【2閣僚が辞任に追い込まれ、ガタガタの安倍政権】
●10・20付毎日記事「安倍首相:「法の支配」15回 10分スピーチで反復」から。
〈安倍晋三首相は19日、東京都内で開催された国際法曹協会東京大会であいさつし、「あまねく法の支配が確立されることを目指して、リーダーシップを発揮していきたい」と述べ、国際法など法秩序の重要性を強調した。
首相は約10分間のスピーチで「法の支配」という言葉を15回にわたって使用。沖縄県・尖閣諸島周辺などで領海侵犯を繰り返す中国へのけん制も念頭に置いたとみられる。〉
対外関係で「法の支配」を強調する安倍ですが、国内の足元は惨憺たる状況で、ついに小渕経産相と松島法相が辞任しました。
しかし松島元法相は辞任会見でうちわ問題について「法に触れることをしたとは思っていない。うちわの形をしているが、問題になる寄付行為とは思わない」と強調しました。
松島の開き直り発言については10・20付毎日記事「松島氏辞任:会見の一問一答 「法に触れたとは考えていない」」が参考になります。
それにしても、うちわをどこまでも討議資料と強弁する人物を法務大臣に任命しながら「法の支配」はないでしょう、安倍クン!
〔参考記事〕
◆安倍首相:「法の支配」15回 10分スピーチで反復 10・20 毎日
http://mainichi.jp/shimen/news/20141020ddm002010099000c.html
◆松島氏辞任:会見の一問一答 「法に触れたとは考えていない」 10・20 毎日
・記事から抄出
法相を辞職した松島みどり氏の記者会見が20日午後、法務省で開かれた。主な一問一答は次の通り。【デジタル報道センター】
◇「うちわ」配布が法に触れるとは考えていない
??うちわは「討議資料」、また「有価物ではない」とも主張していた。辞表を提出して、認識に変化は
まったく変わっていない。私自身、法に触れることをしたとは考えていないが、ともかく私の問題で国政を停滞させてはならないという思いで辞職した。
??確認だが、配ったのはうちわか。
国会でも申し上げた通り。1年間に成立した主な法律について、国民というか地元の方々、いろんな年代の男女の方に知っていただきたいと、反対側には私の名前も入っている。形の上でうちわといえばうちわ。ただ、財産上の有価物かといえば、うちわとは一般にイベントで配って捨てられる、そのたぐいのものと思うし、(配布が)問題になる寄付行為だとは思っていない。
??民主党から刑事告発されている。法に触れるのではという思いがあっての辞任では。
違います。告発そのものというより、私だけではないかもしれないが、こういう閣僚を抱えた中では国会の審議ができないとか、あるいは重要法案も審議しないとかそのような動きが出ている。それがまさに、国政に停滞をもたらすことであり、あってはならないと(思った)。やったことが法に触れるとは思っていない。
??うちわを発注した業者からの請求書や納品書には「うちわ」とある。
私も見た。納品書はその会社の人から見ると、それはうちわの範ちゅうにある。私の領収証には討議資料を印刷したもの。食い違っていることはおかしいことではない。
??うちわは法律違反ではないと都合良く法律を解釈している、と、大臣の資質を問う意見があった。
それは当たらないと思う。現在は大臣ではないので、政治家松島みどりとして申し上げると、法に触れることはしていないと言い切れる。
0 件のコメント:
コメントを投稿