〈【平安名純代・米国特約記者】米国防費削減の影響で、空軍型垂直離着陸型輸送機CV22オスプレイの嘉手納配備計画に遅れが生じていることが2日までに分かった。現時点では2015年7月から16年までに9機を配備する予定だが、さらに遅れる可能性もあるという。米議会筋が沖縄タイムスの取材に答えた。〉
さらに上のニュースについての同日付同紙の「解説」にはこうあります。
〈CV22のアジア太平洋地域への配備について、国防総省当局者は「決定はまだなされていない。地理的に分散し、運用面と政治的持続可能性を検討中だ」と述べ、配備先は「嘉手納か横田」と含みを残す。
一方で議会筋は、「英ミルデンホール基地への配備にも遅れが生じている」と英国配備が先との見解を示した上で、「CV22はMC130が配備されている嘉手納に集中配備するのが理にかなっている。横田配備は軍事的利便性が低い上、政治的に維持可能だとも思えない。沖縄の反発を憂慮したものではないか」と疑問を呈した。(平安名純代・米国特約記者)〉
陸自が海兵隊仕様のオスプレイを17機導入し、そのうえ遅れるとしても嘉手納か横田に空軍仕様のオスプレイが9機配備されるとなると、普天間所属のオスプレイ24機と合わせ、日本になんと〈50機!〉のオスプレイが勢ぞろいすることになります。
●11・3付琉球新報記事「米国からオスプレイ購入 イスラエルが中止」にこうあります。
【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米国から垂直離着陸輸送機オスプレイを初めて輸入する予定だったイスラエルが、購入を取りやめたことが分かった。同国の大手紙イスラエル・ハヨム10月30日付や米軍事サイトなどが報じた。これで2014年度からの5年間で17機のオスプレイを導入するとしている日本が米国以外では最初の輸入国となる見通しとなった。
エボラ熱治療薬の開発で先鞭をつけるなどという貢献は大いに好ましいことですが、こんな先駆けはなんとも恥ずかしいことです。
米国からオスプレイを17機も購入するというのは防衛省が独断で決めた方針に過ぎず、その一部の2機分が来年度予算に計上されただけの話です。国会で承認されたわけではありません。まして私たち国民の誰が認めたというのでしょうか。
〔参考記事〕
〔空軍オスプレイ・嘉手納〕
◆空軍オスプレイ、嘉手納配備遅れ 予算削減響く 11・3 沖縄タイムス
◆【解説】アジアに手が回らず 中東・アフリカ対応優先 11・3 沖縄タイムス
【オスプレイ 日本が最初の輸入国】
◆米国からオスプレイ購入 イスラエルが中止 11・3 琉球新報
〔オスプレイ・佐賀〕
◆◆〈社説〉佐賀空港軍事共用判断 2014・11・3 佐賀
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