する稲嶺進市長派は16人で、基本的に移設を容認する自民党系市議ら反市長派も16人。このほか、移設に反対する公明党市議2人と無所属新人1人が立候補した。反対派と容認派のどちらが過半数を獲得するかが焦点で、9月7日に投開票される。

 同様に普天間移設問題が争点となる県知事選(11月16日投開票)の前哨戦として注目され、結果は政府による辺野古沿岸部埋め立て工事に影響を与えそうだ。

 

 

 

5市議選きょう告示 沖縄統一地方選 8・31 沖縄タイムス

 

 

辺野古で賛否、名護市議選が告示 9月7日投開票 8・31 共同

 

 

統一地方選 5市議選が告示 8・31 NHK沖縄 ・動画あり

 

 

統一地方選スタート 5市議選告示 8・31 QAB

 

 

名護市議選:告示、35人が立候補 9月7日投開票 8・31 毎日

 

 

◆30日までにのぼり撤去されず 沖縄市議選 8・31 沖縄タイムス

 

 

 

 

 

News:自民県連 那覇市長選候補9月決定へ


【那覇市長選】

〔参考記事〕

自民県連 那覇市長選候補9月決定へ 8・30 沖縄タイムス

 

News:元国防次官補のナイ氏「沖縄の基地 脆弱に」


【ジャパン・ハンドラー、ジョセフ・ナイの見解】

9・1付琉球新報記事「「在沖基地は脆弱」 ナイ氏寄稿 日米同盟再考求める」にこうあります。

 

 〈【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米民主党系の対日政策に強い影響力を持つジョセフ・ナイ元米国防次官補がこのほど米ニュースサイト「ハフィントン・ポスト」に寄稿し、「多くの日本人は日米同盟の非対称性に憤りを抱いており、特に沖縄の基地負担に対する怒りもある」と指摘した。ナイ氏は「中国のミサイル技術が発展し、沖縄の米軍基地は脆弱(ぜいじゃく)になった」とも指摘。沖縄に米軍を集中させる理由として日米両政府が説明してきた「地理的優位性」が、実際は乏しくなり続けていることもあらためて認める形となった。〉

 

 中国軍が沿岸部に配備しているミサイルを使用すれば沖縄の米軍基地がたちまち壊滅することは、軍事の専門家でなくても理解できることです。沖縄は中国ののど元に匕首を突きつける位置にありますが、逆に見れば、極端に叩かれやすい位置にあるということです。沖縄にとっての安全保障は米軍と自衛隊の全面撤退によってこそ成り立ちます。


〔参考記事〕

「在沖基地は脆弱」 ナイ氏寄稿 日米同盟再考求める 9・1 琉球新報

 ・記事の一部

 【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米民主党系の対日政策に強い影響力を持つジョセフ・ナイ元米国防次官補がこのほど米ニュースサイト「ハフィントン・ポスト」に寄稿し、「多くの日本人は日米同盟の非対称性に憤りを抱いており、特に沖縄の基地負担に対する怒りもある」と指摘した。ナイ氏は「中国のミサイル技術が発展し、沖縄の米軍基地は脆弱(ぜいじゃく)になった」とも指摘。沖縄に米軍を集中させる理由として日米両政府が説明してきた「地理的優位性」が、実際は乏しくなり続けていることもあらためて認める形となった。

  論文寄稿は8月7日付。ナイ氏は「日米は同盟の構造を再考しなくてはならない」と強調した。同盟の将来像について、安倍政権が集団的自衛権の行使容認に踏み切ったことを「前進」と評価。この文脈で在日米軍基地について「次第に日本の管理下に移していき、米軍はこれらの施設をローテーション(巡回配備)することが長期的なゴールだ」と指摘した。

 

 

 
 
 

 

〔参考記事〕


「沖縄の基地 脆弱に」ナイ氏米誌で警鐘 8・31 沖縄タイムス

 ・記事の一部を引用

 
 【平安名純代・米国特約記者】元国防次官補のジョセフ・ナイ氏(現米ハーバード大学教授)が米誌に寄稿し、中国の弾道ミサイルの発達で在沖米軍基地の脆弱(ぜいじゃく)性が高まっていると警鐘を鳴らしていたことが分かった。将来的には日本が在日米軍基地を管理し、米軍は各拠点を巡回配備(ローテーション)すべきだと主張している。

 

 

 

News:佐賀でオスプレイ配備反対、市民ら600人デモ行進


オスプレイ配備反対で市民ら600人デモ行進 8・30 佐賀

写真 佐賀空港へのオスプレイ配備計画に反対する総決起集会で気勢を上げる参加者=30日午前、佐賀市役所前公園

 

 

オスプレイ諾否、県に熟慮求める 民主県連 8・31 佐賀

 

 

オスプレイ配備で佐賀空港地元に対策協発足 8・31 佐賀

 

 

2014県民世論調査 陸自オスプレイ「容認」58% 8・31 佐賀

図版 オスプレイ計画

 


2014県民世論調査 集団的自衛権「反対」58% 8・31 佐賀

図版 集団自衛権行使容認の賛否

 

 

佐賀でオスプレイ反対集会「国民を愚弄」 8・31 沖縄タイムス・共同

写真 佐賀空港へのオスプレイ配備計画について対策を検討する会合に集まった空港周辺の住民ら=30日午後、佐賀市

 

 

News:オスプレイ落雷 米海軍HPから記録消去


【オスプレイ情報】

 

8・31付沖縄タイムス記事「オスプレイ落雷 米海軍HPから記録消去」にご注目を。米軍は都合の悪い重要情報を隠します。これはその実例です。

〔参考記事〕

オスプレイ落雷 米海軍HPから記録消去 8・31 沖縄タイムス

 ・記事の冒頭を引用

 【平安名純代・米国特約記者】6月27日に落雷被害を受けた米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイ1機の事故記録が、米海軍安全センターのホームページから消去されていたことが30日までに分かった。センターは消去したことについて、沖縄タイムスの取材に対し同日までに回答していない。

 

 

 

News:辺野古で抗議の市民20人が一時拘束


【辺野古の状況】

 

辺野古の海で、一挙に20人拘束という海保の暴虐な弾圧にもひるまず、仲間たちが大奮闘しています。マスメディアでも海保批判の記事が出てきました。

 

県選出の野党国会議員4人が第11管区海上保安本部に過剰警備について抗議しました。また沖縄防衛局に「殺人鉄板」の撤去を要求しました。

 

海上保安官に頚椎捻挫のけがを負わされた仲間が那覇地検名護支部に告訴状を提出しました。

 

西原町議会(儀間信子議長)は29日、臨時議会を開き、名護市辺野古の新基地建設に向けた海上作業について政府と海上保安庁に抗議する意見書をそれぞれ賛成多数で可決しました。県内の自治体議会の反撃が始まっています。

 

〔参考記事〕

辺野古で抗議の市民20人が一時拘束 8・30 QAB ・動画あり

 ・記事から引用

新基地建設に向けボーリング調査が進む名護市辺野古の海上で、30日午前、カヌーで抗議する市民ら20人が海上保安庁に一時拘束されました。

30日午前11時ごろ、ボーリング調査を行うスパッド台船を囲むフロート内に抗議する市民のカヌー数隻が入りゴムボートで警備中の海上保安庁職員におよそ20人が一時拘束されました。

このうち数人はボートの上で事情聴取を受けたあとおよそ2時間後に、全員が解放されたということです。 

 

 

辺野古新基地:反対市民カヌー8隻拘束 8・30 沖縄タイムス

写真 抗議の声をあげるカヌー隊のメンバーと、水中に入った市民をボートに引き上げる海保職員=30日午後0時9分、名護市辺野古沿岸

 

  

◆◆辺野古、カヌーで抗議 負傷男性が告訴状 8・30 琉球新報

 ・記事から引用

 

 新基地建設が進む名護市辺野古でゴムボートに乗っていた海上保安官にけがを負わされたとして、カヌーで抗議していた男性(32)が29日、ボートに乗っていた海上保安官3人を特別公務員暴行陵虐致傷容疑で、那覇地検名護支部に告訴状を提出した。当時の様子を撮影した動画と写真も合わせて出した。

 

 

◆◆野党国会議員、海保に「過剰警備」で抗議 8・29 RBC

 

 

辺野古海底調査「憤慨に堪えない」 野中氏が批判 8・30 RBC

 ・記事から抄出

 野中元官房長官はTBSの番組「時事放談」の収録で、沖縄県知事選を控えて普天間基地の移設先である辺野古沖の海底ボーリング調査が始まっていることについて、「憤慨に堪えない」と厳しく批判しました。

  「強引に調査と準備を進めていく政府の今のやり方が沖縄を本当に見捨てた形にしていることを、沖縄に関わってきた人間として憤慨に堪えない」(野中広務元官房長官)

 

 

【資料】県民会議の第11管区海上保安本部への抗議文

・この文書は拡散自由です。編集部

 

                              2014813

11管区海上保安本部

本部長 秋本茂雄  

               

基地の県内移設に反対する県民会議

共同代表  山城 博治

      新垣 繁信

      玉城 義和

      平良 研一

      高里 鈴代

 

辺野古埋め立て工事に伴う周辺海域での過剰な警戒、監視行動の中止を求める要請

 

 政府、沖縄防衛局は、県民の7割以上が反対しているなか、普天間飛行場の名護市辺野古・キャンプ・シュワブへ移設計画を推し進め、明日14日には違法な海上ブイの設置を強行しようとしている。

 一方、海上保安庁・第11管区海上保安本部が、辺野古海域で過剰な警戒、監視行動を行っていることは、反対する住民を威嚇し排除するためであり、到底容認できるものではない。12日には巡視船8隻が交代で海上を警戒し、常時5隻から6隻が辺野古海域で監視行動を行っている。また。ゴムボートは27艇に増強、警備を強化していることは、逆に事故の危険性を高めるだけである。このような異様な状況を現地で見た人からは戦争状態だという声まである。海上保安本部は、民主主義の根幹である憲法で保障された表現の自由を侵してはならず、このような過剰な海上警備を直ちに中止すべきである。また、沖縄防衛局が埋立承認願書に記載をした作業時間(日の出1時間程度後から日没1時間程度前の間)を当然として海上保安本部も守らなければならない。昨日、早朝に仮桟橋を設置した時間はこの作業時間から逸脱している。このことにも抗議するとともに、以下のことを強く要請する。

 


 

1、住民を威嚇し、抑圧する過剰な警戒・監視行動を中止すること。

 

2、上記の行動時間は、沖縄防衛局が埋立承認願書に記載した作業時間を

順守すること。

 

                                 以上

 

                              ・資料はここまで。

 

 

社説:岩礁破砕許可 知事選まで工事止めよ


【高まる「仲井真県政」批判】

8・30付琉球新報・社説「岩礁破砕許可 知事選まで工事止めよ」は県の岩礁破砕許可を厳しく批判しています。冒頭部分を紹介します。

 

 〈県水産課は沖縄防衛局が提出した米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う本体工事の岩礁破砕申請を許可した。これで防衛局は移設で必要な県への許可手続きを全て取得した。海底ボーリング調査だけでなく、埋め立てや護岸構築など、本格的な新基地建設の着手に県がお墨付きを与えたことになる。政府と県が一体となって移設工事を加速させ、11月の知事選よりも前に、移設を後戻りさせないため既成事実を重ねているとしか思えない。県知事選の結果にかかわらず移設を進めるとの政府の方針を県が丸ごと追認し、県民に無力感を与えることに加担しているのは許し難い。〉

 

〔参考記事〕

◆◆<社説>岩礁破砕許可 知事選まで工事止めよ 8・30 琉球新報

 

 

News:ウミヒルモ ジュゴンと生きる海の草


【辺野古の海のウミヒルモ】

〔参考記事〕

自然は宝箱:ウミヒルモ ジュゴンと生きる海の草 8・29 毎日

写真 日の光を浴びながら、波にゆれるウミヒルモ=沖縄県名護市で、細川太郎・ジュゴンネットワーク沖縄事務局次長撮影

 

News:9地点掘削ほぼ完了


【ボーリング調査の現況】

〔参考記事〕

9地点掘削ほぼ完了 辺野古移設 大型台船投入へ 8・30 琉球新報

 ・記事から

図版 キャンプ・シュワブ沿岸部の掘削調査の進展状況 ・これは重要です

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古沖の新基地建設工事に向けた海底ボーリング調査が加速している。沖縄防衛局は当初、1カ所の調査に7~11日間程度かかると想定していたが、2~4日ほどで作業を終える地点もあり、29日現在で陸域、海域の計21調査予定地点中、9地点の調査をほぼ終えた。来週にも大型のスパット台船を投入し、水深の深い大浦湾側の9地点の調査に着手し、早ければ9月中旬までに調査を終えるとみられる。

  調査期間の予定は11月30日までで、現在実施している掘削調査のほか、船を使った40日間の磁気探査と、7月ごろから開始していたとみられる潜水による140日間の磁気探査が含まれているが、防衛局は作業全体をなるべく早く完了させたい考え。11月16日の知事選が迫る中、調査をなるべく早期に終了させて埋め立て事業を既成事実化させる狙いがあるとみられる。

News:辺野古「本体工事進んでいない」名護広報誌


【名護市が広報誌で「代替施設をめぐる動向」を報告】

〔参考記事〕

辺野古「本体工事進んでいない」名護広報誌 8・30 沖縄タイムス

 ・記事の一部を紹介

 【名護】名護市は広報「市民のひろば」9月号で、「普天間飛行場代替施設をめぐる動向」と題し、沖縄防衛局による辺野古でのボーリング調査着手のほか、「埋め立て本体工事は進んでいない」とする内容を1ページ使い、掲載した。

 防衛局が辺野古漁港周辺を作業ヤードとして埋め立てるための許可申請などを提出しているが、「多くの不備があり、防衛局が補正に応じていないため、手続きが進んでいない」と誌面で説明。市長の権限にかかわらないよう防衛局が計画を変更し、ヤードの場所を移す場合は本体工事の変更に伴う県知事の承認が必要で、「これは埋め立て承認願書に示された用途変更に当たる」と指摘している。また、公有水面埋立法の規定では当初の承認時と同様に「地元市町村長の意見を聞く必要がある」などと記載している。

 

 

News:知事、国に補償要請へ 辺野古移設 久辺3区


【久辺3区長の動き】

〔参考記事〕

知事、国に補償要請へ 辺野古移設 久辺3区18項目 8・30 琉球新報

写真 仲井真弘多知事(右)に要請文を手渡す嘉陽宗克辺野古区長=29日、県庁

 

 

移設計画で地元住民代表が要請 8・29 NHK沖縄 ・動画あり

 

 

News:「名護防衛事務所」の動き


〔参考記事〕

防衛名護事務所が地元企業説明 8・30 NHK沖縄 ・動画あり 

 ・記事から

 

アメリカ軍普天間基地の移設計画をめぐり、県北部の業者への工事発注などを行うため名護市辺野古に開設された沖縄防衛局の名護事務所が、入札の手続きを開始し、29日、名護市内の業者に向けた説明会が開かれました。

沖縄防衛局の「名護防衛事務所」は、普天間基地の移設計画に関連して、県北部の建設業者に工事の一部を発注するほか、地域住民との調整にあたるため、平成23年に名護市辺野古に開設されました。

名護防衛事務所がこのほど工事の入札手続きを開始し、29日は、名護市内の建設業者を対象に入札制度の仕組みや手続きの進め方などに関する説明会が開かれました。