●10・29付沖縄タイムス記事「環境影響低減と回答 辺野古変更で防衛局」にこうあります。
〈名護市辺野古の新基地建設に向けた設計概要の変更申請で、沖縄防衛局は28日、沖縄県から受けた質問に答えた。県が回答の概要を公表した。防衛局は、変更する4項目について、当初計画より環境への影響が低減されることや工事の効率性が向上することなどを説明している。県土木建築部は防衛局の回答に一部不明瞭な点があるとして、再質問する方針。〉
2県紙が明日にでも詳細な解説を掲載するかもしれませんが、県はなぜ「回答の概要」しか公表しないのでしょうか。全文の公開が当然と思うのですが。
埋め立てで河口部がふさがれる美謝川は当初、辺野古ダムから水路に切り替える計画でしたが、防衛局は新滑走路の地下に水路を埋設する計画に変更することを県に申請しました。実現すれば水路の大半を占める約1キロが暗渠となり、人工的に直角に水路を曲げることになります。それでいて「環境への影響が低減される」というのですから、まさに厚顔無恥も極まれりです。
タイムス記事にはさらにこうあります。
〈県環境部は、変更に伴う環境保全策について今週末にも意見をまとめる予定。土建部は環境部意見に関する防衛局の見解を確認し、11月中旬にも審査を終える見通しだ。仲井真弘多知事の判断が同月16日投開票の知事選後にずれ込んだ場合、仲井真氏の任期は12月10日までで、選挙結果によって次期県政に判断を委ねる可能性がある。〉
この点はまだどうなるかわかりません。知事が知事選の帰趨をどう読んで判断するかでしょう。
〔参考記事〕
◆環境影響低減と回答 辺野古変更で防衛局 10・29 沖縄タイムス
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