【ただただ「アメリカ様」頼みの属国ぶり】
●10・29付朝日記事「対中戦略「米国巻き込まねば」 長島元防衛副大臣に聞く」は
野田政権下で日米の安全保障協議に関わってきた長島昭久元防衛副大臣へのインタビューです。この記事は一読に値します。ところで記事にこうあります。
――中国の軍事的台頭をどう見ていますか。
「2008年から中国の船による領海侵犯が頻繁に行われるようになった。この年にはリーマン・ショックがあり、欧米の金融資本主義が没落し、それを支えたのが中国経済。それで中国は自信をつけ、『核心的利益』を拡大し、誇張するようになった」
「核心的利益を守るためには軍事力行使も辞さない。それに我々は静かに対応しないといけない。防衛計画大綱を改定し、動的防衛力の態勢をつくる。同時に我々の戦略からいえば、早い段階から米国を巻き込まなければならない。それが最大の抑止力で、それにより中国も思いとどまる」
核心的利益を守るための中国の軍事力行使に対応するには「米国を巻き込む」ことが必要でそれが最大の抑止力というこの考えは現安倍政権も同じです。「アメリカ様、助けてください」とそればかり考えていると、「尖閣」有事が沖縄を戦場にすることであることは忘却されるか、思考から排除されます。ですから、安倍や菅が「抑止力を維持しつつ」とのべるとき、実はその瞬間、彼らの脳裏から〈沖縄〉は消し飛んでいるのです。
〔参考記事〕
◆対中戦略「米国巻き込まねば」 長島元防衛副大臣に聞く 10・29 朝日
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