●10・19付沖縄タイムス記事「米、シュワブ家族住宅建設計画の公表要請」はすこぶる重要です。
〈【平安名純代・米国特約記者】米海兵隊が名護市のキャンプ・シュワブ内に予定している米軍家族住宅(MFH)建設計画について、米政府が日本側に計画を公表するよう求めていたことが16日までに分かった。米政府当局者が本紙の取材に答えた。
同当局者によると、東京都内で6月20日に開かれた日米外交・防衛当局による日米合同委員会で、米側は同計画の費用分担などを米議会に示す必要性などを説明。早期に計画を公表し、協定締結の実施などを求めたという。
米議会筋によると、米国防総省は2012年に上院軍事委員会に基本配置計画の草案を提出。30棟ほどの家族住宅のほか、屋内運動施設や運動場、レストランなどの支援施設も配置を明記し、「自然環境の保全とともに、生活の質の向上と利便性を追求」などと説明。環境影響評価(アセスメント)の有無に関する記述はないという。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を定めた現行計画には、米軍家族住宅の建設案は含まれていない。〉
政府・防衛省は辺野古新基地建設計画に軍港の併設が含まれていることをいまだに認めていませんが、米軍家族住宅などの新設も隠してきました。米政府はその隠蔽について日本政府に対する不信を募らせています。
辺野古に新基地が建設されれば家族住宅が必要になることは容易に想像できますが、新基地は普天間飛行場より規模が小さいことを強調し宣伝してきた防衛省は県民の反発が強まることを恐れて家族住宅などの新設を認めたくないのです。
辺野古新基地計画の全貌はいまだに明らかになっていません。
〔参考記事〕
◆米、シュワブ家族住宅建設計画の公表要請 10・19 沖縄タイムス
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