●沖縄防衛局が24日、辺野古埋め立て本体工事の6件の入札公告を強行したことは同局のこらえられない焦りを示しています。着工についてタイムスは「本年度内にも」、新報は「15年6月ごろまで」、時事は「来春にも」と伝えていますが、これはあくまでも予定です。
この動きを批判して稲嶺名護市長はこうコメントしています。
〈「調査の一つ一ついわゆる既成事実を重ねてこれが前に進んでいるというような、そのことを表現として言っているんでしょうけどそれに進める前の段階が一切まだ整っていない中では、仮にやっても前に進むわけがないと理解している〉(10・24付QAB)
〈名護市との協議は進んでいないのに、工事は進展しているとアピールしようとしている。県民、国民に(工事の進展を)アピールしようということだと思うが全く埋め立て工事については進展していないんですと、まだ一歩も何も手がつけられるような状況にもないんです〉(10・24付RBC)
ズバリ、肺腑を衝く指摘です。
なお入札が公告された6件については、10・25付タイムスの記事に添付されている図版「入札を公告した6件の工事」と同日付新報添付の図版「沖縄防衛局の入札公告」が非常に参考になります。また入札情報は防衛省のHPにPDF化されて公開されています。
※ 沖縄防衛局 入札・契約情報
平成26年度 工事・業務 発注予定
入札公告等
工事/一般競争入札
※ 沖縄防衛局 入札・契約情報
平成26年度 工事・業務 発注予定
入札公告等
工事/一般競争入札
〔参考記事〕
◆辺野古工事6件の入札公告 沖縄防衛局 10・25 沖縄タイムス
・記事から
図版 入札を公告した6件の工事
名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は24日、埋め立て区域の外周に沿った護岸の新設など6件の工事を入札公告した。埋め立て本体工事に向けた手続きで、いずれも来年2~3月に契約を締結し、準備が整えば本年度内にも着工する見通し。6件の中には、ケーソンの仮置き場として使用する目的で、大浦湾に2カ所で計3800平方メートルの「海上ヤード」の整備も含まれている。
◆防衛局、辺野古本体工事の入札公告 6月着工目指す 10・25 琉球新報
・記事から
図版 沖縄防衛局の入札公告
沖縄防衛局は24日、米軍普天間飛行場の移設を予定する名護市辺野古沿岸部に護岸などを建設する工事の受注業者を募る入札を公告した。埋め立て予定区域の外周部の約3割に当たる護岸の整備など計6件で、移設計画に伴う埋め立て本体工事の入札手続きは初めて。2015年2月ごろに受注業者を選定する方針。15年6月ごろまでの着工を目指し、17年度末までに全ての工事を終了させる予定だ。
◆辺野古護岸工事を公告 沖縄防衛局 2月までに業者決定 10・25 東京
・記事から
防衛省沖縄防衛局は二十四日、米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古(へのこ)沿岸部に護岸などを新設する工事の受注業者を募る入札を公告した。来年一~二月に受注業者を決定し、その後に着工する。
◆本体工事の入札手続き追加 10・24 NHK沖縄 ・動画あり
◆辺野古埋め立て予定地の護岸工事で入札公告 10・24 RBC ・動画あり
◆埋め立て本体工事 業者の募集が開始 10・24 QAB ・動画あり
・記事から
沖縄防衛局は24日、名護市辺野古の基地建設に向けた埋め立て本体工事の入札公告を開始しました。本体工事の入札手続きは、これが初めてです。
◆埋め立て本体工事業者の入札公告開始 10・24 QAB ・動画あり
◆防衛局、辺野古護岸工事を公告 米軍普天間飛行場移設で 10・24 西日本
◆辺野古埋め立てへ入札公告=護岸整備など、来春着手へ-沖縄防衛局
10・24 時事
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