27日正午のNHKラジオニュースは「入札は5月までに行なわれる」と伝え、27日午前中に沖縄防衛局で公告の掲示が行われたとも報じました。
新基地建設にかかわる入札の公告はすでにあれこれ行なわれていますが、ついに岩盤のボーリング調査が出てきました。
小野寺防衛相が盛んに工期の短縮を主張していますが、政府は非常に焦って新基地建設を進めようとしています。下記は記事の抄出。編集部
◆辺野古でボーリング調査 入札へ 3・27 NHK
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画に伴って、名護市辺野古沿岸部で海底の地質を調べるボーリング調査を行うため、沖縄防衛局が受注業者を決める入札の手続きを27日にも始めることが分かりました。
この調査は平成17年に抗議活動で中止された経緯があり、今後の工事の行方が注目されます。
業者は6月ごろまでに決定され、沖縄防衛局はことし中に海底のボーリング調査を始めたいとしています。
〔記事全文は下のURLで〕
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140327/k10013272781000.html
◆辺野古 海上ボーリング調査の入札手続き開始 3・27 RBC
普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり防衛省・沖縄防衛局は27日、海上で行うボーリング調査の業者を決める入札手続きを開始しました。
普天間基地の移設をめぐっては、仲井真知事が昨年末、辺野古沿岸部の埋め立てを承認したことを受け、沖縄防衛局はこれまでに工事に向けた調査や設計など10件の入札手続きを行っています。
防衛局はこの日、新たに海底の地質を調べるため海上で行うボーリング調査について業者を決める入札の手続きを開始しました。
国は2004年にも海上でのボーリング調査に着手しましたが、市民らによる激しい抗議行動によって中止に追い込まれています。
防衛局は5月にも業者を決定したうえで、調査に着手する方針です。
日米が合意した移設計画では埋め立て承認後、およそ1年かけて調査や設計を行い、工事を開始することになっています。
http://www.rbc.co.jp/rnews.php?itemid=50611
◆沖縄防衛局 辺野古海上ボーリング調査入札公告 3・27 QAB
沖縄防衛局は、普天間基地の名護市辺野古への移設に向けた海上ボーリング調査の入札を公告しました。27日公告されたのは、代替施設建設事業の地質調査・磁気探査の一部を行う業者を募る一般競争入札で、海上でのボーリング調査も含まれています。
5月中には業者が決まる見込みで、その後ボーリング調査などを行い、11月30日までに調査を終えるよう求めています。
海上でのボーリング調査は10年前にも実施され、反対する住民の抗議行動などにより中止に追い込まれた経緯があります。
http://www.qab.co.jp/news/2014032751544.html
◆辺野古 海上ボーリング調査の入札手続き開始 3・27 RBC
http://www.rbc.co.jp/rnews.php?itemid=50611
◆沖縄防衛局 辺野古海上ボーリング調査入札公告 3・27 QAB
http://www.qab.co.jp/news/2014032751544.html
希望の海を埋め立てないで! 12月は10日(火)17:30~大林組、17日(火)17:30~大成建設、24日(火)17:30~五洋建設抗議です。それぞれ社前30分、駅前30分の抗議となります。 大浦湾側を埋め立てる新たな受注契約が進められています。私たちは屈しません。
ブログ開設にあたって
【ブログ開設にあたって】 活動の趣旨
沖縄(本)島の名護市以北、山や森の多い自然豊かな一帯をヤンバル(山原)といいます。このヤンバルの東海岸に自然景観に恵まれた辺野古(へのこ)の海が広がっています。美しい辺野古の海は、沖縄県の環境保全指針で「自然環境の厳正な保護を図る区域」であるランク1とされていますが、それは沖縄島ではごくわずかになった自然海岸がみごとに残っているからです。
ところがこの美(ちゅら、うつくしい)海、稀少な天然記念物・ジュゴンが餌(えさ)場とする豊かな海が今、埋め立ての危機に直面しています。日米両政府が辺野古沖海域とそれに隣接する大浦湾に巨大な米軍基地を建設しようとしているからです。新基地は軍港施設を合わせ持つ、オスプレイや戦闘機用の飛行場です。
2013年末、仲井真(なかいま)沖縄県知事は県民の大多数の反対の声を押し切って、防衛省が申請した辺野古埋め立てを承認しました。しかし14年1月19日におこなわれた名護市長選で名護市民は「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」ことを公約として掲げた稲嶺進(いなみね・すすむ)前市長を再度当選させ、「辺野古新基地建設 NO!」の意思を鮮明に示しました。
主権在民原理に立つ民主主義の国であれば、政府はこの名護市民の意思を尊重し基地建設計画を取りやめるはずです。ところが、安倍政権は市長選のわずか2日後、埋め立てを進める手続きを開始したのです。埋め立てをおこなうには諸工事が自然環境に及ぼす影響を調査しなければなりませんが、防衛省はその調査を請け負う民間企業を募集する入札の公告を強行しました。この政府の姿勢は名護市民をはじめとする沖縄県民の「新基地建設 NO!」の意思を正面から踏みにじるものであり、県民から激しい怒りが湧き起こっています。
ところで防衛省が求める「調査」の結果が同省にとって都合のいいものになることは言うまでもありません。そこで私たちは調査を請け負う民間企業に防衛省に協力しないよう働きかけようと思います。このブログは防衛省の動きを監視し、調査を請け負う企業の特定に努めます。そして調査を請け負う企業が判明したら、それらの企業が防衛省による美しい辺野古の海の埋め立てに協力しないよう要請する活動を全国のみなさんに呼びかけようと思います。
辺野古新基地建設を阻止する方法はいろいろ考えられると思いますが、私たちのこの活動はそれらの動きの一環として大事な役割を果たすと思います。
このブログは事実を正確に伝えます。みなさんが情報を活用してくださることを心から期待します。 本ブログ編集部 2014年2月20日
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