〈自衛隊新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画をめぐり、佐賀県の古川康知事が受け入れの最終判断時期は来秋以降になると発言したことを受け、江渡聡徳防衛相は24日の記者会見で、「できるだけ速やかに理解を得たい。民間空港としての発展、機能を損なわないことを前提として検討を進める」と述べた。来年度からの配備計画に影響が出ないよう働きかけていく考えを示した。
古川知事は22日の定例会見で、佐賀市議会の議論が来秋までかかるとの見通しを示した上で「知事の判断はそれよりもさらに後」と明言した。
江渡氏は「知事が最終的な結論は来年度になると思うと発言しているのは承知しているが、来年秋とは承知していない」との認識を示した。
防衛省は2019年度からのオスプレイ配備を目指し、来年度予算の概算要求に関連費用109億円を盛り込んでいる。江渡氏は「今の段階では計画に影響のない形を取りたい」と述べ、期限は示さなかった。防衛省は本年度内をめどに同意を目指している。〉
陸自導入オスプレイの佐賀空港配備は佐賀県が誘致したものではなく、防衛省が勝手にまったく一方的に決めたのですから、配備を受け入れるかどうかを佐賀県側が自主的に判断するのは当然です。江渡の姿勢は彼が「地方自治」や「地方主権」をまるで理解していないことを見事に暴露しています。
〔参考記事〕
◆オスプレイ配備で防衛相「速やかに理解得たい」 10・24 佐賀
写真 「来年秋とは承知していない」と語る江渡防衛相=東京・市谷の防衛省
◆オスプレイ配備反対で福岡の市民団体が申し入れ 10・24 佐賀
写真 オスプレイ配備計画に反対するよう古川知事に申し入れた「福岡ピースネット」の代表理事ら=佐賀県庁
◆オスプレイ飛行回数などを自民県議団に説明 10・24 佐賀
・記事から
佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画で、防衛省佐賀県連絡調整事務所の担当者が24日、佐賀県議会の自民党県議団にオスプレイを含めたヘリ部隊の離着陸回数やルートを説明した。
◆オスプレイ 離着陸時の騒音確認 佐賀市議会特別委 10・25 佐賀
・記事から抄出
写真 駐屯地の概況について説明を受ける佐賀市議会特別委メンバーら=神埼郡吉野ヶ里町の目達原駐屯地
佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画を調査する佐賀市議会の特別委員会は24日、配備計画でヘリ約50機を同空港に移駐する陸上自衛隊目達原駐屯地(神埼郡吉野ケ里町)を視察し、へリの離着陸時の騒音を確認した。
特別委の江頭委員長は古川康知事が22日の定例会見で市議会の議論が1年かかる見通しを示したことに対し、「知事がいつ、どう判断するか注目していただけに、驚いている。特別委で賛否を出せるかは難しく、主導権を持っていない」と話した。
◆オスプレイ受け入れ可否、判断は「来年秋」 知事が見通し [佐賀県]
10・23 西日本
・記事から
古川康知事は22日の定例記者会見で、新型輸送機オスプレイの県営佐賀空港への配備計画について「漁業者がノリ漁期を終え、佐賀市議会も1年ぐらい特別委員会で議論する印象があり、来年秋までかけて、いろんな方々が判断されていくのでは」と述べ、受け入れの可否の最終判断は来年秋ごろとの認識を示した。
◆岩国基地を視察、自民県議団 オスプレイ調査できず [佐賀県] 10・21 西日本
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