【砂浜再生でウミガメの産卵増加】
●10・27付読売/九州記事「砂浜再生でウミガメの産卵増加」は要注意です。
〈ウミガメの国内での産卵回数が近年、増加傾向にあるという調査結果を、環境省が発表した。2004~12年度に父島(東京都)や御前崎海岸(静岡県)、西表いりおもて島(沖縄県)など41か所の砂浜で、地元のボランティアが調べたデータを基に集計した。同省は「全国で砂浜の再生が進んだ1970年代以降に生まれたウミガメが、成熟年齢を迎えて戻って来ているのではないか」と推測している。〉
ちょっといい話に聞こえますが、末尾はこうです。
〈ウミガメの成熟年齢は30~40歳とされ、2~4年おきに産卵する。同省によると、各地の砂浜は1970年代以降、消波ブロックの内陸側への移動や、人為的な砂の導入などにより、再生が進んだ。〉
辺野古の埋め立てがジュゴンの餌場を壊滅させアカウミガメの産卵の場を奪うという指摘はつとに度々なされていますが、産卵の砂浜について防衛省・沖縄防衛局は読売の記事を援用して別の場所に「人為的な砂の導入」をおこなえばウミガメは戻るなどと言いだしかねません。ジュゴンの餌場についても餌になる海草(うみくさ)を移植すればいいと考えているのですから。
〔参考記事〕
◆砂浜再生でウミガメの産卵増加 10・27 読売/九州
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