ブログ開設にあたって


【ブログ開設にあたって】 活動の趣旨

 沖縄(本)島の名護市以北、山や森の多い自然豊かな一帯をヤンバル(山原)といいます。このヤンバルの東海岸に自然景観に恵まれた辺野古(へのこ)の海が広がっています。美しい辺野古の海は、沖縄県の環境保全指針で「自然環境の厳正な保護を図る区域」であるランク1とされていますが、それは沖縄島ではごくわずかになった自然海岸がみごとに残っているからです。

 ところがこの美(ちゅら、うつくしい)海、稀少な天然記念物・ジュゴンが餌(えさ)場とする豊かな海が今、埋め立ての危機に直面しています。日米両政府が辺野古沖海域とそれに隣接する大浦湾に巨大な米軍基地を建設しようとしているからです。新基地は軍港施設を合わせ持つ、オスプレイや戦闘機用の飛行場です。
 
 2013年末、仲井真(なかいま)沖縄県知事は県民の大多数の反対の声を押し切って、防衛省が申請した辺野古埋め立てを承認しました。しかし14年1月19日におこなわれた名護市長選で名護市民は「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」ことを公約として掲げた稲嶺進(いなみね・すすむ)前市長を再度当選させ、「辺野古新基地建設 NO!」の意思を鮮明に示しました。

 主権在民原理に立つ民主主義の国であれば、政府はこの名護市民の意思を尊重し基地建設計画を取りやめるはずです。ところが、安倍政権は市長選のわずか2日後、埋め立てを進める手続きを開始したのです。埋め立てをおこなうには諸工事が自然環境に及ぼす影響を調査しなければなりませんが、防衛省はその調査を請け負う民間企業を募集する入札の公告を強行しました。この政府の姿勢は名護市民をはじめとする沖縄県民の「新基地建設 NO!」の意思を正面から踏みにじるものであり、県民から激しい怒りが湧き起こっています。

 ところで防衛省が求める「調査」の結果が同省にとって都合のいいものになることは言うまでもありません。そこで私たちは調査を請け負う民間企業に防衛省に協力しないよう働きかけようと思います。このブログは防衛省の動きを監視し、調査を請け負う企業の特定に努めます。そして調査を請け負う企業が判明したら、それらの企業が防衛省による美しい辺野古の海の埋め立てに協力しないよう要請する活動を全国のみなさんに呼びかけようと思います。

 辺野古新基地建設を阻止する方法はいろいろ考えられると思いますが、私たちのこの活動はそれらの動きの一環として大事な役割を果たすと思います。
 このブログは事実を正確に伝えます。みなさんが情報を活用してくださることを心から期待します。        本ブログ編集部 2014年2月20日     

2023年12月30日土曜日

大成抗議:1月16日(火)17:30~@新宿センタービル本社前&新宿駅西口地下スタンディング

 2014年も、大浦湾側の契約受注が決まり、大成建設抗議を続けざるを得ない状況になりました。私たちは、少数でも諦めません。ぜひお集まりください。

2023年12月7日木曜日

大林組抗議:12月12日17:30~@品川駅港南口本社最寄り

 大林組も辺野古の新たな受注契約をしています。なんとかして止めたい、その気持ちを伝えたいと思います。よろしくご参集ください。

2023年11月26日日曜日

五洋抗議:11月28日(火)17:30~@飯田橋東口本社最寄り

 五洋建設抗議を飯田橋で行います。辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会の「とんでもない!辺野古代執行」キャンペーンの一環として、リーフレットを撒きます。よろしくご参集下さい。寒くなってきましたので、防寒をお願いします。

大成抗議報告:11月16日@福岡九州支社

 大成建設申し入れ行動


※ 来月の予定12月21日(木) 16:50 @大成建設九州支店前

11月16日の申し入れ行動の前日に、全国紙で防衛局は大浦湾の軟弱地盤が2007年の調査でわかっていたのにそれを隠して工事の許可を出させ、既成事実にするために工事を強行してきたことが公表されたため、このことを中心に訴えました。


要請書

大成建設は基地建設で環境破壊をするな

大浦湾に広がる軟弱地盤は生物多様性のための大切な環境です。それは大浦湾全体に広がっており、水深30mの海底からさらに約60m下まで軟弱層が存在しています。もっとも深い軟弱地盤は水深90mもあることが分かっています。この環境が生物多様性を育ててきたのです。大浦湾にはジュゴンやウミガメ類などの絶滅危惧湯262種をはじめ5334種の生物が生息しています。また、沖縄島周辺でも大規模な海藻藻場や、遺伝的に特異なチリビシの青サンゴ群集、サンゴ礫が付着して成長する鍾乳洞があるなど、貴重な自然が数多く残されています。
そういう多様な生物のゆりかごである軟弱地盤に大成建設は57haの範囲で77000本もの杭を打ち込み環境破壊しようとしているのです。ゆるされないことです。
沖縄の住民投票の結果では7割という民意が辺野古の基地建設に反対なのです。

辺野古の工事は沖縄県知事も不承認にするほど無理な工事さらに悪いことには90mの深さの軟弱地盤は十分に調査もされておらず、そもそも世界でも90mの軟弱地盤の改良の実績がありません。90mの調査をうやむやにして(許されないほど無責任だが)工事を始めた場合でも70mまでの改良の船も2艘しかない。そのうえに基地を載せれば、完成後も予想を上回るほどの地盤沈下が続くだろうと防衛省内部でも意見がでている完成のめどが立たない工事です。

玉城知事が承認しないのは正しい判断です。こんな工事を大成建設は止めてください。


共同通信の情報公開請求で出てきた地層調査の報告書
防衛局は申請前の2007年に軟弱地盤報告書を把握、隠し続けて追加調査もなわず


防衛局は2007年からこの軟弱地盤の存在を調査で把握していました。だがこれを隠し、地盤に大きな問題なしと書かれた埋立申請書を2013年仲井間知事に出しました。もし軟弱地盤のことが書かれていたら、当時の仲井間知事は承認しなかったと思われます。そもそも虚偽の申請書を基にした判断は撤回されてしかるべきです。嘘をつきとおした防衛局の責任が問われなければなりません。
防衛局は軟弱地盤のことを2018年の土砂投入開始までひた隠し、既成事実化したのです。政府が軟弱地盤の存在を認めたのは12年もたった後の2019年で、2020年には90mの軟弱地盤の部分を調査していない設計変更申請書をだしました。玉城デニー知事がこれを不承認にしたのは不可能な工事だと判断したからです。


沖縄南西諸島を舞台にした戦争を準備する防衛省と米軍
沖縄を戦争に巻き込むな


沖縄を含む南西諸島は軍事要塞化が進んでいます。背景には米軍の「琉球の防壁」作戦というものがあります。有事の際、相手国の航空機や艦船をミサイルで攻撃して食い止めようという作戦で、「仮想敵」は中国人民解放軍だそうです。背景には、中国を「国際秩序に挑戦する唯一の競争相手」として警戒するアメリカの構想があります。しかし、こちらが撃てば、相手も撃ってくるので「ミサイル要塞」にされた島に住む人々が、弾雨にさらされるのです。

米軍のエアーシーバトル作戦の戦場は南西諸島が想定されている日米共同訓練では米中両軍の衝突を想定したアメリカ軍のための作戦構想エアシーバトル作戦で演習しています。さらに、初期段階では、沖縄の米空軍嘉手納基地などは地理的に中国に近く、ミサイル攻撃を受けやすい「脆弱」な位置にあるため危ないので、50000人もいる在日米軍の主力である航空部隊はいったんグアムなどへ分散退避する。
第一段階で、最前線で戦うのは日本の自衛隊と米軍の数百名の残留部隊ということになります。
第2段階では(EABO)少数の米軍は島々を転戦しながら無人発射装置なども使って攻撃と指揮をし、米軍指揮に従って自衛隊が主力になって戦えというのです。多くの日本人は、日本を外敵から守ってくれるのは在日米軍だと信じているが、自衛隊は自力で闘い、米軍は退避するのです。

米軍戦略に従ってやる戦争なのに、主役は自衛隊であり南西諸島と日本が戦場になるのでウクライナ戦争のようになってしまいます。2015年の戦争法以降は専守防衛をなげすて、いつでも敵基地などにミサイルで先制攻撃できると閣議決定されました。中国は台湾が戦争などで破壊されることを望んでおらず、台湾もこのまま平和が続くこを望む人が大多数であり、日本が攻撃しなければを反撃する理由がありません。こちらが戦争を挑発しなければ戦争にはならないのです。

しかしアメリカは中国が経済成長してアメリカを追い抜いてしまうことでアメリカ中心の国際秩序が揺らぐのを恐れるあまり、同盟国の日本が甚大な被害をこうむっても中国の成長を阻止しようとしているのです。こんな戦争はまっぴらごめんです。日本政府は先制攻撃もできるとか、防衛費を2倍にするとか、麻生が台湾のために戦う覚悟だとか演説して相手を挑発しているように見えます。
日本の戦争政策は月に2回行われている日米合同委員会ですべてが決まり、そこでは米軍の戦略に沿った決定がされます。
戦争準備は進み、陸上自衛隊は与那国島(2016年)、宮古島(19年)、奄美大島(19年)、石垣島(2023年)に駐屯地を次々開設しました。1972年の復帰と共に駐屯地ができた沖縄では、80年代の自衛官数は6000人台でしたが、2016年に7000人を超え、20年に8200人に上りました。沖縄の米軍専用施設は計約18000ha、日本全土面積の0.6%の沖縄に全国米軍専用施設の70.3%が集中しています。それに加え県内の自衛隊基地の面積は約783haで、復帰時の4.7倍に増えました。無駄に税金を使い基地建設をすることはアメリカに義理を立てて戦争をやろうとするからであり、高い武器をアメリカから買ってほめてもらうためであり、大成建設などのゼネコンをもうけさせるためでしょうか。

そんなことのために二度と沖縄戦を繰り返してはいけません。沖縄戦では住民の4人に一人が亡くなったのです。大成建設は金儲けのための辺野古新基地建設をやめてください。


参加者のアピール
Aさん
最高裁は玉城知事の設計変更申請不承認にたいし、国土交通省の「是正指示」を認めた高裁判決を支持しする不当判決を行った。知事の権限を取り上げ工事を進めることができる代執行訴訟が1回で結審した。玉城知事を支持する。防衛省が軟弱地盤の存在を2007年時点で把握していたことが分かった。軟弱地盤を隠し2013年埋め立て申請をしていた。沖縄の人々を踏みにじる基地建設。大成建設は沖縄から手を引け。

Bさん
那覇地裁が15日に不当判決を出した。辺野古新基地をめぐる抗告訴訟(県が不承認したことについて取り消した国土交通省の採決が違法として、県が国を相手取り起こした裁判)は、中身に触れずに門前払いだった。地方自治を踏みにじることだ。国と司法が一体となり反対の意見を押しつぶし、侵略戦争に突き進んでいる。今こそ労働者人民が団結し戦う時です。大成建設のような死の商人が戦争を呼び寄せている。若い人たちも、戦場に連れていかれる現実が迫っているのだから自分のこととして考えてください。

Cさんのギターと歌

パレスチナの事態も日本政府が関与しています。戦争へ突き進む日本政府を許すのか、私たちの生きざまが問われている、沖縄だけの問題ではありません。福岡空港も米軍から借りて民間空港として使っているし、博多港も軍艦が停泊できるように工事をする予定だというし、佐賀もオスプレイ基地を作っているし、大分の長距離ミサイル基地、湯布院の日米合同演習と、九州でも戦争への流れが進んでいる。これ以上人殺しをさせてはいけない。


Stop! 沖縄新基地建設・福岡

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2023年10月31日火曜日

大成抗議報告:10月19日@福岡九州支社

 ☆次回 大成建設申し入れ行動予定☆

11月17日 16時50分 場所 大成建設九州支店

10月19日申し入れ行動報告

いつもよりチラシの受け取りがよかった。
通行中の沖縄の3人の青年ががんばってくださいと声をかけてくれました。

申し入れ書

沖縄県民の民意を無視する辺野古埋め立て工事を中止せよ
佐賀空港の陸自佐賀駐屯地建設工事をやめろ


 1995年に在日アメリカ軍兵士が沖縄県で起こした少女集団暴行事件と同じ日の今年9月4日、最高裁判所は、防衛省が提出した沖縄県名護市辺野古沖の埋め立て工事の設計変更の届け出を承認するよう国が玉城デニー知事に「是正指示」を出したのは違法であるとした沖縄県の訴えに対する棄却判決を下した。断じて許すことができない不当判決だ。
裁判の経緯は辺野古新基地建設工事の途中で広い範囲で軟弱地盤があることが分かった。これまでの設計では立ち行かなくなった防衛局は設計変更を行い、知事に承認を求めた。しかしそれが最も肝心な一番深い90mの軟弱地盤の調査すら行われていない設計だった。軟弱地盤の改良工事で砂杭を打ち込む工法は世界でも70mまでの実績があるだけだ。90mの軟弱地盤に70mの砂杭を打ち込んでも、さらに20m下まで深い軟弱地盤まで届かない。その上に滑走路を建設したらずぶずぶと沈んでいくであろう。これでは工事が完成するかどうかも不確実なため知事は不承認とした。すると国土交通相が不承認を取り消す「採決」をし、同時に知事に対して承認をするよう「是正指示」を行った。これは沖縄防衛局が私人のふりをして身内の国土交通省に「採決」を求めるという常軌を逸したやり方で、地方自治を圧殺するために国が関与した違法行為だ。知事は福岡高裁那覇支部に提訴した。しかし高裁は知事の意見陳述を1回聞いただけで実質審理をおこなわず判決を下した。「採決」については「提訴の対象となる国の関与にはあたらない」と門前払い。「是正指示」については政府の強引な手法を追認し、「考慮すべきではない事項を過剰に考慮した」などと、県に「裁量権の逸脱又は乱用がある」と一方的に決めつけたのだ。最高裁の判決はこれを追認し、行政不服審査法を悪用して「私人」になりすました沖縄防衛局の違法性を擁護し、国交省の「採決」「是正指示」にお墨付きを与えた。軟弱地盤の設計変更の是非については一切触れていない。民主主義も地方自治も裁判の独立、三権分立もすべてを破壊する最悪の判決だ。断じて許すことはできない元総務省官僚の弁護士も、以下のコメントをした。
 「国と地方自治体は対等である、とする地方分権推進に反するとの疑念が生じる最高裁の判断だ。沖縄県民は、県民投票や国政、県知事選挙で在日米軍普天間飛行場の基地機能を辺野古に移設することを拒否する意思表示をした。最高裁は、沖縄県民が数度に渡って示した意思を見ているのか疑問に思う」と。
 9月12日、沖縄県庁の県民広場前で設計変更の不承認を貫くことを玉城知事に求める集会が開催された。 18日にスイスのジュネーブで開催された国連人権理事会に出席した玉城知事は、沖縄の民意が顧みられない日本の現状を訴えた。米国をはじめ世界が注目した。
 辺野古新基地建設を認めない、との声を上げ続ける沖縄県民と玉城知事を支持する声は、SNSのX(旧ツイッター)でも上がっている「#沖縄に道理がある」、「#沖縄の問題は日本の問題」などのハッシュタグを付けた多くの投稿が上げられた。 
 10月7日には『止めよう!辺野古新基地建設 県民大行動』(主催・辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)集会が、900人の参加者を集めてキャンプ・シュワブ前で行われた。他にも、日本各地で同様の行動が行われている。
 このように、最高裁判決で沖縄県の敗訴が確定しても、辺野古埋め立て反対の声はしぼむどころか拡大している。
 国交相は10月4日までに設計変更を承認するよう玉城知事に勧告していたが、知事は10月11日「承認しない」との態度を明確にした。そのうえで、国土交通相が県に代わって承認する代執行に向けて5日に福岡高裁那覇支部でおこした訴訟について争う意向を示した。玉城知事は、県民投票や選挙、集会で示された沖縄県民の民意を受けて設計変更の不承認を貫いた。私たちは玉城知事の英断を断固支持する。大成建設は工事を即時中止せよ。
 大成建設も工事を請け負っている陸上自衛隊佐賀駐屯地建設に反対する声は、止まっていない。
 8月23日、オーストラリアで米軍海兵隊のMV-22オスプレイが墜落し多数の死傷者が出た。墜落した機体は、陸上自衛隊が佐賀駐屯地に配備する予定のオスプレイと同型であることを防衛省は認めている。
 9月1日、『オスプレイ裁判支援市民の会』は、岸田首相と浜田防衛相(当時)に対してオスプレイ運用即時停止とオスプレイ配備を目的とする陸自駐屯地建設中止を求める下記の要請書を提出した。
 10月20日には、佐賀地裁で陸自佐賀駐屯地建設工事差止仮処分の第1回審尋が行われる。
 大成建設が行っている辺野古埋め立て工事と陸上自衛隊佐賀駐屯地建設の中止を求める世論の声は強まっている。大成建設は、民意を受け止めて工事を即時中止せよ。

アピール発言
Aさん
玉城知事は不承認の結論を出した。これは沖縄の民意だ。国が代執行をすることは、地方自治と憲法を破壊し、侵略戦争に進もうとすることだ。大成建設は戦争で金儲けし、戦争を呼び寄せている。沖縄から、佐賀から撤退しなさい。

Bさん
大成建設がいかに基地建設で金儲けをしてきたか、戦争をビジネスとする会社といえる。南西諸島から九州に避難させる計画を政府は練っている。しかしそんな大量の人を避難させるのは不可能だ。台湾で戦争をやる決意を述べた麻生太郎も、戦争で莫大な利益を得てきた麻生財閥の一人だ。沖縄に基地を押し付け戦争の犠牲をおしつけててはいけない。沖縄の平和な生活を守り辺野古新基地建設に反対しよう。

Cさん
大成建設は辺野古・大浦湾埋め立て工事で玉城知事の指示にしたがわず違法な工事を続けている。玉城知事が承認もしていない大浦湾の埋め立て工事契約を行っている。最高裁の不当な判決があっても、工事をすることはできない。最高裁の判決は、福岡高裁沖縄支部の不当判決を追認するもの。政府の代執行訴訟を許さない。玉城知事の不承認を支持する。辺野古新基地建設や佐賀オスプレイ駐屯地建設を止めるために大成建設のあるビルの前で訴えていく。

Dさんの歌
いま日米大軍事演習が行われていることを知っていますか。
ウクライナやイスラエルで戦争がおきています。私たちはパレスチナの人たちの闘いを支持します。
どれだけ原発が動いたら明るい未来が来るの どれだけ国境を越えたら自由に出会えるの どれだけ基地ができたら平和な日が来るの その答えは風のなかさ風が知ってるだけさ


Stop! 沖縄新基地建設・福岡

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日本工営抗議:11月14日(火)17:30~@四谷日本工営本社前

 日本工営の設計受注が終わっているかもしれないので、今回で最終にするかもしれません。よろしくご参集ください。

2023年10月11日水曜日

大成抗議報告:9月21日@福岡九州支社

 ☆大成建設申し入れ行動☆

次回予定 10月19日(木)16:50〜


【9月21日行動報告】


今回は初めてEさんが参加してくださり、楽器で盛り上げてくれました。相変わらずガードマン2人が立ちましたが大成建設は出てきませんでした。


要請書


(1)最高裁の不当判決を許すな!

 政府・防衛省は辺野古新基地建設の埋立工事の設計変更を申請しました。しかし、この計画書はデタラメで「B-27」地点の一番深い90mの調査はせずに、他の地点のデーターから類推する計画書でした。沖縄県は再調査を要求しましたが、防衛省は拒否しました。一番重要な難航する軟弱地盤のデ-ターを他の地点から類推するなんて出鱈目です。だから沖縄県は2022年11月の設計変更申請を不承認にしたのです。ところが防衛省は国土交通省に行政不服審査を請求し、国交省は2022年4月沖縄県に不承認処分を取り消す「是正指示」をしました。しかし、国が同じ国の機関に審査請求することは本来できません。沖縄県は国土交通省の不承認の「是正指示」と「取り消し」勧告は違法だとして、那覇地裁に提訴しました。8月24日の福岡高裁那覇支部の判決は、国土交通省の言い分を認め「『取り消し』は違法ではない。上告もさせない。」と判決しました。更に9月4日最高裁は、高裁の「是正支持」も違法ではないと判決をくだしました。

 沖縄県は敗訴し、沖縄防衛局の設計計画の変更申請の段階に戻るのだそうです。

 三権分立を脅かす不当な判決です。国土交通省と裁判所と防衛省の3権力が一体になって沖縄県を弾圧し、有無を言わさず黙り込ませる弾圧です。許すことはできません、そして県が不承認にすれば、国が代執行するというのです。本当に許せません。最高裁の岡正晶裁判官は、国土交通省の「是正指示」に県が従わなかったから違法だと、県の上告を棄却したのです。国家権力を振り被った弾圧的判決なのです。玉城デニー知事は「極めて残念。辺野古新基地建設の断念を求める意思は変わらない」と述べました。沖縄は72%が辺野古新基地建設に反対しています。それなのに基地建設を強行し、弾圧的裁判です。 まるで植民地的扱いです。大成建設はこのような血も涙もない弾圧を不当だと思いませんか。大成建設は、沖縄の住民の大半が反対する辺野古新基地建設を諦めて、辺野古から撤退しなさい!  


(2)防衛局職員の差別発言を許すな!

 6月6日、防衛局職員が塩川港で辺野古へ土砂を運ぶダンプトラックを牛歩で抗議する市民に対し、「『〇違い』行動はやめてください」と叫んでいるのです。4回以上にわたって差別発言をしました。この差別発言をした防衛局職員の問題は、高江の大阪機動隊の「土人」発言や、辺野古のカヌー隊の千葉さんに対し、海上保安官のゴムボートをぶつけ、2回も大怪我を負わせたり、反対する住民を弾圧し、見下してきた、数々の国家権力問題の一つなのです。もう一つは精神障害に日夜苦しみ闘い抜いている精神障害者に対する障害者差別という二重の差別を糾さなければなりません。
 そして、もう一つ見逃してはいけないのは、この差別糾弾闘争に対する防衛局の次長や局長や岸田首相の謝罪もしない、時間稼ぎの対応こそが、国家権力が持つ差別ではないでしょうか。この国家権力が持つ差別性こそ許さず弾劾しなければなりません。
 その後、6月14日、新垣邦男衆議院議員が政府の見解を求める質問主意書を提出し、岸田首相の答弁書が出されました。しかし、岸田首相は「不適切な発言」「極めて遺憾」と繰り返すだけで、あくまで謝罪を拒否し続けているのです。そして、「政府としてはこの発言は、極めて遺憾であると考えており、事実確認が終了した後、適切に対処する考えである」といっているが、問題が沈静化するのを待つ時間稼ぎです。また、防衛局長が「不愉快な思いをされた方々に対し、申し訳なく思っております」と述べたことを取り上げて、謝罪してるじゃないかといってるのだろうが、これで謝罪したことになるのか。なりません。それは、特に障害者に対する謝罪がなく、また、政府の謝罪がないからです。
 岸田首相は「(拡声器による警告は)工事の安全確保上、必要な警告を行っているものであり、「非暴力の抗議行動を展開する市民を敵視するような空気が防衛局という組織内に蔓延している」との事実はないものと考えている。と反論している。しかし、沖縄県民の72%が反対する基地建設を強引にやろうとしている所に、無理を押し通すための国家権力が働いており、市民を見下し差別し敵視するような空気が蔓延しているという見方に無理は無いと思われる。そういう空気の中で差別発言も許されたのであろう。

 このような事態にならないようにするには、この基地建設を今すぐ止めることでしょう。国家権力を押し通そうとし、反対する市民を弾圧しようとするところに暴力が生まれ、差別が生まれ、市民を敵視する空気が蔓延するのです。このように、差別発言に対し、謝罪しようともしない政府・防衛局・岸田首相の差別の根本原因である基地建設を止めさせるべきでしょう。そのような基地建設を推し進めている大成建設は、今すぐ建設をやめよ。

 そして、岸田政権はアメリカと提携し、どんどんアジア侵略を押し進めています。侵略戦争あるところ差別ありです。


(3)琉球弧の軍事要塞化を許すな!

北大東島や久米島や宮古島では、中国侵略戦争の準備が着々と進められています。


1.北大東島のレーダー基地建設を許すな!

 中国の艦船が宮古海峡の第一列島線を越え、太平洋海域で軍事演習をやっているということで、日本政府はその動きをキャッチするレーダー基地を設置しようとしています。そのために村民が何十年もかけて育ててきた塩害対策のための防風林を、伐採するというのです。
 7月20日地元説明会をいきなり行ない、村民は戸惑い、「先ずは村長が村民に説明すべきだ」「暴風林は何十年もかけて作り、塩害対策をやってきた。「それを伐採されたら元に戻せない。」と厳しい意見が出された。村長は「自衛隊配備で村民が安心して暮らす環境ができる」と歓迎の意向を示したが、村民の怒りは強い。沖縄戦を体験した住民が許すはずはありません。

2. 久米島でも「遠征前方基地作戦」が実施されました。米海兵隊は7月10日~17日に集中的に「遠征前方基地作戦」を実施しました。

 「遠征前方基地作戦(EABO)」とは、「中国軍の中長距離ミサイルの飛躍的な向上」のため、沖縄米軍基地は、攻撃され、役に立たないので、海兵隊は分散して臨時に構築した拠点から先制攻撃する軍事戦略を言うのです。その先陣を切るのが日本の水陸機動団です。米軍ははじめ、グアムに引き上げると言っていましたが、2025年に海兵隊の一部を「海兵連帯」に改編し、残すのです。今回の「遠征前方基地作戦」なる演習はその改編を想定した演習です。国民の承諾もなく、戦争の準備を着々と進める岸田政権を許すことはできません。

3.宮古島では、中国侵略戦争を前提とした避難シェルター設置を計画しています。

 新しく建て替える総合体育館の地下に駐車場を造り、そこを避難シエルターとして併用するというのです。中国との戦争を念頭に、有事の際に身を隠せる施設を造ろうとしているのです。2022年12月に改定された「国家安全保障戦略」に、住民避難設備の充実が明記されているのです。シエルター造りで戦争に賛成させ、協力させようとする政府の動きを許すことはできません。

4.佐賀オスプレイ基地建設の強行を許すな!

 建設工事をする大成建設は辺野古・佐賀から撤退せよ!アジア人民虐殺のための基地建設をやめよ!基地建設で金儲けをするな!戦争反対!


(4)麻生自民党副総裁の台湾での講演は許されない!

 麻生氏は、「戦う覚悟」が必要だ。「『防衛力』を台湾防衛のために使う意思を示すことが重要だ」「台湾の戦争情勢が確実に変わっている」「お金をかけて防衛力を持ってるだけじゃだめだ。いざとなったら、台湾防衛のために使う」「明確に戦争する意思を相手に伝えることが抑止力になる」と言って、戦争政策を煽っています。

 また、蔡氏との会談で、麻生氏は「お互い困ったときは助け合う日台関係であり続けたい」といっています。そして、台湾総統選にまで口をはさみ、「台湾はきちんとした人を選ばないといけない。・・・」と、内政にまで干渉し、また再び台湾を植民地か、新植民地にと狙っているのではないか。麻生氏の祖父や父親は炭坑を経営し、戦時中は、人手が足りず、朝鮮、中国、台湾から強制連行で連れてこられた労働者が、奴隷のように使われ、その反省や謝罪することもなく、台湾の内政にまで口出しをする。このような振る舞いは許されない。

  そして日本軍と行動を共にし、中国の奥地深く侵略して行った大成建設も同罪です!大成建設も中国に対する侵略の反省や謝罪もなく、また再び中国侵略やアジア侵略をしようとする日本政府の戦争政策に付き従い、辺野古新基地建設や佐賀オスプレイ駐屯地建設を、住民の反対にもかかわらず、建設を強行していることは、許すことはできません。

 麻生・岸田政権は台湾有事を口実にしながら、日本帝国主義の社会体制を国家総動員体制=戦争体制に変えていく、根こそぎ戦争動員体制に変えようとしているのです。戦争を煽り、軍拡を進める麻生・岸田政権を許すことはできません。岸田政権に付き従う大成建設は、今すぐ人殺しのための基地建設をやめて辺野古・佐賀から撤退しなさい。


Aさんの歌

空のかなたのあちこちから/いろんな願いが集まって/僕らはただ一つの希望として/今この星に生きている/喜びでつながってしまえば/国境も人種も関係ない/喜びでつながってしまえば言葉も性別も関係ない

世界中にはいろんな暮らしいろんな歌がある/武器をもっていがみ合うんじゃなくて/一緒に生きられる道を探ろう/お金の暴力で奪い取るんじゃなく/命分かち合って生きよう/いろんな歌をいろんな暮らしから歌おう/いろんな人生を分かち合おう(※ 演奏中はEさんの木魚もポクポク入りました。)

Bさん

最高裁の不当判決は、国と地方自治来の関係は対等だという地方分権の考えに逆行するものだ。地方行政改革により国の専管事項とされていたことが自治体に移譲され、玉城知事は沖縄県民の生命と財産を守るために設計変更の不承認をしたのです。沖縄県の民意を国と司法は無視しました。大成建設が金儲けのために工事を進めれば、民衆から見放される。私たちはこれからも何度もまた来て抗議します。

Cさん

戦争というのは市民の命を何とも思わないもので、市民の生活や命が犠牲になり、侵略する相手の国の市民を殺すことでもあります。辺野古新基地は自衛隊が使う基地として使おうとしており、台湾に行って、麻生が中国と戦争をするなどと発言していますが、そんなことをいつ決めたのですか。私たちはまっぴらごめんです。

Dさん

防衛省は、軟弱地盤のある大浦湾の埋立てに向け許すことのできない準備を進めている。無許可で大浦湾側の埋立て用土砂を辺野古側に運びいれる仮置き工事をはじめようとしている。さらに埋立て用土砂に、沖縄南部沖縄戦で亡くなった人の遺骨が混じった土砂を使おうとしている。そのための熊野鉱山魂魄の塔のある一帯から土砂排出の工事用道路着工にふみだした。2年前福岡市議会で「沖縄戦戦没者の遺骨などを含む土砂を採取しないことを求める意見書」が採択され、全国で200をこえる意見書が採択されており、遺骨の混じった土砂を使用することは許されない。


最後にシュプレヒコールを行い終了しました。


大成抗議:10月17日(火)17:30~@新宿センタービル本社前

 定例の大成建設抗議を行います。この日は、「沖縄を再び戦場にするな!」という集会があるため、大成建設本社前の抗議のみとします。短い抗議となりますが、ぜひご参集ください。

2023年9月13日水曜日

大成抗議:9月19日(火)17:30~@新宿センタービル本社前&新宿西口地下スタンディング

 定例の大成建設抗議を行います。仮置き土砂の案件も受注しています。辺野古の基地建設は、大成建設のようなゼネコンを儲けさせるだけの案件と化しています。大浦湾側は絶対に埋め立てさせない!強い気持ちで抗議します。ご参集ください。

2023年9月6日水曜日

日本工営抗議:9月12日(火)17:30~@四谷日本工営本社

 前回の日本工営抗議の時に、「大浦湾側の設計は終わったのか」返答を求めました。警備員の人が確認してくれると約束したので、今回確認する予定です。たくさんの方のご参加をお願いします。

2023年8月21日月曜日

大成抗議:8月22日(火)17:30~@新宿センタービル本社前&新宿西口地下スタンディング

 お盆休みも過ぎたので、抗議全開でやります。大成建設は、大浦湾を埋め立てる土砂の仮置きの案件を新しく200億余りで受注しました。黙ってはいられません。声をあげましょう。

暑いので、熱中症予防をお願いします。(飲み物等持参でお願いします。)


2023年7月23日日曜日

五洋抗議:7月25日(火)17:30~@飯田橋東口本社最寄り

 定例の五洋建設抗議を飯田橋東口で行います。暑い中ですが、夕方になると少しマシになります。よろしくご参集ください。

大成抗議報告:7月20日@福岡九州支社前

 報告

720日(木)は5人の参加でした。佐賀オスプレイ工事の旗も加わったので、横断幕が重くなり強風にあおられて今にも落ちそうになりながらも、元気に抗議行動を行いました。


要請書


辺野古新基地建設は戦争の準備です。

大成建設は工事をやめよ。


 6月23日、沖縄戦から78年目の慰霊の日を迎えました。最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和記念公園では沖縄全戦没者追悼式が行われました。

 平和宣言で玉城デニー知事は「二度と沖縄を戦場にしてはならないと決意を新たにすると、会場から拍手が上がりました。沖縄戦の戦没者の名前を刻んだ平和の礎の記名総数は242046人にものぼります。そのうち日本兵の戦死者は66000人、アメリカ兵の戦死者は12000人です。沖縄県民の犠牲者は一般住民が94000人、沖縄出身の軍人、軍属が28000人で合計122000人です。朝鮮半島から連れてこられた人も少なくとも300人以上がなくなりました。

 沖縄戦では軍人よりも一般住民の犠牲者が上回ったのです。沖縄の一般住民が日本軍とアメリカ軍の激しい地上戦に巻き込まれてしまいました。天皇制を守り、日本本土の防波堤とし、戦争を長引かせたことが、犠牲を大きくする結果になりました。これほどの人を殺し、犠牲を強いた沖縄戦のことを忘れず、子どもに語り伝えて、2度と沖縄戦を繰り返したくないという沖縄の思いを大成建設も考えてください。再び戦争の島にするような辺野古新基地建設工事は許されません。戦争になれば基地があるところが攻撃されるのです。自衛隊の訓練は沖縄と南西諸島を戦場に想定してくりかえしおこなわれ、沖縄戦の準備が進められています。大成建設は辺野古新基地建設工事をやめてください。

遺骨が混じる南部糸満市の土砂を使うな


 辺野古の埋立に使う土砂は、糸満から採掘されています。そこは沖縄戦最後の激戦地になった場所で今でも地面の下や壕の中にたくさんの遺骨が残っています。掘り出されていない遺骨の数が多いのでボランティアの人たちが今でも収集を続けているのです。そういう場所の土を無造作にショベルカーで掘り起こしてダンプに積み、辺野古の海に投入して埋め立てに使ってはいけません。遺骨の混じる土を、基地建設の埋立に使うなという決議が全国の地方議会で上げられ、ここ福岡市でも採択されました。しかしそれを無視して採掘が強行されようとしています。

大成建設としては遺骨に対する慰霊の気持ちはあるのなら、遺骨が混じった土を埋め立てには使えないと思いますがいかがですか。


戦跡シーガーアブの上にダンプを通して破壊するな


 熊野鉱山の土砂搬出道路が、貴重な戦争遺跡であるシーガーアブ(兵隊や住民が避難した自然豪)の上を通るため、アブが崩落するおそれがあります。県教委も、シーガーアブを埋蔵文化財包蔵地として認めました。

 住民は土砂搬出道路をシーガーアブの上を通らないルートに変更するよう求めました。それにもかかわらず県の教育委員会は、アブの上を土砂搬出道路とすることを認めてしまいました。

 しかも、シーガーアブの上に鉄板を敷くだけで、「壕が壊れないような対策が取られていると判断した」というのです。壕の上の土被り厚等の測量もしていないのです。石材、土砂を積んだダンプトラックが行き来することによって、地下のアブが崩落するかもしれないのです。こんな無理なやり方をしながら大成建設は辺野古で工事をしているのです。大成建設は埋蔵文化財を破壊してまでも工事をするのですか。


設計変更不承認だから大浦湾側の工事をしてはいけない

埋め立て用の岩ズリ100万立方メートルを仮置きするのもダメ


 防衛相浜田は617日、大浦湾側の埋め立て土砂を仮置きすることを明らかにし、この工事の発注もしてしまいました。軟弱地盤により設計変更申請が承認されていないのだから大浦湾側の工事に関して指一本触れてはならないはずなのに、これは違法な工事です。

 玉城デニー知事は軟弱地盤などにより工事が不可能と判断して、設計変更申請不承認にしました。それに伴う国との裁判闘争が係争中のため、大成建設は大浦湾側の工事が一切できず、美謝川切替工事と辺野古側の埋め立て工事だけを続けているのです。

 辺野古側の埋立は7月中には終了するでしょう。その後、大浦湾の埋立てのための土砂を辺野古側に仮置きすることは、設計変更申請が承認されるまでは実施できないはずです。土砂仮置き工事を進めれば、それは違法工事であり、やってはいけません。

 防衛局、大成建設は諦めて、辺野古から撤退してください大浦湾に基地を造ることはできないのです!


佐賀空港にオスプレイ駐屯地をつくるな


 6月から大成建設は佐賀空港にオスプレイ駐屯地を建設する工事を始めていますが、『戦争の匂いのするところに大成建設あり』です。沖縄の辺野古新基地建設しかり、佐賀オスプレイ駐屯地建設工事しかりです。佐賀空港にオスプレイ配備がなされれば、佐賀空港は戦争の攻撃基地になります。大成建設は戦争への道をつくっているのです。

 危険なオスプレイが民家の上を飛ぶことは、住民の命を危険をさらし、オスプレイ駐屯地から出る汚染廃液は、漁業をできなくしてしまいます。昼夜オスプレイの騒音は住民の健康と生活の破壊につながります。大成建設の工事は昼間だけでなく夜間も続けるということで、住民が生活を守るため申し入れをしましたが、防衛局は「要望に応えるのが難しい」とはねつけました。国家権力の横暴に守られた大成建設の工事は、住民の怒りをかっています。工事用のダンプカーの交通事故は、始めたばかりなのにすでにもう2件発生しています。私たちは戦争に反対し、沖縄辺野古新基地建設や佐賀新駐屯地建設に反対します。大成建設は工事をやめて佐賀空港から撤退してください。


発言 Aさん

 沖縄で防衛局交渉をしました。

1 最初に塩川港での防衛局職員のとんでもない差別発言について、謝罪を求めたが次長も局長も、かたくなに謝罪の言葉を拒否しました。この差別発言をした防衛局職員の問題は、日夜辺野古新基地建設に反対している住民に対し、高江の大阪機動隊の「土人」発言や辺野古のカヌーチームの千葉さんに対する海上保安官の暴力など、市民を国家権力で弾圧し、見下してきたその差別性と、精神障害者に対する差別という2重の差別を糾さなければなりません。とても許すことはできません

2 塩川港の「ダンプトラック1日160台」の約束を破り、「一日1000台」のときもある防衛局の約束違反を許すな。

3 辺野古川に大浦湾の埋め立て土砂を仮置き発注する問題。知事の不承認のため辺野古川仮置きは違法行為です。沖縄人民を天皇を守るための、本土を守るための盾にする沖縄戦を許すな。戦争をやりたがる岸田政権を打倒し、戦争を阻止しましょう。

4 佐賀空港のオスプレイ駐屯地建設をやめろ。アジアで侵略戦争が始まれば、相浦駐屯地の水陸起動団(突撃部隊)を戦場に運ぶ役割をオスプレイはもっている。その建設を24時間体制でやっていることを許すことはできない。


Bさん

 大成建設は佐賀空港のオスプレイ配備のための工事をやっている。柳川市の市民は、配備されれば爆音や、落下物の事故を心配しています。防衛省は安全ですと繰り返して住民説明会を終わらせ、工事にとりかかりました。コンクリートを打ち込む際につくられるアルカリ性の廃液が海に放流されれば、養殖ノリが打撃を受けると漁民が憤っています。辺野古の海と佐賀空港の工事を中止し、原状に戻しなさい。


Cさん

 全国で取り組まれた辺野古新基地建設断念を求める国会請願署名56万名分が6月に提出されました。政府や与党がこれに反対したのは許せません。知事は工事を不承認にしているのに、防衛局が大浦湾埋立用の土砂を辺野古側に仮置きしようとしているのは、違法であり許されないことです。沖縄の民意は、これ以上基地はいらないということです。


先日福岡でも世界水泳で、自衛隊の曲芸飛行ブルーインパルスが行われた。自衛隊を認知させ、戦争のための軍隊としての活動を認知させる目的でしょうか。福岡空港は、長崎と並んで米軍機が離発着を繰り返す回数が多く、ヘリの発着場は雁ノ巣に移転され、有事になれば自衛隊機・米軍機が飛んできます。沖縄のことは他人ごとではありません。


Dさん

 大成建設は辺野古のきれいな海を埋め立てて、戦争のための出撃基地を作っている。人の血を吸って肥え太るあこぎな商売をやめなさい。

歌とギター演奏とシュプレヒコール


Stop! 沖縄新基地建設・福岡

2023年7月9日日曜日

日本工営抗議:7月11日(火)17:30~@四谷日本工営本社前

沖縄防衛局が、大浦湾側の埋め立て土砂の仮置きの入札公告をしました。行政手続き無視の日本工営らJVの設計が済んだのか追及したいと思います。相変わらず、要請文は受け取りませんが、抗議を続けます。よろしくご参集ください。

2023年6月17日土曜日

大成抗議報告:6月15日(木)@福岡九州支社

 報告


6月12日から強行されている佐賀空港オスプレイ基地化工事も大成建設が請け負っており、これに抗議する横断膜も新しく飾りました。6月15日(木)今回は6人の参加で、Gさんのギターのあとに、Nさんの歌声も披露していただきました。

要請書

辺野古側埋立ては終了するのに、なぜ新たな埋立て工事を発注するのか?設計変更の先取りは許されない!

 防衛局は、設計変更申請が「不承認」のため、大浦湾側の工事をすることができず、辺野古側の埋め立て工事だけを続けてきました。2018年3月以来「シュワブ(H29)埋立工事」「シュワブ(R元)埋立工事」「シュワブ(R3)埋立追加工事」「シュワブ(R4)埋立追加工事」が発注されている。4月18日浜田防衛大臣は、衆議院安全保障委員会で、「辺野古に投入した土砂は、辺野古側に92%、全体でいうと14%」と答弁した。残りは後26万㎥だから、4か月で完了するはずです。つまり、今年の7月に終了し、美謝川の切替工事以外することはないはずです。

 ところが4月28日「シュワブ(R5)造成工事」(1工区、2工区)の工事が入札公告されたのです。土砂の量は100万㎥で、工期は来年9月30日までと。先ほど言ったように、埋め立ては7月末ごろに終了するはずなのに、何故更に100万㎥の土砂が必要なのか。設計変更申請では、辺野古側の埋立が完了したら、大浦湾側の土砂を辺野古側に積み上げるとされている。しかし、現状では、設計変更が承認されていないため、辺野古への土砂積み上げは許されない。防衛局は、工事が全てなくなってしまう事態を避けるため、土砂の海上搬送を続けようとしているのだ。
また、4月28日には「シュワブ(R5)磁気探査業務」も発注された。これは大浦湾の地盤改良工事等に備えて不発弾をチェックするための業務であり、設計変更が承認されてない今は、許されないはずです。

ジュゴンの糞が見つかった!防衛局は直ちに工事を中止し、徹底調査を!

 久しぶりにうれしいニュースが流れた。ジュゴンの糞が見つかったのだ。マリンレジャー中の市民が発見し、県がDNA鑑定をしたら、ジュゴンと確認されたのです。伊良部島でも糞が発見され、古宇利島や屋我地島や伊是名島の海草藻場11か所でジュゴンの歯み跡が確認されたそうです。

 防衛局の環境等監視委員会が、「ジュゴンは絶滅した」という論文を発表したことがあるが、ジュゴンは生きていたのです。防衛局のジュゴン調査がいかに杜撰か、明らかになってきました。玉城知事が、設計変更申請を「不承認」にした理由の一つが、工事がジュゴンに与える影響について、適切な情報収集をやっていないというものだったのです。ところが、先日設計変更申請「不承認」の取り消し採決に対する、県の抗告訴訟の高裁判決は、「(監視調査によって)ジュゴンの存在が確認されていないからといって、直ちにその実効性に疑義が生じたとまでは言い難い」として、県を敗訴させてしまったのです。

 しかし、ジュゴンの糞は見つかり、県は確かにジュゴンの糞だと確認されたのです。高裁判決を取り消し、今度こそ防衛局はこの消滅の危機に追い込んだ辺野古工事の無謀さを反省し、防衛局は徹底的に調査を開始してください。大成建設はこの調査の妨げにならないように、埋め立て工事を一切やめてください。

勝連分屯地の地対艦ミサイル配備を許すな!自衛隊の、保安林の形質変更は、森林法違反だ!

 政府は台湾有事を煽り立て、南西諸島に地対艦ミサイル部隊の配備を行っているが、沖縄島にも初めて地対艦ミサイルをうるま市の勝連分屯地に配備しようとしているのです。しかも勝連分屯地は、南西諸島各地のミサイル部隊を統轄する連帯本部になるのです。

 4月7日、政府は高良鉄美参議院議員の質問主意書に答えて、答弁書を閣議決定した。それによると「2023年度に、第7地対艦ミサイル連帯本部及び本部管理中隊に加え、12式地対艦誘導弾を保持する1個地対艦ミサイル中隊等を含む合計200人程度の部隊の配備を計画しており、そのために必要となる隊庁舎、車両整備場等の施設を整備中である」と答弁している。勝連分屯地一帯は、保安林に指定されているが、すでに森林はなく、基地施設に形質変更されてしまっている。防衛局は、1973年に米側から返還された時点で、森林に原状復帰する責任があった。しかも、自衛隊は、勝連分屯地の保安林に更に形質変更しており、森林法違反であることは明らかなのです。

南西諸島の地対艦ミサイル配備反対!
勝連分屯地への地対艦ミサイル配備反対!
ミサイル部隊を統轄する「連帯本部」に反対!
森林法違反を許すな!
ノーモア沖縄戦!
ミサイル配備はまた再びの沖縄戦の道だ!戦争反対!
沖縄戦反対!
大成建設は沖縄戦につながる辺野古基地建設をやめよ!

塩川港に「牛歩は違反行為」等の7枚の看板が立てられたが、県民の闘いで、ついに看板撤去を勝ち取った!

 沖縄県は、防衛局の圧力に負け、2月、塩川港で県民の辺野古土砂搬送反対の「牛歩行動」に対して「港湾機能を阻害する行為で県条例違反。過料を課すことがある」という看板を立てました。そして、代表の自宅まで警告書を届けにきたり、牛歩行動を映像撮影したりしました。そしてさらに、塩川港6か所に「作業中の立入りはご遠慮ください」という大きな看板を立てたのです。立ち入り禁止という意味でしょうか?

 以前、防衛局や業者が、再三「塩川港は作業中は立ち入り禁止にしてくれ」と要請が来ているが、県は「公共の港なので、それはできない」と断っている。「県は頑張るので分かってほしい」といっていたが、ついに県は防衛局の圧力に負けたのでしょう。県は7枚の看板を張り巡らすなど、異常事態です。塩川港は県民のための港です。立入りを禁止することはできません。

 4月24日、県庁ロビ―に100人以上が結集し、抗議をしました。そしてついに7枚の看板が取り外されたのです。県民の闘いによって勝利したのです。この勝利は、辺野古新基地建設阻止闘争の勝利に突き進んでいくでしょう。防衛局、大成建設は諦めて、辺野古から撤退してください。大浦湾に基地を造ることはできないのです!

 最後に、佐賀空港のオスプレイ配備のための工事が着工されたことに反対します。しかも、その工事企業が大成建設であり、大成建設JVです。戦争の臭いのするところ大成建設ありです。沖縄の辺野古新基地建設しかり、佐賀オスプレイ新駐屯地建設工事しかりです。このような配備がなされれば、佐賀は攻撃対象になります。大成建設はこの九州の地が戦争に巻き込まれ、戦場になるための工事を担っているのです。私たちは、沖縄辺野古新基地建設や、佐賀新駐屯地建設に反対し、その工事を担っている大成建設JVに反対します。大成建設は佐賀新駐屯地から撤退してください!

個人の意見

Aさん:佐賀空港は県が地元住民との約束で軍事利用しないという合意を取り交わしたうえで建設したはずなのに、それを反故にして陸自自衛隊のヘリコプター基地、オスプレイの基地として建設するという。その工事を大成建設が行うということは許せない。住民説明会も反対の声が続出する中で一方的に打ち切り、共有地を全地権者の合意を得ないで売却したのも違法であり、住民の反対の声を無視して、大成建設は、工事を強行し始めた。辺野古と同じ軍事基地建設が佐賀でも行われていることをみなさん抗議しましょう。

Bさん:2015年から大成建設に対し、ジュゴンの住む大浦湾を埋め立てるなという申し入れを行ってきました。沖縄の人々はボートを出して抗議行動をしたり、ゲート前座り込み、工事のトラックの土砂搬入を少しでも止める行動を続けています。そういう基地建設と戦争に反対する行動に対する弾圧の目的で、政府は沖縄をはじめ全国の基地などの周辺1kmに反対行動を規制し200万円の罰金をかけることができる重要土地規制法を運用しようとしています。政府の告示ですでに58カ所、さらに160カ所を規制対象に求めました。沖縄以南の島は38箇所もの重点摘要です。

Cさん:きょうはジョンレノンの戦争反対の歌イマジンの、歌詞を読みます。想像してごらん、すべての人々が平和な暮らしを送っていると・・・・・・

次に沖縄の歌を2曲うたいます
 
「サトウキビ畑」
昔海の向こうから戦がやってきた
夏の日差しの中で
ざわわ ざわわ ざわわ
広いサトウキビ畑は 風が通り過ぎるだけ...

「涙そうそう」

Dさん :目の前のビルの中に大成建設という会社があります。辺野古の海を埋め立て、米軍基地をつくっており、佐賀空港に自衛隊のオスプレイ基地をつくっているのがこの会社です。戦争で金儲けをしてきた血塗られた会社です。みなさんボーっとしていたら戦争にさせられてしまいますよ。反対の声をあげましょう。

「風に吹かれて」

どれだけ人が死んだら悲しくなくなるの
その答えは風になることさ
大きな風を巻き起こそうぜ

シュプレヒコール

Stop! 沖縄新基地建設・福岡


☆次回の大成建設抗議行動は7月20日(木)16:50です。

2023年6月15日木曜日

大成抗議:6月20日17:30~@新宿センタービル本社前&新宿西口地下スタンディング

 大成建設は、大倉組の創設から150年を迎えます。この150年間ずっと基地建設に携わってきました。辺野古の基地は造らせない!基地建設で儲けるな!の声をあげ続けます。よろしくご参集ください。

2023年5月24日水曜日

大成抗議報告:5月18日@福岡九州支社前

 5/18(木)。雨の中にもかかわらず、常連のKさんと初参加のNさん二人の女性が参加してくれて、7人でした。


要請書

「台湾有事」の危機を高める辺野古新基地建設を中止せよ

「専制主義対民主主義の対決」とアメリカのバイデン政権は、中国やロシア、朝鮮民主主義人民共和国との軍事的対決を叫んでいる。中国が、台湾を武力で統一する「台湾有事」を起こそうとしている、「専制国家」による台湾侵攻を「民主主義国」は阻止しなければならない、とバイデン大統領は言う。これに乗る形で、岸田政権は「自由で開かれたインド・太平洋を守るための備えをしなければならない」、「台湾有事は日本有事だ」と言って、自衛隊増強を行っている。

 違う。危機を煽っているのはアメリカと日本だ。ウクライナ戦争による「特需」で巨額の利益を得たアメリカの兵器産業は、東アジアに高額な兵器を売りつける「市場」を確保するため中国の脅威を煽り立てている。兵器産業が重要な支持基盤であるバイデン政権は、その意向にそって「専制主義対民主主義」の構図を作り、日本や台湾、韓国の人々に不安と中国への敵意を掻き立てて軍備増強に賛成させようとしている。さらに、昨年2月24日に始まったウクライナ戦争を利用して「強力な兵器を備えた軍隊が平和を守る」という宣伝を浸透させようとしている。

 大成建設が埋め立て工事を行っている辺野古新基地は、普天間飛行場の負担軽減のための基地機能移設という名目だった。それが今では、中国との軍事的対決に備えるための基地として位置づけられているという。仮に台湾有事が起これば、台湾や中国はもちろん、沖縄は日本、韓国など東アジア全域は壊滅的な打撃を受けるとのシミュレーションの結果が発表されている。恐るべき数の死傷者が出ると予想されている。

 2022年12月16日に岸田政権が改定した『安保三文書』は、自衛隊の反撃能力=敵基地攻撃能力付与するとした。在日米軍と自衛隊が使用することが予定されている辺野古新基地は、敵基地を攻撃するミサイル類を搭載した自衛隊機が出撃する可能性が大きい。当然、辺野古は攻撃目標になる。沖縄戦の惨劇を繰り返すのか。

 私たちは、辺野古埋め立て工事の即時中止を要請する。  


個人アピール
Yさん:大成建設は沖縄を再び戦場にしたくないというこえを聞け。戦争のために、米軍と自衛隊に使用される辺野古新基地建設工事をやめ、沖縄から撤退せよ。沖縄の工事に続いて、佐賀空港の自衛隊オスプレイ用の造成工事を大成建設がおこなうことが明らかになりました。大成建設に抗議します。許すことはできません。地元漁民や住民らの反対で佐賀空港に自衛隊のオスプレイを配備する計画が、この4・5月防衛省・佐賀県・一部有明海漁協幹部によって、オスプレイ用地の売却を決めました。防衛省との売買契約によると、この造成工事などを大成建設がおこないます。国策工事で肥え太ってきたのが大成建設。住民の意思を踏みにじってすすめる工事をやめさせよう。

Hさん:うれしいニュースがあります。防衛局はジュゴンは絶滅したという論文を発表していたが、海藻藻場でジュゴンの糞が見つかった。ジュゴンは生きていたのだ。ジュゴンを殺さないために今すぐ工事をやめなさい。
 政府は台湾有事を煽り立て、うるま市の勝連分屯地に地対艦ミサイルを配備しようとしています。再び沖縄線を繰り返してはいけない。しかも保安林を伐採して基地施設に形質変更してしまった。これは森林法違反である。元の状態にもどすことを要求します。

Sさん:防衛省は反対を押し切って、移植すれば大丈夫といって、希少生物である浜サンゴを移植したが、11群体のほとんどが死滅したという。こういう環境破壊を大成建設は積極的にやっている。許してはいけない。

Y1さん:大成建設は戦争の工事で明治以来大きくなってきた。しかし戦争は市民には犠牲だけを負わせるものだ。全国の自衛隊基地の地下要塞化の工事にも大成建設は名乗りを上げようとしている。こんなことは許されない。戦争になったら島国日本は港湾を封鎖されただけで住民は飢え死にするだろう。戦争に反対しましょう。

Gさん:みなさん戦争なんて来ないと思っていませんか。そんな調子ではとんでもないことになってしまいますよ。日常がどんどん戦争の色に染められて行っている。

 どれだけととおくまで歩けば大人になれるの どれだけ金を払えば満足できるの
  それだけミサイルが飛んだら戦争がなくなるの その答えは風のなかさ 風が知ってるだけさ

シュプレヒコール


Stop! 沖縄新基地建設・福岡

2023年4月25日火曜日

大成抗議報告:4月20日@福岡九州支社前

 * 2023年4月20日の大成建設申し入れ行動の報告です。参加者5人でした。

* 次回の予定は5月18日(木)16:50 

  大成建設九州支店前(住吉神社の向かい)福岡市博多区住吉4丁目1番27号JS博多渡辺ビル

         

①申し入れ書


大成建設は不祥事を反省し、無理な工事をやめてください


大成建設は3月16日、北海道札幌市で建築中の高層複合ビルにおいて、鉄骨の精度不良と発注者への虚偽申告があったことを公表しました。(以下東洋経済より)

 地上26階(高さ約116メートル)、地下2階のこの高層ビルには、ホテルやオフィス、商業施設が入居予定だが、発注者が定めた品質基準を満たしていないため、地上部分の鉄骨を解体して建て直すことになりました。15階まで組まれていた鉄骨を壊して、いちから建て直すそうです。

 発端は1月5日。発注側のNTT都市開発の担当者が現場を確認した際に、「このボルト、おかしくないか」と、計画とは違う仕様の施工箇所(仮設ボルトの穴にずれ)があることを見つけました。これをうけて慌てた大成建設の工事課長代理が『数㎜程度のずれならば品質上問題ないだろう』と判断して、虚偽の報告をしたということです。


 実際には問題がないどころか、鉄骨については、地上部では722カ所のうち70カ所、地下部では32カ所のうち7カ所が精度不良だった。契約で定めた柱の傾きの限界許容値を平均4㎜、最大で21㎜超過していました。コンクリートの床スラブも570カ所のうち245カ所で、平均で6㎜、最大で14㎜の違いがありました。これほどの鉄骨の精度不良を見逃し、指摘されるまでチェックすることもなく、発注社からミスを指摘されると隠ぺいのために虚偽報告をするのでは、「大成建設の工事は安全性に信頼がおけない」と思われても、しかたありません。


 過去を振り返れば大成建設は2007年に、ベトナムで建設工事中の橋(カントー橋)が崩落する事故を起こしました。地上30mの位置にあった橋げたが崩壊して、当時250人の労働者が作業をしており、死者は55人、負傷者は79人とされています。事故の原因は仮設支柱の支柱基礎が不等沈下したことであり、通常の設計においては予測困難であったと結論付けられました。

 振り返って、今 工事を進めている辺野古新基地建設予定地は、大浦湾側の海底の地盤が深さ90mまでマヨネーズのように軟弱地盤がひろがり、改良に莫大なお金と時間をかけても技術的に難しいし、環境への影響も甚大だといわれています。そのうえ予定地の東側直下には活断層が存在していて、ずれ動けば地震が起こり、地上の軍事施設は破壊されかねません。震度1程度の地震があれば、護岸が崩壊する可能性が高いと学者がいっています。そのため辺野古新基地は難題が多すぎて建設不可能だといわれています。大成建設は完成の見込みがない無駄な工事で海を壊し続けています。


 過去の建設中の事故でわかるように大成建設は万能ではありません。大浦湾の埋立は技術的に無理だと指摘されているのだから、事故がおきて人命が失われたり負傷者が出てしまったら、「通常の設計では予測困難だった」という責任逃れの物言いはできないでしょう。無理でもなんでもとにかく工事を続ければ施工費用が税金から支払われ続けるので金儲けをしたいというのですか。そんなことに税金を使わないでください。大成建設はむだな工事を中止してください。


戦争への道を準備する辺野古新基地建設をやめてください


 2月から3月にかけて自衛隊と米軍がアイアンフィストと銘打った共同訓練を行っています。日米の外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)が南西諸島における施設の共同使用や共同演習の強化を合意しました。それは、アメリカが中国と戦争を始めたときに、米軍基地と自衛隊基地がある沖縄と南西諸島を戦場にする、自衛隊は主力になって米軍指揮下で中国を攻撃するという訓練です。住民の間にはもし戦場になったら逃げ場もなく巻き込まれてしまうという不安が高まっています。なぜ中国の国内問題にアメリカが介入したら、自衛隊が戦争の先兵にならなければいけないのでしょうか。全く理解ができません。


 そのため玉城沖縄県知事は3月7日から10日まで米国に行き、防衛関係者らと面会して意見交換し、辺野古新基地建設に反対する県の立場を伝えるほか、沖縄が二度と戦場にならないような平和的な外交、対話による緊張緩和の必要性を訴えました。辺野古新基地は、住民を危険にさらす軍事拠点です。大成建設は希少生物が生息する美しい大浦湾を埋め立てないでください。PFASを垂れ流す米軍基地建設をやめてください


 沖縄ではずっと問題になっていましたが、全国にある米軍基地周辺で地下水や河川、周辺住民の血中などから有機フッ素化合物(PFAS)が高い数値で検出されています。PFASは泡消火剤などに含まれる物質で人体に有害でがんなどを引き起こします。分解されにくいので「永久に残る化学物質」とも呼ばれ、人が摂取すると蓄積され様々な病気の原因になります。周辺の河川や住民の血液検査で高濃度で検出されても、米軍は基地内に調査のための立ち入りを拒否しています。日米地位協定を盾にして立ち入りを拒否し、責任を取ろうとしません。基地返還時に原状復帰の義務がないため、汚染し放題なのです。このように米軍基地は周辺住民にとって迷惑施設なのです。一方、米国内ではPFASの使用は2015年から禁止されています。国内で禁止されている有害物質を垂れ流し放題の米軍です。大成建設は辺野古新基地建設の工事を中止してください。


②Fさんの発言


 南部の糸満には沖縄戦で殺された20万人の遺骨が眠っていて、ここの土砂をアジアの人々を虐殺するかもしれない基地建設のために埋め立てに使えば遺骨は2度殺されることになる。どう考えてもおかしいでしょう。それから警察機動隊と海保の暴力で基地建設がやられている。カヌーチームの首を絞めたり窒息させたりしている。とくにカヌーに乗った千葉さんに4月に頸椎損傷の大けがを負わせ、11月にもわざとぶつけて頸椎捻挫をさせるなど殺人に等しい暴行だ。千葉さんは裁判闘争をやっている。3回の知事選で辺野古基地建設反対の知事が当選し、玉城知事は軟弱地盤の設計変更を不承認にしたのであり、建設はやめなければならないはずが、この暴力を使って強行されている。本土ではありえない暴力が沖縄差別なのだ。

 アメリカは海兵隊を離島防衛のための「海兵沿岸連隊」に改変し海兵隊を1万人残し、南西諸島を戦場にして戦う決意をした。安保三文書で戦争ができる帝国主義国の仲間入りをしようとしている。しかも日本全土を戦場にしようとしている。許すことはできない。


Sさんの発言


 軟弱地盤の工事に莫大な税金が使われる。大成建設は北海道で建築中の高層複合ビルにおいて、鉄骨の精度不良と発注者への虚偽申告する問題をおこした。辺野古でも問題がある工事をやっているのではないか。建設したとしても地震でが崩落すると指摘されているような場所に無理やり基地を建設することのどこが安全保障なのか。南西諸島と沖縄は米中の軍事的対決の最前線にされようとしている。先日宮古島で陸自のヘリが墜落し10人が行方不明になった。ここも自衛隊基地建設にたいして住民の激しい反対運動がたたかわれている。


 中国を敵と想定するアメリカの軍事政策が危機を作り出している。それで南西諸島の島々にシェルターを建設しようとしている。全員は助からず、かなりの人が死ぬことを想定している。日本が軍事強化すれば中国も対応するという悪循環におちいってはいけない。ウクライナの次に戦争の危機が高いのは日本や北東アジアで、しかも核戦争になるといわれる。(福岡の)築城基地の強化や日米間の軍事演習が激化しており、中国を射程に入れたPAC3ミサイル部隊が春日基地にも配備されてしまった。みなさん辺野古に目を向けてください。


Y2さんの発言


 大成建設は北海道で26階建てのビルの工事を請け負いながら、工期を急ぐあまり検査を手抜きし、精度不良を関連会社に指摘されると逆に数字を変えて隠ぺいしようとしたが失敗した。その結果、26階まで立ち上がっていた地上部分を解体して立て直すことになり、240億円もの損失を計上した。


 辺野古新基地建設では大浦湾の90mの深さの軟弱地盤の改良工事は前例もないほど難工事で玉城知事が設計変更を不承認にしている。当然の判断だ。税金を使った戦争のための基地建設、そんなものはいらない。直ちにやめよ。


ギターと歌、Gさん


 大成建設は沖縄の辺野古というとてもきれいな、海ガメやジュゴンが暮らす海を埋め立てて、戦争のための人殺しのための基地をつくっています。私たちは、工事をやめるように申し入れを行っています。今沖縄をはじめとして南西諸島にはミサイル基地がどんどん作られています。岸田総理は安保三文書の改定ということで、軍事費を5年間で43兆円、世界第3位にする計画です。台湾有事をあおって戦争へのめり込み私たちの生活が一挙に変えられようとしています私たちが人殺しの立場に立たされます。戦争に反対しましょう


どれだけ遠くまで歩けば おとなになれるの

どれだけ金を払えば 満足できるの

どれだけミサイルが飛んだら 戦争がなくなるの

その答えは風の中さ 風が知ってるだけさ



Stop! 沖縄新基地建設・福岡

2023年4月18日火曜日

2023年4月6日木曜日

大林組抗議:4月11日(火)17:30~@品川駅港南口本社最寄り

 大林組抗議は2カ月に一度になります。小さな声でもきっと届くはず、そう信じて頑張っています。定例の抗議を4月11日行います。どうぞご参集ください。

2023年3月19日日曜日

五洋抗議:3月28日(火)17:30~@飯田橋東口本社最寄り

 定例の五洋建設抗議と、署名集めを飯田橋五洋建設最寄りの東口で行います。五洋建設は、琉球弧の馬毛島での基地建設の港湾整備も請け負っています。琉球弧を戦場にするな!よろしくご参集ください。


大成抗議報告:3月16日@福岡九州支社前

 2023.3.16大成建設要請行動報告


司会:大成建設のみなさん、私たちは沖縄の大浦湾に広がる辺野古の海を埋め立てる工事を行っている辺野古新基地建設について抗議の行動をおこなっています。大成建設は5年ほど前から大浦湾の海を美しいサンゴの海を土砂で埋立て、そして貴重な海洋生物を死滅するというところに至らせ、米軍基地の建設をおこなっているのです。沖縄で米軍基地をつくるということは、近い将来アメリカが戦争をしたときに、沖縄と南西諸島を拠点に自衛隊が戦争に加担するということを意味しています。私たちは戦争に反対しています。大成建設は利潤のために米軍基地を造るというこのことについて、是非考え直していただきたいと思いまして、毎月このように抗議の行動をおこなっています。本日も要請書をもってきていますので読み上げていただきます。


(1)要請書(Fさん)

要請文


1、沖縄のオスプレイ配備反対!オスプレイ配備は沖縄差別だ!


 10年前、オスプレイMV22の沖縄県配備には、沖縄県民挙げて反対し、配備撤回を求めて、

政府に「建白書」を提出し、訴えましたが、政府は沖縄の訴えに耳を貸さず、オスプレイは配備されてしまいました。その後オスプレイは事故が絶えず、名護市安部沿岸に墜落し、米兵が死亡するなどの大事故が起きましたが、沖縄県警は中に入れず、捜索もできない状態で、事故の詳細は知らされないままでした。オスプレイが配備されて10年経ちますが、県民の不安は絶えません。日本政府・防衛局の沖縄県民の訴えを聞こうとしないこの扱いは、沖縄差別です。許すことはできません。

 今回もオスプレイMV22の不具合が確認され、部品交換のため一部のオスプレイの飛行を停止したというが、どの機体なのか、普天間飛行場所属のものか、米軍は明らかにせず、「県民の不安は払しょくされません」と玉城知事も訴えています。知事が防衛局に問い合わせても、返答すらありません。これは沖縄差別ではありませんか。そのように危険なオスプレイを配備することは許されないでしょう。

 どの機体か明らかにできないのであれば、全機とも疑わしいのであるから、全機ともアメリカに持って帰るべきです。沖縄県はオスプレイを必要としていないのです。


 オスプレイが配備されてから10年がたちました。この10年を記念して、オスプレイ配備撤回を求める、沖縄県民集会が1月28日、県庁前広場でおこなわれました。500人結集したそうです。


 そして、沖縄県を二度と再び戦争に巻き込まないでください。沖縄県は誓っているのです。「ノーモア沖縄戦・命(ぬち)ど宝」と。だからオスプレイはいらないのです。アメリカに持って帰ってもらいたいのです。 

 大成建設は、このような戦争をやるために、辺野古新基地を建設しているのですか。大成建設は、基地建設をやめて今すぐ沖縄から撤退してください。

 

2、「アイアンフィスト23」の即時中止とMV22オスプレイの使用を即時中止せよ!

 「アイアンフィスト23」は、米第3海兵隊と自衛隊との共同実践演習です。しかも、不具合が発覚しているMV22オスプレイが使用されるというのです。冗談ではありません。 即刻中止を要請します。

 この訓練は米海兵隊と自衛隊の陸上総隊(水陸起動団、第一空挺団、第一ヘリ団)と西部方面隊。そして、海上では、米軍の強襲揚陸艦や自衛隊の「おおすみ」等の輸送艦の参加となっており、訓練内容も多岐に渡っていて、正に戦争そのものの実践軍事演習なのです。これは自衛隊が侵略戦争の前面に出る戦略の大転換なのです。「アイアンフィスト23」の実践訓練によって、自衛隊は大転換しようとしているのです。

 大成建設は、このような戦争をするための基地を造っているのです。沖縄戦を体験した人々は沖縄でまた再び戦争になるのではないかと恐れ、戦争に反対しているのです。

大成建設はそのような基地を造るのをやめてください。沖縄辺野古から撤退してください。

 

3、安保三文書反対!安保三文書は戦争への道だ!沖縄を戦場にするな!


 安保三文書は改悪され、敵基地攻撃能力の保有など、「戦後の安全保障政策を大きく転換するものだ」と三文書は自ら言っています。そして、「国家としての力の発揮は、国民の決意から始まる。本戦略を着実に実施するためには、国民が我が国の安全保障戦略に自発的かつ主体的に参画できる環境を整えることが不可欠だ。」と言っています。先の太平洋戦争の時のように、また再び国民総動員体制を敷き、協力体制を築き上げようとしているのです。

 さらに、国民の目を慣らすため、国民の意識を変えるために、与那国島の公道を戦車が走ったり、軍事演習を国民の生活の場の近くでやったりしています。これは沖縄の人々をみくびっているからこんなことをするのですか。中国が日本に侵略してくるかのように、国民を煽って、日米は戦争をしかけようとしているのじゃないですか。


 私たちは戦争に反対です。この福岡の街も先の太平洋戦争で福岡大空襲に会い、家は焼かれ、たくさんの人々が殺されました。あの経験をまたせよというのですか。あの戦時中や戦後の生活の苦しみも味わってきました。あの経験をまたせよというのですか。真っ平御免です。

 勝った勝ったと、国民に嘘をつきだまし続け、鬼畜米英と口汚く罵り、アジアの人々を差別し虐殺した。国民同士も差別構造の中に叩き込み、支配していった、あの恐ろしい戦争体制は、真っ平御免です。人を殺すことを称賛する、アジアの人々を試し切りしたり、人として許せないでしょう。これが戦争です。このような戦争を認めることはできません。戦争反対です。


 大成建設はこのような戦争に賛成ですか。戦争によって金儲けがしたいのですか。そのような心根を反省して埋め立てをやめてください。基地建設をやめてください。基地は人を殺すためにあるのです。あなた達はそのような基地を造っているのです。基地建設をやめて沖縄から撤退してください。



(2)個人の意見


●Y1さん:大成建設は、基地建設をやめて沖縄から撤退してください。米軍基地によってPFASという有害物質が垂れ流されている現実があります。PFASというのは、消火器や食品の梱包資材などに使われる、物質ですが、分解することが非常に長い歳月が必要な物質で、アメリカ本土ではPFASを禁止しています。その基準は0.04ng/ℓだそうです。日本のPFASの基準はその1000倍くらいの基準だそうです。この甘い基準でさえも大幅に越えた濃度のPFASが米軍基地の外に染み出して、住民たちの体内に摂取され、検査したところ非常にショックな大量の摂取が分かりました。

 このことは米軍基地のある全国の住民の検査の中でも出てきたことで、何故消火器などのPFASを米軍は垂れ流すのかというと、きちを日本に返還するときに、汚した土砂をそのままにして返してもいいという約束になっているからです。汚したままで返していいという日米の条約があるために米軍基地はPFASを大量に流しているのです。その近隣に住む住民は非常に健康被害を受けるので、ガンやいろいろな病気を引き起こされているのです。

 このように基地というものは存在するだけで汚染を広げ住民にとっての迷惑施設なのです。このことについて調査をしようということで、基地内に立ち入り検査を市町村が進めても、立ち入りを拒否しています。調べることもできないのです。それは米軍の機密だそうです。このような人を人とも思わないような地位協定によって、住民は健康を害されているのです。


●Y2さん:ご通行中の福岡市民の皆様、私たちはこのビルの中にある大成建設というゼネコン会社に対して沖縄辺野古における埋め立て工事を直ちにやめ沖縄から撤退するよう訴えています。

 このビルの中に大成建設というゼネコン会社があります。この会社は沖縄において、新たな米軍の新基地建設をおこなっています。この新基地建設は自衛隊も使用するということが、明らかになっています。この埋め立て工事基地建設を進めているのが大成建設です。

 工事をはじめて運用が開始されるのが、13年後ともいわれて、しかもこの基地建設の工事計画には実に重大な問題が明らかになっています。決して辺野古に於ける基地建設が、完成しません。軟弱地盤があるということも含めて、辺野古における基地建設を強行する大成建設に直ちに工事をやめるよう私たちは訴えています。そして、何よりも沖縄の人々がこの20年にわたってこの工事計画が明らかになって以降、基地建設をやめるよう体を張るような形で訴え、海では設計ランプが行き交う工事用道路で座り込みを続けながら、工事をやめるよう訴えています。この工事が辺野古側、大浦湾側といった形で、工事が進められていますが、しかし、この辺野古側における埋め立て工事においても既に、希少生物のジュゴンや、あるいはまた希少生物など、様々な生物を埋立てる工事をおこなっています。

 命を育む海を壊し、サンゴ礁やあるいはまたジュゴンといった希少生物を殺しながら、埋め立て工事を強行しているのが大成建設です。私たちは沖縄の人々が地を這うような形で、工事をやめるように、工事を止めて沖縄から撤退するよう訴えています。


 今この基地建設が戦争のための基地建設でしかない、戦争に使用するための基地建設として明らかになっています。どこにも基地はいりません。戦争のための基地なんてどこにもいりません。そうした沖縄の人々は、訴えています。

 そのためにすでに埋め立て土砂を搬入し沖縄から遺骨の混じった土砂をも使用し、埋立てを強行しようとしています。沖縄南部における、沖縄県における土砂から遺骨が混じった場所から土砂を搬入する計画が明らかになっています。沖縄の人々をはじめ、沖縄で死んでいったそうした人々の遺族も含めてこのような遺骨の混じった土砂を使用した埋め立て工事を私たちは、絶対に反対しています。

 基地があるがゆえに、戦争のための基地を造りながら、戦争のために使用していく。私たちは基地があるがゆえに引き起こされる、航空機の墜落や無人落下、米兵による強盗、あついはまた性暴力、強姦事件など、様々な形で引き起こされています。


 そして今、沖縄においては、実に強大な問題として、有機フッ素化合物による大量流出問題が明らかになっています。2020年ごろから明らかになった、フッ素化合物。これは米軍基地や米軍機の消火剤として使用されるものです。このフッ素化合物が実はガンを発生させる極めて危険な物質として危険視されているものです。ところがこの泡消火剤の事故が明らかになって以降も普天間や入間市或いはまた嘉手納においても、フッ素化合物の自治体における検査によって実に14倍あるいはまた、全国平均の14倍のフッ素化合物が流出してることも明らかになっています。

 今日の新聞でもこの人体に有害な物質である有機フッ素化合物の被害について、明確な基準が米国本土においては、極めて低い値であったことが明らかになったということが報じられています。この米軍による泡消火剤における流出事故は、米軍の2020年から明らかになってきた有機フッ素化合物の希少性が徐々に明らかになっています。周辺自治体の調査を開始し、2021年の6月にはうるま市にある米軍基地で、1600台、2400ℓもの流出事故が明らかになっています。

 昨年2022年の10月には、全国平均の14倍も危険なフッ素化合物の値が示される、そういうことが明らかになっています。基地があるが故に引き起こされるこのような命を危険にさらすようなこのような、流出事故を断じて許すことができないと思います。国内においてはこのフッ素化合物の値50ng/ℓと規制されていますが、専門家によると、日本においても10ng/ℓとそのような極めて低い値で、規制すべきだと専門家も明らかにしています。

 ところが沖縄のうるま市や或いは基地の周辺の市町村では、蓄積しているそのような事実が次から次へと明らかになっています。周辺自治体の、あるいはまた、詳しい専門家が米軍基地の立ち入りを求めても、米軍は米軍基地の立ち入りを拒否する。このような事態も明らかになっています。

 これは米軍基地だけじゃなく、自衛隊那覇基地においてもこのような流出事故が起きているということも明らかになっています。基地があるがゆえに杜撰な管理とそして、米軍の立ち入りすら認めないそのような日米地位協定の杜撰な問題が明らかになっているのです。私たちは基地があるがゆえにこのような事態を引き起こした米軍とそして、このことについてきちんと説明と管理を行わない、日本政府・防衛省に対して極めて深刻な問題として受け止める必要があるだろうと思います。住民の被害や或いはまた、日常生活における飲料水に関わる問題です。


 通行中の福岡市民のみなさん。私たちは毎月一回、沖縄の辺野古における新基地建設を進めている大成建設に対して、工事をやめるよう訴えています。チラシも配っております。大成建設は政府の進める基地建設、或いはまた、政府の国策に合わせて肥え太ってきたゼネコン会社です。私たちは大成建設が、今こそ沖縄・辺野古から撤退して、大浦湾における埋め立て工事をやめるよう訴えています。

 昨年、沖縄玉城知事は辺野古における埋め立て工事の変更申請について、「不承認」の埋め立て計画が実に杜撰で、環境にも配慮せず、工事自身が実に不適切な計画でしかないことを、理由にして設計変更申請を「不承認」にしました。この工事計画は大浦湾における軟弱地盤という海底80m、90mの改訂において、軟弱地盤があることが明らかになっています。80mにおける軟弱地盤の工事を手掛けたこともない、また作業船の調達もできない、そういう実績のある工事会社もない中で、そういったことも明らかになっています。

 たとえマヨネーズ上の軟弱地盤に、土砂を埋立てても、地盤沈下が続くだろう。ということも、明らかになっています。震度1や2の地震で、海底地盤も崩れていく、このように専門家が明らかにしています。


 沖縄南西諸島では度々地震が起こっています。日本各地で太平洋における地震の発生確率が明らかになっています。南西諸島においては、マグニチュード8クラスの地震が起こるということも想定されています。 例え工事を続けても完成の見込みは全くありません。計画では、12年や13年での完成の予定として計画が明らかにされましたが、それははっきり明確にはされていません。そこにつぎ込まれる予算も膨大な金額になるだろうと言われています。私たちはこのような基地計画を進めて、国策に沿いながら肥え太っていく大成建設に直ちに工事をやめるよう訴えています。

 通行中の市民の民さん、このビルの中に大成建設というゼネコン会社があります。大浦湾に生息する海洋生物のジュゴンやサンゴを海を肥やしていく?、そうした工事を続けているのが大成建設です。私たちは、沖縄から撤退するよう訴えております。


●Sさん:ご通行中のみなさま、私たちは毎月一回、大成建設九州支店の前に立って、抗議の情宣活動をやっております。その理由は、現在、沖縄県名護市辺野古の埋立建設を請け負っている大成建設に対し、中止を求めるためです。

 今、沖縄では有事に備えて、沖縄県と自衛隊そして在日米軍が一緒になった図上の避難訓練が行われていると、今日付けの朝日新聞が報じました。しかし、この避難計画は実行性が乏しいと言われております。果たして計画通りに、沖縄県民を全員避難することができるのか。実効性はないのじゃないかと多くの人が言われております。


 辺野古新基地建設は、沖縄のそして日本の安全保障の不可抗力といわれております。しかし、工事が進むにつれて、安全保障どころか戦争の危険性が高まっていることはわかりつつあります。

アメリカ政府は日本本土、沖縄、台湾、フィリピンを結ぶ第一列島線を形成して、中国を軍事的に封じ込める戦略を行っております。岸田政権はこれに全面的にのっかっております。つまり沖縄を中国を封じ込める基地として犠牲を強いるという戦略です。これによってアメリカの領土であるグアムやそしてアメリカ本土を防衛するというものです。アメリカの安全保障のために、沖縄の人々そして私たち日本本土に住むものが、台湾の人達が、フィリピンの人達が犠牲にされております。こんなことを許してはなりません。

 そして今行われているウクライナの戦争では、軍事基地が真っ先に攻撃されているということが報道されています。軍事基地ができれば安心というのは全く嘘です。基地ができれば基地が真っ先に攻撃されてるだけです。そこにミサイルが撃ち込まれ、爆弾が落とされます。大変な被害を受けます。私は沖縄に行って、基地のそばまで住宅が密集しているのを見ました。ミサイルが命中すれば周辺の住宅は全部破壊されるだろ。そこに住んでる多くの人は死傷するだろうと思いました。素人のわたしでもわかりました。これは辺野古でも同じです。辺野古の集落、そしていくつかの集落は辺野古基地による攻撃の巻き添えを食って破壊され、死ぬ可能性があります。軍事レフで平和は守られるというのは幻想です。嘘です。逆に軍事レフを高めれば高めるほど、幻想の危機が高まり緊張を強いられ、そして、莫大な費用を負担させられます。現に岸田政権は、防衛費の増額を訴えました。そのために大幅な増税が予定されています。

 みなさん、今物価高で大変な苦労をしていると思います。その物価高の上に増税となれば、もう生活ができないではありませんか。賃上げも期待できません。また様々な支給金の配布も、いまのところ計画がありません。私たちのぎりぎりの生活を支えるのに、税金の支えもなく、戦争をするための軍事費に使われます。しかもその額は天井知らずに、増額される可能性が大きいです。武器の価格はどんどん値上がっています。新しい兵器を造るためにも、莫大な予算が投じられます。超兵器ができれば、仮想敵国とする向こう側も核目的とする新しい兵器を造るでしょう。つまり、際限のない軍拡競争になります。このような無意味なことはやめるべきです。そのために、私たちは辺野古基地建設の中止を訴えます。


(3)ギターと歌(Gさん)

訴え:通行中の全てのみなさん。私たちはこのビルの中には、大成建設という、日本でも有数の大手ゼネコンが入っています。この会社は戦前から戦争によってぼろ儲けをして、このように大きくなった会社です。けれども今現在、沖縄・辺野古という戦争のための基地人殺しのための基地を建設してぼろ儲けしてるわけです。

 この辺野古の基地、軟弱地盤ぶずぶずの底なしの軟弱地盤が90mもある、と言われる中で、今世界においてこれをどうにかする基礎を固める技術というものが、70mしかない。こういった中で税金をどんどんどんどんただ食いして戦争のためにぼろ儲けをしてるという血塗られた企業が大成建設です。私たちは大成建設に今すぐ、戦争のための人殺しのための軍事基地づくりをやめろ。ジュゴンやウミガメが暮らす、とてもとても綺麗な海を埋立てえることをやめろ。

 そしてまたあの前の沖縄の戦争で10万人という人々が亡くなった遺骨や血肉の混じった土砂を使って辺野古の海を埋め立てることをやめよ。こういった要求を掲げて、戦争に反対をして、大成建設に抗議活動をおこなっています。


 つい先立って、3月11日、福島第一原発が爆発して12年が経ちました。そもそも原発は原爆を造るために、核武装論者の中曽根と読売の正力松太郎が編み出した手法です。あんな危なつかしいものを使って、お湯を沸かして発電をするなどとんでもない。今のウクライナの戦争では、原発が戦争の攻撃目標になる。正に核爆弾を自ら抱え込んでいる。こういったものに他なりません。沖縄の基地建設は実に密接に繋がっています。私たちの暮らしが今、どんどんどんどん、酷い方に行くわけです。

 これは大資本がこのビルに入っている大成建設のような大資本が税金をボトボト食い物にして人殺しのための戦争のための基地づくりをやるというような、大量生産大量消費の資本主義システムが、戦争というものを欲しているからです。世界的な大恐慌になれば食べ物すら、いくらお金を積んでも、食べ物すら手に入らない。こういった時代が来ます。前の戦争の時もそうでした。私たちはそのようなことを見据えて反対をしています。


歌:『フクシマとオキナワ』


フクシマとオキナワ 切り捨てられ 遠ざけられ

この世に 存在していないかの如く 扱われ

最も 現代の 世界の動きの 中心体

原発と 原爆  基地と戦争

繰り返される 殺戮の現実をえぐり出す人々

フクシマとオキナワ オキナワとフクシマ

フクシマとオキナワ 切り捨てられ遠ざけられ

この世に存在していないかの如く 扱われ

もっとも現代の 世界の動きの求心体

フクシマとオキナワ オキナワとフクシマ

フクシマとオキナワ 未来を背負って立っている

原発も戦争もない 世界に立って歌ってる

フクシマとオキナワ オキナワとフクシマ

フクシマとオキナワ 未来を背負って立っている

繰り返される殺戮の 現実をえぐり出す人々の

フクシマとオキナワ  オキナワとフクシマ

 

訴え:本当に今、国は戦争へと、どんどんどんどん戦争へと戦争へと向かって潜り込んでいます。世界で第3位の軍事大国になろうとしてるわけです。このようなことを黙って見過ごして、私たちが他国の人々を殺し、そういった暮らしを続けるわけにはいかないだろうと思います。

 いつもいつも、このビルに入っている大成建設のような人殺し企業が腹を壊し、人を殺して人を食い物にして、肥え太っている企業を、私たちの働きが、仕事が、暮らしが支えて、結果として多くの人々を殺し、食い物にして成り立っている暮らし、このようなことで、私たちが生き延びていく。それは未来を自らの手で潰してしまう。こういったことに他なりません。

 戦争をしようとするこの国の政府。絶対に許してはならないだろうと思います。

 みなさんこのビルに入っている大成建設が沖縄辺野古というジュゴンやウミガメが暮らすことができるとてもきれいな海を埋め立てて、戦争の人殺しの基地を造ろうとしているこのことに私たちは反対をしています。


(4)シュプレヒコール


大成建設は基地建設をやめろ

辺野古の基地建設をやめろ

人殺しの基地建設をやめろ

戦争反対

大成建設は沖縄から手を引け

沖縄を戦場にするな

戦争反対

大成建設は基地建設をやめろ

ジュゴンの海を壊すな

ウミガメの海を壊すな

戦争反対 戦争反対

辺野古新基地建設を阻止するぞ

闘うぞ、闘うぞ、闘うぞ


Stop! 沖縄新基地建設・福岡